2000年 植物日誌


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7月27日 20日にタネをまいた芽キャベツは3〜4つは芽が出ているものの、あとのは出て
      こない。ついこの前まで強風が吹いてて、ポリポットも風で倒されたりしてたから
      タネもこぼれちゃったかなーと、新たにタネをまくことにした。少しでも芽は出た
      んだから、発芽率がなくなってるわけじゃないと思うんだ。          
      そして、いっしょにキャベツとブロッコリーのタネもまいた。キャベツは昨年は葉
      がちりめん状になるサボイキャベツをまいてみたが、ちりめんキャベツじゃないほ
      うが調子がよかったので、今のところふつうのキャベツのみ。今、スイートコーン
      が植わっているウネに植えつけ予定。                    
      きょうは今年初、我が家のスイートコーンを蒸して食べた。甘さが違うって感じ。
      3本とって、とった株の茎は地際からハサミで切った。            
      トマトの木はその後なんとか大丈夫でホッ。四葉キュウリは苦味のない実もとれた
      り、また苦味のあるのでも気のせいか少し薄らいできた感じがする。今後に期待。
      そういえば最近、実サンショウの木が元気がない。葉っぱがほとんど黄色くなって
      落ちているところもある。オスのサンショウのほうは青々とといったほどではない
      にしろ、まだ葉も緑色なのに。このメスのサンショウは最初はローズマリーの近く
      に植えていたら、調子が悪くて、オスサンショウの近くに移植した受難の木。  
      死なれたら嫌だわー。                           

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7月25日 毎朝、食事のしたくを全部済ませてから2階に上がり、窓から畑を確認するのが日
      課になっている。今朝も強風が吹き荒れる畑を見ようと窓をのぞいたら、あ、トマ
      トの木が1本ないっ!。3本あったうちの2本しか姿が見えなくて、もしやこの風
      で倒れちゃったのーーとかなりのショックに襲われた。トマトはこのところ毎日の
      ように採れてて好調で、でもキュウリのようにいっぱいあってもちっとも飽きない
      貴重な野菜。昨年までは茎の下のほうも土に埋める”寝かせ植え”をしたからよか
      ったのかなー、今年は試しに寝かせ植えしなかったから倒れちゃったのかなーとい
      ろんなことを考えながら、あわてて紫外線対策の化粧を施し、畑に行った。   
      あーーーやっぱりトマトが支柱ごと北側にどーんと倒れているではないのっ!。 
      でも、よーく見たらトマトの茎は折れておらず、茎をくくりつけていた支柱の下の
      ほうがポキッと見事に折れているのであった。とにかくどうにかしなくっちゃと、
      茎を折れた支柱から外し、使っていなかった支柱を代わりに埋め込み、そぉーっと
      トマトを起こして体制を整えた。トマトを起こすとき、ちょっとボキッと茎に一部
      ヒビが入って焦ったが、布ガムテープで押さえてとりあえず元に戻した。    
      トマトは今年は昨年よりは不調なのだけれど、でも2人で食べるのには十分な量が
      採れてるし、おいしいし、今の時期で枯れられては困る。倒れた株にもまだまだ上
      のほうに大きな実がついてるんだもん。よくよく考えてみたら、そーか、タテに支
      柱立てるだけじゃなくて、横にも支柱渡してたらよかったんだなーと栽培3年目に
      して気付いた。ばか。                           
      スイートコーンも全部ではないが何本か風で倒され、でもお互い寄りかかってなん
      とか地面にはついていない。まぁ、もうすぐ収穫だからいいか。スイートコーンは
      今年は移植栽培だったから根が地植えのよりも弱いのかなーと思った。     
      それにしても、ここは風害がすごい。そのせいかまわりの農家はニンジンとかネギ
      とか背の低い作物しか作っていないもの。でも私も含め、近所の家庭菜園愛好者は
      風にもめげず、背の高い野菜も作り続けているのであった。          
      昼まえからやっと雨降り。約半月ぶりのお湿りは畑にうれしい。        

