2001年 植物日誌

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2001.10.29(月)

少しずつフェイジョアの実の緑色が濃くなってきたような気がする。しかし、大きさはまだ目標のタマゴ大には届かず、このまま収穫になったらミニチュアフェイジョアになってしまいそうで、ちょっと不安になってしまう。肥料が少なかったかなぁ。もっと大きくな〜れ。
きのうは大雨が降って、きょうはいいお天気。雨上がりの日はモグラの穴が開いていることが多いのだけれど、きょうはまったく気配がなかった。先日埋めたニンニクが効いたかな。今までの経験だと、音もたしかに嫌がるようだけど、続くとけっこう慣れるのかそのうち効果がなくなるようで、ニオイで攻めたほうが良い気がする。ただし、ニオイも期間限定で薄れてしまうので、定期的にやらなければだめみたい。諦めたら負けだ。
畑の野菜もだいぶ大きくなって、食卓にのぼるようになってきた。きょうはD畝の一角に植えたインゲンを初収穫。この畝は前作同じマメ科の枝豆だったけれど、今のところ影響も出ず元気に育っている。今までは潔癖にやってたけど、ちょっとくらいなら大丈夫なのかなーと思った。

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2001.10.27(土)

またまたA畝にモグラの穴があった。もーー『モグラタタキ』はだめなのかしら。
このまませっかく芽の出かかっているニンニクが掘り返されてはいけないので、きのうカルフールで1球10円で売っていたニンニクをすりおろして穴に埋め込んでみた。ニンニクの匂いが効くことは今までの経験で実証済み。やはり振動では慣れるということかなぁ。
ニンニクでは土に分解してしまうと効果がなくなってしまうので、今度『正露丸』買ってきて埋めてみようかなぁと思った。モグラって冬眠すると思ったけど、今年は暖かいからまだなのかしら?
夕方、低い生け垣にしているローズマリーを夫が少し剪定。家の中のポプリを取り替えた。古いポプリは畑の敷き草に。

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2001.10.25(木)

ようやくニンニクの芽が少しずつ出てきた。しかし、そのA畝にモグラの穴が! 畑の入り口に植えておいた『モグラタタキ』はもう効果がないのか…と、説明書を見直してみたら『連続的に一定の場所では慣れてしまうので、2、3ヶ月毎に設置場所を変えて…』と書いてあった。でも、まだひと月もたってないのになぁ。うちのモグラはたくましいのか?? とりあえず、A畝とC畝の間の通路にモグラタタキを移してみた。
ビニールトンネルをかけたピーマンはあまり繁りすぎても蒸れてしまうといけないと思い、午前中ビニールを開けて、少しだけ整枝をした。ポカポカ暖かいせいかとても順調で、次々にツボミができている。まだまだ収穫できそう。栽培書を見たら『最低気温が16℃以下になると低温障害を起こす』と書いてあったけれど、このまま何月まで収穫できるのか楽しみ。
ジフィーポットのガザニアはまだ菊特有の本葉は出てこないけれど、だいぶ子葉がしっかりしてきて窮屈そうだったので、1つのポットに1株に間引く。ふとポットを持ち上げたら、こんなに小さいのにもう根がポットの先にはみ出していた。

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2001.10.23(火)

F畝の人参を全部抜いて収穫して、米糠を混ぜ込んでおいた。ここは次作は玉ねぎの予定。
人参はやはり肥料をしっかり入れないと根が太らないみたい。このF畝は肥料は入れたのに、少なかったようで、あまり収穫できなかった。昨年無肥料で育てたニンニクも球の内部が縮んでしまうものもけっこうあって、徳野雅仁さんの無肥料の不耕起はちょっと私には向かないと思った。
これからはときどき耕転、しっかり肥料でやっていこう!

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2001.10.22(月)

午前中まだ雨の降り出す前に、2階ベランダのプランターにこぼれ種で芽の出ていたリーフレタスを1つのプランターにまとめて植えて、空いたプランターに自家製生ゴミ肥料を入れて、余っていたポリポットのイチゴを3株植え付けた。
空いているプランターはあと2つあって、これは11月に玉ねぎを植えようと思っているので、その肥料として米糠と鶏糞を入れておいた。 米糠は生素材なので、これから1ヶ月はなにも植えられない。
玄関脇の月桂樹の株元に植わっていたクリスマスローズを、先日土の入れ替えをした東庭の一角に植え替えた。月桂樹の下では、あまりにも目立たなさすぎてかわいそうだし、純白の花は咲くとけっこうかわいいし。ここはやっぱり花壇っぽくしようかなぁと思案中。

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2001.10.20(土)

