2000年3〜4月 植物日誌
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4月29日 今年はテントウムシがいっぱい。そしてよく交尾してる。きょうも2組のカップル
が最中なのを見かけた。クローバーの居心地がいいのかしら。そのせいか、少し前
にはけっこうミナミさんのところにいたアブラムシを最近見かけなくなった。
そして、きょうはテントウムシの幼虫とオレンジ色の卵が!。テントウムシの卵は
オレンジ色っていうから、たぶんこれ、そうじゃないかと思う。
きょうはヤモリも見かけて、けっこううちの庭、自然がいっぱい。
クローバーの勢いは予想以上で、玄関入口の踏み石は油断していると隠れてしまっ
て雨の日などズボンの裾が濡れてしまうので、ときどき手でむしっていた。でも、
これからはむしるときもテントウムシがいないかどうか気をつけなくっちゃ。
『あそこはいい』って噂が広まったかな。
四葉キュウリの苗はきのうちょっと大きめのポリポットに植え替え。もう本葉4枚
目もしっかり出てきている。もうそろそろ植えつけてもいいと思うけれど、きょう
は暖かかったけど、まだ気温が低い日が多いので躊躇する。ショウガ芽出しまきの
ビニールトンネルの中は手を入れてみるとポッカポカに暖かい(きょうは暑すぎる
感じなので、外に出した)ので、もう少しここに置いておいたほうがいいかなーと
も思う。植え替えたポリポットは大幅に大きいのではなく、もう、すぐに根っこが
伸びていっぱいになりそうな大きさです。
◆◆◆
4月26日 きのう買い物に出かけたとき、毎年この時期だけ立ち寄る花屋さんに寄ってみた。
この時期だけっていうのは、夏野菜の苗を売り出す時期。ホームセンターでも苗は
たくさん売っていて、そっちのほうが値段も安いんだけど、虫が既についていたり
して、どーもあんまりいい苗に思えない。でもこの花屋さんの苗はわりといい。
虫も病気もないので、ちょっと高めでもこっちで買うことにしている。
で、きのう立ち寄ったらトマトやナスやピーマンなど、いっぱい苗が並んでいた。
まだ気温も地温も低くてちょっと早すぎるかなーと思ったんだけど、このまま花屋
さんに並んでても同じことだと思ってトマト3株・ピーマン2株・トウガラシ1株
の合計6株を購入した。今年のトマト用のウネは他のウネにくらべると広めなので
例年よりもピーマン多め。帰ってきて、お昼ころにみんな植えつけた。ライムギワ
ラを株元に敷きつめた。あんなにいっぱいあったライムギワラもけっこうあっとい
う間になくなりそう。
きょうはとくに気温が低い気がして、「ピーマン・トウガラシは寒さに弱い」と本
にも書いてあってちょっと心配。朝、見に行ったら元気そうだったけど。
ビニールトンネルとかかけたほうがいいかなーと思ったけど、ビニールはあるけれ
ど、支柱が足りなかった。まぁいいか。ワラにあったまって耐えてもらおう。
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4月24日 うちのまわりは畑や空き地がいっぱいで、生えている雑草も多い。今はイネ科の草
が穂をのばしていて、背丈もけっこうな高さになっているので、これは穂を除けば
ワラや堆肥材料に良いなーと思って、買い物帰り草取りをしながら歩いた。穂の出
てない草もあって、それら集めた草は畑のわきに積んで乾かすことにした。
あとは田んぼ用のバケツをこの前まで芽キャベツを植えていたところに並べた。
今年はバケツ8個の予定。昨年よりは少し減少。でも昨年暮れ、今年小学校3年の
姪が昨年学校で稲を育てるのに買ったというでっかいバケツを兄のところからもら
ったので、今年は小さいバケツはやめて大きめのバケツだけで育ててみるのだ。
ミナミさん、高田さんともに、もうアブラムシがつき始めている。『消毒』という
言葉も頭をまったくかすめないわけではないが、やっぱり抵抗が…。とりあえず手
でアブラムシをつぶそうとミナミさんの木のそばに行ったら、ナミテントウムシが
交尾をしている最中。それも2組も!。1組はくっついたまま一ヵ所でじっとして
もう1組はくっつきながら枝の上を歩き回っていた。あと、もう1匹1人ぼっちで
忙しく歩き回るナミテントウもいたりして、こりゃマジで農薬をかけるわけにはい
かないや。卵いっぱい産んで、子どもがいっぱい産まれるといいなー。
◆◆◆
4月22日 19日に神保町のタキイ東京売店で三州ショウガの種ショウガを買ってきて、きの
う『芽ぶき屋』に通版で注文していた大ショウガの種ショウガが届いた。
三州ショウガはやはり薬味に使うには頼りないくらい小さいけど、夏の酒の肴の筆
ショウガとして食べるためにぜひ栽培したい。『芽ぶき屋』から届いた大ショウガ
は芽がポチポチ出ていたけど、三州ショウガはぜんぜん出てない。このままだと予
定地は日当たりがイマイチなので、昨年のサトイモみたいに芽の出るのが遅れちゃ
ったりすると収穫したときにがっかりするくらい情けない結果になるのも嫌なので
南側の庭の日当たりのいいところで”芽出しまき”をしようと。きょう実行した。
ショウガ予定地も不耕起栽培予定で、でも元肥くらいは入れないと不安なので、き
ょう植えつけ場所を鍬で2列長〜い植え穴を掘り、堆肥を入れて土をかぶせておい
た。耕さない不耕起栽培といっても、ウネの全体を掘りおこさないだけで、植え穴
の列は掘りおこす結果になった。まー最初だし私なりの方法もまだ確立されてない
し、失敗して収量が少なくなるのも不安がつのる。もっと土が肥えてくれば本当に
植え穴を軽く掘って種ショウガを植えるだけでいいらしいけど…。当分、先かな?