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7月22日 きのう夕食に四葉キュウリを食べたら、やたら苦かった。あー去年もこんな感じに
      なったなぁと思い出し何故かと考えた。一昨年までは苦くならなかったんだもん。
      去年はその後調子が悪くなって、株がだめになってしまって、病気かなんかになっ
      たからかなーと思っていたんだけど、今年はまだ葉っぱも青々と健康で、病気の可
      能性は低い。で、自分なりに考えた結果は肥料切れなんじゃないかなーと。キュウ
      リは肥料切れはよくないと栽培本にもあって、でも根のあるところに肥料を与える
      と、いっぺんでウドンコ病などの病気になってしまう。一昨年がそうだった。  
      でも徳野雅仁さんの本には元肥だけで育つと書いてあったし、追肥を与えなくても
      大丈夫なのかなーと。でも結果、追肥をあげないでいたから、有機の甘さが足りな
      くなって苦くなってしまったんではないかと思ったわけ。これが正しいかどうかは
      わからないけど…。でも不思議なことに株は元気にまだまだ雌花をつけ続けている
      様子。たしかに追肥なしでも育つことは育つってことか。           
      私の目指す”自然農”は誰かがやってたことをそのまんまっていうよりは、それを
      自分なりにアレンジしていくっていう考えでやっているから、追肥をあげたほうが
      いいと思ったときは与えよう。で、きょう午前中、キュウリのウネのところに軽く
      自家製生ゴミ堆肥をばらまき、タキイ有機液肥の500倍をジョウロで2杯あげた
      。これですぐに苦味がとれるかどうかわからないけど、液肥は1週間毎に与えてい
      こうと思っている。少なくとも2〜3日はキュウリ苦いんだろうなぁ。でも苦くな
      いのもあって、それはかじってっみなけりゃわからないっていうのが難点。   
      今朝はその他にショウガ&実梅のところに草木灰を、ピーマンのウネ&10号鉢の
      タカノツメのところに自家製生ゴミ堆肥を追肥した。草木灰は一昨日、近くに住む
      実兄に頼んで買ってきてもらったやつ。袋をぼーと眺めていたら”宮内庁御用達”
      って書いてあった。へーこんなのにも宮内庁御用達があるんだーって感じ。まぁ天
      ちゃんご一家に食べさせるものは健康に育てた野菜なんだろうなー。自由との引き
      替えって感じで、ちょっとかわいそうだけど。                

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7月20日 きのう在来種のタネを扱う”芽ぶき屋”さんから夏秋まき用の案内チラシが送られ
      てきた。ぜんぜん忘れてたけど「あーもうキャベツ類のタネまきシーズンだっ」っ
      て思い出し、とりあえずきのうの夕方に芽キャベツのタネを一番小さいポリポット
      にまいた。まだまだ夏野菜がたくさん採れている状況下ではついつい忘れがち。あ
      ぶない、あぶない。キャベツ&ブロッコリーはもうちょっと下旬ころにタネまきし
      ようと思う。今年まくタネは昨年以前にタキイから購入したのがまだまだ残ってい
      る。それが無くなったら芽ぶき屋さんから買おうかなーと思っているんだけど。タ
      キイとかで売ってるタネは化学肥料や農薬を使用するという条件を考えて開発して
      いるので、在来種のがいい面も多々あるのではないか?と想像しているところ。 
      まー自分で作ってみないとわかんないけどね。                
      だいぶ前に見過ごして食べるには大きくなってた四葉キュウリを、そのままにして
      おいた。そのままにしておいたら、ますます巨大化して、もうそろそろ中のタネも
      大きくなっているだろうと思い、きょうやっとツルから切り離して収穫?した。太
      さ4.2センチ、長さ35センチまでに成長!。中がどんなふうになっているのか
      興味があって、切ってみた。ふーん、ちょっとタネが大きめになってるかなってい
      う感じ。試しに端をかじってみたら、スイカの白いところのような瓜っぽい味にな
      っていた。大きくした理由は、この状態で土にそのまま返しておくと翌年に自然発
      芽するというのを徳野雅仁さんの本に書いてあったので、やってみようと思ったわ
      け。この四葉キュウリもタキイから買ったF1品種なのだけど、ダメだったら来春
      にでも芽ぶき屋さんに注文しようと思う。                  

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7月17日 きょうはもう梅雨明けだって。きのう玄関脇の浄化層の近くがあまりに雑草だらけ
      で、浄化層屋さんが来たときに迷惑だと思って、抜いたり根元から切ったりしてい
      た。その草はショウガのところにマルチに。いっしょに、またローズマリーの剪定
      もして一緒に敷いた。その草むらでナナホシテントウがいっぱいいたので、なんか
      嬉しくなった。あちらは慌てて逃げてたけど。でも、飛ぼうとして羽を広げてコケ
      てる姿もかなりかわいかった。                       
      今年も肥料袋で育てているのはニガウリ。やっぱり暑い夏はゴーヤチャンプルーが
      食べたくなるもんね。でもこのニガウリ、ツルがとめどのなくいっぱいあって、も
      うどれが子ヅルなのか、孫ヅルなのかもわからなくなってきた。まー毎年こんな調
      子で、でもいっぱいとれるからあまり心配はしていないのだけど、隣にあるフェイ
      ジョアの木にどーもツルをからませようと試みる。そのたびに引き離している。 
      四葉キュウリはもうどんどん収穫中。このところはちょっと飽きてきている面もあ
      り(キリギリスじゃないんだから)、たくさん採れたときはピクルスにしている。
      作り方は酢を1カップと水を2カップと塩&砂糖を大さじ2ずつ、それを煮立てて
      さまし、1晩塩漬して陰干ししておいたキュウリをビンに詰め、ニンニク1カケ、
      トウガラシ3本、月桂樹の葉2枚、白こしょう5粒を入れて漬けこむだけ。作って
      おくと人にプレゼントもできたりして、けっこう便利。味もけっこう好評です。 