どうしようか迷っていたブルーベリーの植え付けを夕方から始めた。穴は掘ってあったので、近くにあるフェイジョアやミナミさんの根が乾いてはいけないという思いから。
今回の土はカナダ産ピートモスだけでなく、少しだけ黒ぼく土も混ぜて、すぐそばにある垣根のローズマリーの根の部分にピートモスがかからないように気使った。肥料は自家製生ゴミ肥料を底や苗のまわりに振りかけて、鉢の中では一番格好のいい(まっすぐ伸びている)ティフブルーを植えた。
くらべてみると、やはり最初から地植えしてある株のほうが大きく成長している。やはり地球の内部に繋がっている地面の威力かな。この調子でこの株もこれからうんと成長してほしい。
夕方から始めたので、終わるころにはまっ暗になっていた。まだ土の隙間があるので、明日もうちょっと土を足す予定。あとは1ヶ月後くらいに地植えのティフブルーの植え替えと、ホームベルの植えつけをしよう。
このところ寒かったので、あまり畑に出ていなかったら、野菜たちが元気に育っていて、間引かないといけない様子。人参とホウレンソウは間引いて、ホウレンソウは夕食の食卓にのぼった。春菊も間引きたかったけれど、きょうは食べるものがたくさんあるので、次の機会に。コカブも大きいものはもう十分収穫できる大きさになっていた。
ニンニクは1株だけ芽が出ているのがあるけど、あとはまだ姿を現わさない。ちょっと遅いなぁ。
ガザニアは14個あるジフィーセブンのうちの11個に芽が出ている。品種は違うけど、この前タキイでガザニアの本葉2枚くらいの苗が400円で売っていて、ちょっと高いなぁと思った。やはりタネからのほうがお買得。

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2001.10.19(金)

きのう買った『マンダリンライム』の苗はポリポットの中が根でいっぱいだったので、少し大きめの鉢に植え替えた。観葉植物兼で昼間は外、夜は家の中で過ごす。
そろそろ外は寒くなってきたので、まだ小さいフェイジョアのクーリッジの鉢植えも夜間は家の中に入れることにした。
I畝のトマト(モモタロウ)の残っていた実が全部赤くなって、収穫した。モモタロウはまだJ畝に1株2果残っている。カゴメのトマトはまだまだいっぱい。
I畝の茎や支柱を全部片付けて、もうブルーベリー1株は植え付けられる状態になった。明日か明後日に植えようかな。それとも11月の植え替えのときにしようかな。
というのも今現在地植えしている1株が中途半端な位置になってしまっているので、これは11月に植え替える予定で、ミナミさんと高田さんの間に3株(ティフブルー2株、その間にホームベル1株)にするのだ。
抜いたトマトの茎葉は短く切って、ピーマンの敷き草にした。きのう設置した簡易ビニールトンネルを開けてみたら、やっぱり中は暖かだった。ピーマン2株の間に10号鉢のタカノツメも入れてみた。格好はよくないけど、ミニ温室って感じ。
午後ホームセンターにワックスを買いに行ったついでに鶏糞を1袋(15Kg入りで197円+税とお買得だった)買ってきて、夕方、底を抜いた発泡スチロール箱を3段重ねた容器で堆肥づくり。
畑の隅に積んであった雑草の枯れ草を敷き、木酢液を100倍に薄めた打ち水をして、米糠と鶏糞を振りかけたあと土をかぶせるというのを繰り返す。月に1度切り返して、4〜6ヶ月くらいで完成かな。
もちろん生ゴミ肥料も今現在進行形で、これからも続けるけれど、2人ぶんの生ゴミではうちのたくさんの植物たちのごはんの量が間に合わなくなってきた。大きくなるにつれて、いっぱい食べるようになってくるし。

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2001.10.18(木)

きのうから雨が降って寒い。トマトはもう今なっているので終わりで良いのだけれど、今年豊作のピーマンはまだまだ採れそうなのに、このまま寒くなって木が枯れてしまうのはあまりにもったいない。
「そういえば、前にトマトの雨除けに買った支柱セットがあった」ことを思い出し、そのセットの一部を組み合わせてピーマンのまわりに立て、その上から物置きに眠っていたビニール2枚(高さがあるので、1枚では足りない)を組み合わせて掛け、ビニールのつなぎ目は洗濯バサミで留め、下はレンガやブルーベリーの鉢やバケツで押さえてみた。これで少しは中が暖かいかしら。
ピーマンの場所に植え付けようと思っていたフェイジョア(セロウイアナ)は、来春に延期決定。
先日タネまきしたガザニアの芽がぽつぽつと出始めた。夜間は家の中に入れておいたせいか、予想よりも早かった。
きょうは神保町まで出かける用事があって、タキイの東京売店にも寄って人参とコカブのタネを買う。
ふらふらと店内を見ていたら、レモンの苗を発見した。1苗1000円とけっこう買いやすい値段で、またまた衝動買いしてしまった。どうも植物と画材は押さえがきかない。
3種類あって、完熟すると生食もできるという『マンダリンライム』という品種を選んだ。通販カタログでは「鉢植えに向くレモンの仲間」というコンテンツの中で1200円になっていた。これはやっぱり鉢植えで育てようかな。明日、少し大きめの鉢に植え替えよう。