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7月14日 自然農法で不耕起栽培だったせいか?、肥料をほとんどやらないでタネまきしたせ
      いか、なんか今年はいつもの年よりもエダマメがけっこう採れている。収穫するま
      ではそんなに例年より多いとは思わなかったけれど、採れ始めたら収量が多いよう
      な気がする。気のせいかもしれないけど、多いと感じることはいいことだ。   
      毎年この時期になると訪れる害虫がワタアブラムシ。キイチゴにもよくついていた
      し、きょうもエダマメのところにまっ白いワタをかぶせた姿でくっついてた。ふつ
      うに片手で捕まえようとすると、ピョーンとはねて逃げるので、捕まえたいと思う
      ときは両手で挟み打ちにするか、はねたところを目で追って踏みつぶすしかない。
      アブラムシ大っきらい。だから、アブラムシと仲良しのアリンコもきらい。   
      きょうはキイチゴの支柱には、この前のバッタに代わってトンボがいた。もう、そ
      んな時期か。バッタよりもトンボのが好きだから、ようこそいらっしゃいました。
      そしてトウガラシの鉢にはひさびさにテンヨウ(テントウムシの幼虫)がいた。 
      ようこそ、ひさしぶり!。トカゲに襲われないよう気を付けて大人になってね。 

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7月12日 毎朝夕にかならず見回っているのが四葉キュウリ。ウリみたいにでっかくしすぎち
      ゃうと、もったいないもんね。今朝は6本も採れた。一時にいっぺんに、こんなに
      とれたのは今年初。ピクルスにしようかなーとも思ったけど、もうすでに1瓶作っ
      てあったし、実家に電話してゆうパックで送ることにした。いっしょに入れたのは
      あとニンジン、フキ、アシタバ、根っこつきのニラ(ベランダに植えるって)。 
      きょうはキイチゴのミニサイズのを3個ばかり収穫して、これで今年のキイチゴの
      収穫は終わり。防鳥用の網もはずし、実のなったツルは根元から切り(もうこの木
      には実はつかない)、今年伸びて来年実をつけるであろうツルも支柱の高さ(1M
      くらい)で切った。今年はキイチゴはたくさんの収穫があった。ナメクジ&カタツ
      ムリに少しは食べられたけど、そんなに大きな被害でもなかったし。      
      これで、あと生食してもっとうまけりゃいいのになー。            
      そうそう、キイチゴのツルに大きいバッタがいた。地方の人には珍しくもなんとも
      ないだろうけど、東京育ちには小さいころ見たような見なかったような存在。  
      小さなバッタはしょっちゅうお目にかかってて珍しくないけど、このタイプは初だ
      ったのでデジカメでとってやろうと思ったら、支柱に逃げて正面を向かない。その
      うちに「バッタは葉っぱを食べる害虫だった」と気付いた。踏んづけて殺すのもち
      ょっとかわいそうに思い、よそんちに行ってもらおうと捕まえようとしたら、手を
      かまれた。恩知らずめ。                          
      いちおう、ちょっと離れた草むらに放り投げたけど、また舞い戻ってくるかも。 