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2001.10.16(火)

午後、E畝にイチゴを植え付けた。30cm間隔に3条4列で12株。この畝はだいぶ前に耕して肥料を入れたような気もするが、いちおう自家製生ゴミ肥料を株間に埋め込んでおいた。植えつけ後は家の中でポプリにしていたローズマリーの剪定枝やキュウリの枯れた茎葉などを敷き草にして、ジョウロで水やりしておいた。
イチゴは残り4株あまったけど、まだポリポットのまま。やっぱり東庭の端に植えようかなぁ。でも東庭はカラス対策がやりづらそうで、心配。

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2001.10.14(日)

東庭の土の入れ替え作業がいちおう一段落した。仕上げに、物置きに余っていたバーミキュライトなどを混ぜてみたりして、これでここも野菜を育てようと思ったら、育てられる。でも玄関脇だから多少の体裁もあるし、西庭の畑のように何でもって訳にはいかないが…。
午後きのうタキイから届いたガザニアのタネをまく。今回は容器はずいぶん前に買ってやはり余っていたジフィーセブンにすることに。たっぷり吸水させて、14個にタネまき。ガザニアは東庭のフェイジョアの近くの日当たりのいい場所で育てるといいかもしれない。
ピーマンもまだ実をつけ続けていて、タカノツメとともに自家製生ゴミ肥料を追肥した。ここ数日は暖かい陽気だけれど、このまま寒くなって枯れてしまうのはもったいないから、ビニールでもかけて保温させようかなぁ。
そういえば、収穫し終わった黒ごまは1瓶でき、すっかり食べはじめている。とってもおいしくて、『よけいな味がしない』って感じ。

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2001.10.13(土)

東庭のエクステリアも大詰め。エクステリアって言っても、ほとんど土の入れ替えなんだけどね。
トマトのモモタロウはきょうも1果収穫して、あと6果になった。カゴメちゃんのほうはまだまだ。トマトがこんなに長持ちするのは初めてだ。生ゴミ堆肥の中にタネが入っていたカゴメちゃんの芽が畑でいくつか芽を出しているが、今の時期ではしょうがないので、みんな抜いている。
A畝のニンニクがまだ芽が出なくて、心配してちょっと土を掘り返したら、芽の出る気配はまだないものの、株によっては根が出ていたので、埋め戻しておいた。いっつもニンニクは芽の出初めが心配するような気がするなぁ。
タキイに注文していたクローバーのタネと、ガザニア(勲章菊)のタネが夕方届いた。ガザニアは日当たりのいい場所で育てれば、長い期間花が咲くし、背も低い宿根草だから注文した。この1袋で育てられる株数は10株だって。花のタネをまくなんて、すごい久しぶりだ。明日タネまきしよう。

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2001.10.9(火)

義父宅のすぐ裏のお百姓さんの畑の前を通ったら、ペットボトルの風車が何個も設置してあった。あーきっとうちの畑に現れるモグラがこちらにも行き来してるんだろうなぁ。『モグラタタキ』が失敗したら、この風車も作ってみようかな。
今までのモグラ対策で一番効いたのは、ニンニクを収穫したあとの、汁したたる茎を穴にさしこんだもの。でも、これは茎の汁気が乾いたら威力をなくしてしまった。ニンニクの球を刻んで埋めれば同様の効果なんだろうけれど、なんかもったいなくてできなかった。そういえば、まだ植え付けたニンニクの芽は出ていない。
フェイジョアの実が少し大きくなっていた。
4果あるうちの1果が目立って大きくて、それは親指よりも太くなっていた。フェイジョアは一時に熟すというから、収穫しても実の大きさには差が出てしまいそう。それにしても、まだタマゴ大(収穫時の実の大きさの目安)には届かない。これから急スピードでふくらんでいくのか?

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2001.10.7(日)

やっと玉ねぎの芽が出始めた。タネまきから発芽まで、ちょうど1週間。
ブルーベリーもきょう最後の実を収穫した。で、その実も入れて夕方ジャムを作る。
ラビットアイ系のティフブルーとホームベルを合わせてだいたい1Kgくらいの収穫量だったと思う。
今年もたくさん収穫できたけれど、今後はもっといっぱい、1年もつくらい収穫できるように可愛がりたい。

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2001.10.6(土)

午後、夫がローズマリーの剪定。剪定枝はB畝のキャベツの敷き草や、高田さん&フェイジョア&温州みかんの株元に敷いた。
高田さんは庭の端で土が流れがちなので、金曜日生け垣を少し剪定した枝葉を敷いてあった上に東庭のエクステリアで出た黒土をかぶせ、その上にローズマリーの剪定枝を敷くという作業。こうやっていけば、少しずついい土に変わってくるかなぁという自己判断。
そして東庭のエクステリアの続きも。ローズマリーが植わっている端の石の脇の土を20〜30cm掘り返し、代わりに肥料袋鉢のトマトの実をきょう収穫し終わった土を入れた。この石の端はずうっとこうやって土を入れ替えて、地面版プランターのようにして、なんでも育ついい土に変えたいと思っている。苗があまるようだったら、イチゴとか植えるといいかなぁと思っている。
『モグラタタキ』の効果が出ているのか?その後畑にモグラの気配はまったくない。このまま、いなくなってほしい。

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2001.10.4(木)

昨夜、佐川急便で『モグラタタキ』が届いた。単一電池が3本入っていて(説明書には電池はシールドしてありますって書いてあったのに、シールドなんて全然してなかったぞ)、杭のように土中に埋めると、超音波を発して、げっし類動物を怖がらせるというもの。添付の説明書を読むと、周波数は400Hzで、効果範囲は700平方メートルだそうです。
で、今朝さっそく庭に設置。700平方メートルの範囲で効くといっても、うちの敷地はそんなにないし、出るのは西庭の畑と南庭の一部、果樹の下なので、だいたいその真ん中あたり、畑の入り口、一番東側に穴を掘って埋めた。
電池はどのくらい効くのかが説明書に書いておらず、取り替え時の判断がむずかしい。
冬の間はモグラも冬眠するだろうから、シールドもしてなかったし、春先に電池を取り替えようと思っている。
これで本当に効果があるんだろうなぁ。そのうちモグラも慣れてきて、また縦横無尽に穴が掘られるということはないんだろうなぁ。4500円もしたんだから。
その後、午前中はスーパーのビニール袋を手に三代王神社に落ち葉を拾いに行く。今は落葉前で、層の下のほうの落ち葉はもうだいぶ腐植がすすんで、いい感じ。帰って、穴のあいている一斗缶に落ち葉と黒土と米糠&コーヒーカスを積み込んで、腐葉土もどき肥料を作った。月一回くらい切り返しをすれば3〜4ヶ月で完成する。
東庭のエクステリアで黒土はたくさん出たので、また落ち葉をもらってきて、あといくつか作ろうと思う。
肥料袋鉢のトマトの最後の実が赤くなりかけている。これを収穫したら、この土は東庭に入れよう。トマトはまだI畝とJ畝に青い実をつけた株が残っている。収穫できるのは嬉しいけれど、早く全部赤くなってほしい。

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2001.10.2(火)

昼前からエクステリア作業の続きをやる。
砂土はだいぶかき出し、土のように解けかかっている枯れ草やI畝の土や落ち葉などと入れ替えた。掘っていると月桂樹の根が長く伸びていて、よくまぁ、こんな土でちゃんと育っているなぁと感心した。
玄関まわりには少しドクダミが自生していたが、ドクダミは嫌いではないので、月桂樹の前に固めて植え替えた。
落とし穴はだいぶ浅くなったが、まだもうちょっと土が足りない状態。これで何でも育つようになったかな。石の脇に手間のかからない宿根草の花でも植えようかなと思っている。背の高くなるランみたいな花はあまり好きではないので、低くて可愛らしい花がいいな。候補の1つに考えているのはスズラン。ここは午後には家の陰になってしまうので、半日陰でも育つもののほうが安心かな、と。クローバーも来年早春に一部タネをまき直そうかと思っているところ。クローバーは踏み付けに弱そうなので、踏み石を増やそうと思う。
モグラはあいかわらず畑の地下を荒し回っている様子なので、先日タキイに注文したモグラ退治が届くのを待っているのだけれど、まだ来ない。もうそろそろニンニクを植えないといけなくて待ってたけど、あんまり遅くなるといけないので、午後植え付けることにした。A畝に4列、株間12cmで1列17個、全部で68株。条間に自家製生ゴミ堆肥を入れながら植え付けた。また、温州みかんの株元に3株、ミナミさんの株元に4株こちらは木に与える肥料があるので、ニンニクには無肥料で。
C畝はモグラのうごめいた跡が毎日のように見れる。コカブを少し間引きしたので、明朝の汁の身に入れよう。G畝の春菊もだいぶ生え揃って本葉が出てきていたので、間引きした。ともかく、モグラをなんとかしなければ!。


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