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7月 9日 どうにか台風の直撃は避けられたようで、きょうなんて梅雨明けしたみたいな青空
      が広がっている。まぁまぁ風は強かったけれど、これまでにくらべたら大したこと
      なく被害もぜんぜんなかった。台風ってのは東側に当たる地域が雨風が強くなるそ
      うで、今回ほとんどの地域が西側になったからだろう。リビングで一泊していた植
      物たちもきのう外に出て行った。あとは秋の台風シーズンが恐怖。       
      最近は収穫くらいで、あまり畑仕事といった仕事はしてないので、あまり日記も書
      くことが少ない。きょうは今年初のピーマンを収穫、お昼に食べた。      
      自然農法では基本的に”追肥”というものも与えないわけで、それは根のあるとこ
      ろに肥料を施すと、根が焼けて病気になってしまうから。まぁそれで生育はゆっく
      りしたペースですすんでいくのだけど、本当にあげなくて大丈夫かなーとちょっと
      心配になる。でも、確かにキュウリなんて今までの経験でも、追肥を与えた途端ウ
      ドンコ病になる感じで、今年は与えるのやめようかなーと思っているところ。  
      ただしK(カリ)分は不足していくようで、草木灰だけはコンスタントに与えよう
      かな。あれは灰だからなんか大丈夫みたい。あーこの前、全部使っちゃったんだ。
      今度ホームセンター行って買ってこなきゃ。灰のくせに?けっこう高いのよね。 

◆◆◆

7月 7日 えーっ、こんな時期に台風が来るなんて!! 我が家はただでさえ強風の地域なの
      に、台風なんていったらどーなっちゃうんだろう!?。            
      もう、畑のほうはどーしようもないので被害が出ても諦めるしかないのだけれど、
      鉢ものなど動かせるものは家の中に避難させなくっちゃ!と、ブルーベリー2鉢と
      フェイジョア、月桂樹、10号鉢のタカノツメ、バケツの田んぼ7個を家に入れた
      。こういうときは、リビング広くとっといてよかったって感じ。        
      きのうはこの夏一番の収穫ってくらい、いっぱい収穫できた。四葉キュウリ3本、
      トマト2つ、エダマメ少し(初収穫!)、キイチゴ7〜8個。         
      スイートコーンは雄花も花粉がもう垂れ下がってて、雌穂も出てきた。もう1つ出
      てきそうになってた雌穂はきのう除穂。これは、いろんな本に「生育のよい雌穂を
      1本だけ残して、他は摘み取る」って書いてあって、でも今まではもったいなくて
      取れなかったんだけど、そのせいかあんまり充実した実が取れなくて、今年は思い
      切ってやってみようと思った次第。                     
      きのう収穫したエダマメも小粒だったけど、スイートコーンも毎年小さめのしか採
      れないのよねー。お義父さんの畑のほうは化学肥料使ってるから大きさはすんごい
      でかくて立派。でも味はうちの小さいけど有機肥料だけのほうがうまいって思う。
      ずーっと化学肥料使ってるせいか、今年はとくにキュウリとかぜんぜん元気ない。
      トマトは病気っぽくなってた。やっぱり化学肥料多用の土はやせていくのかな? 

◆◆◆

7月 5日 ピートモスに植え替えてからもしばらく元気のなかったブルーベリーは、少し前か
      ら新葉が出てきた。枝の先がだいぶ枯れたし、まだ枯れ枝が残ってるし葉っぱもそ
      んなにもりもり出てるってわけじゃないけど、まぁ死の危険は去ったように思う。
      そういえば…稲も元気に育っています。8つバケツに植えたうち、1つだけなんか
      だめになっちゃったけど、あとのはわりあい元気で分けつもすすんでいる。   
      でも稲は今年でラストにしようかと思っているところ。別に作りたくないわけじゃ
      ないんだけど、収穫後の籾すりなんかも大変だし、お米農家のお米もじゅうぶんお
      いしいので。でも、また気が変わるかもしれないけどー。           

◆◆◆

7月 2日 きのうショウガの土寄せをして、上に新たにワラをかけておいた。ライムギワラは
      あっという間になくなっちゃって、ちょっと足りない状態だったので、畑のふちど
      りに植えてあるローズマリーを剪定してワラ代わりにしてみた。ハーブは虫も嫌が
      るというから、虫除けにもなるといいんだけど。               
      きょうトマト初収穫。きのうは四葉キュウリ5本目も収穫できて、おいしい日々。
      きょうはスイートコーンのウネのまわりに支柱を立てて、鳥除けのキラキラテープ
      をかけた。1本だけ雄花のまわりにアリンコが這ってるって思ったら、アブラムシ
      がついてた。今年はスイートコーン受難の年だなぁ。とりあえず手でとっただけ。
      今年は長雨のせいか本当に虫が多いような気がする。             
      でも春にはあんなにいっぱいいたテントウムシたちも何処へ行ってしまったのか?
      ほとんど姿が見られず、近ごろはちょっとさみしい。タマゴもあったのに、まさか
      のんびりトカゲに食われちゃったりしたんじゃないだろうか、とも思ったりして。
      この前は畑で赤ちゃんカマキリがいた。大きくなって害虫いっぱい食べてね。  


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