同時にトマト予定地とキュウリ予定地にも植え穴を掘って堆肥を入れておいた。ト
マト予定地には自家製コンポスタで作って昨年から熟成させておいた生ゴミ堆肥+
EMぼかしの粉を。EMぼかしは他の野菜はおいしさがなくなってしまう気がする
のだけれど、トマトだけはなーんか妙に美味くなるので、橋本農園畑ではこれだけ
は使っている。そしてキュウリ予定地は同じく自家製生ゴミ堆肥+牛糞堆肥を入れ
た。そろそろ来週にはトマトの苗も売り出されてるんではないかと思う。
四葉キュウリの苗は日当たりもいいショウガ芽出しまきのビニールトンネルの中に
移しておいた。いよいよ夏野菜も本格化! 同時に早く食べたい欲望もつのる。
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4月18日 橋本農園の風景図も心機一転、畑&庭はこんな具合。こうやって見るとスカスカっ
ぽいけど、実際は雑草やクローバーがいろいろ茂っていて、そんなにスカスカの感
じはしない。クローバーたちの侵略計画は今後も続くのであろうか??
きょうは午後からエダマメとスイートコーンのタネまきをした。エダマメは上図の
2畝に直まき。そしていよいよ不耕起農法で! 耕さずに雑草の中を2列(条間約
60センチ)にして株間30センチくらいに浅く穴を掘り、1ケ所4粒ずつタネを
まいた。向かって右側の真ん中のウネは牛糞堆肥を待ち肥に少しだけ入れておいた
けど、エダマメはあまりチッソ分の肥料が多いと葉ばかり茂って収量が減るとも聞
くので、左側のウネは(この前ライムギを育てたし)実験的にでも無肥料でやって
みた。タネまき後は鳥害に備えて上にライムギワラをごそっとかぶせておいた。こ
うすると『この場所エダマメ』の目印にもなって、うっかりの踏みつけも防げるよ
うな気がする。エダマメはあと南側のウネに5月上旬ころタネまきする予定。
そしてスイートコーンはポリポットにタネまき。場所は今のところたくさん空いて
いるようだけど、それぞれ四葉キュウリとかトマトとかいろいろ予定が決まってる
ので、スイートコーンは直まきにはできないのだ。
不耕起栽培(自然農)の教科書は今のところ徳野雅仁さんの「自然流家庭菜園のつ
くり方」(洋泉社発行)だけど、本を読む限り、徳野さんは直まきが主流みたい。
でもうちは場所が限られてるし、期間がもったいないので、育苗・移植の流れは譲
れないって思う。今後もよほど忙しくならない限りはこの方法でやってくつもり。
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4月16日 最近、クローバーの勢いがすごい。庭をちょっと歩いてないと、どんどん茎を伸ば
して道がなくなっていく。玄関まわりから南側の庭に出るところもクローバーで道
がふさがれていたので、今朝はクローバーを一部根ごと掘って、細い道を作った。
さすが雑草になる草はたくましい。レンゲソウはそのたくましさが弱いみたいね。
人参のビニールトンネルを開けたら、中はもわっと暖かくて、葉っぱもけっこう大
きくなっていたので2回目の間引きをした。間引きは以前は苗を抜いていたけれど
今回はキッチンバサミで上部を茎ごと切っただけ。これなら根っこは土中でとけて
土の養分になると思ったから。中にカタツムリが2匹ほどお休み中(油断したか?
)だったので、取り出して踏みつぶした。踏みつぶした後、よくよく見たら葉っぱ
が少し食われていた。
キュウリは寒さに弱いと本で読んだばかりで、ビニールの中の暖かさは四葉キュウ
リにもよいかな、と思ってポリポットで育苗中の3株を中に入れてみた。ずっとこ
のまま放りっぱなしではマズイけど、ちょこちょこ様子を見ながら、少し中で育て
てみようかなと思っている。今、本葉2枚目が大きくなりつつある、といったとこ
ろ。5月上旬くらいに植えつけられたらいいなー。
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4月13日 3月21日にタネをまいた四葉キュウリも半月ちょっとたって、本葉がすっかり顔
を出した。今は2枚目の本葉がちょっと顔をのぞかせているところ。
自然農法の徳野雅仁さんの本を読んでいたら、徳野さんは四葉キュウリを毎年こぼ
れダネの自然発芽の繰り返しで育てていると写真入りで載っていた。
へーそれは種子代もかからず、それに種苗会社で買うとタネのまわりにべったりつ
いてるド派手なピンク色の薬品も土に落とさずに済むし、いいなーって思った。
自然農法は失敗する人もいるらしく、難しいとも聞くけれど、一時的には前も庭の
片隅の耕してない無肥料のところで春菊とか育てて(赤しそはダメだったけど)食
べてたし、今もニンニクを4株くらいコンポスターの前のまるで無耕耘の場所に植
えつけて、今のところ順調に育っているから(収穫してみないとわかんないけど)
なんとか大丈夫なんじゃないかなーと思ってるんだけど…。このニンニク、そうい
えば追肥も施してなかった。そのわりには元気でしょ。
4月に入って、3月にタネをまいてからなかなか芽の出てなかったハーブたちも次
々とタネのカラを破りはじめたようです。わりと早めに芽の出ていた大好きハーブ
のバジルちゃんは8ポットくらい育苗しているんだけど、その成育にすごく差が出
ている。いくら種子の個別の差があるといっても、土などの環境はまるでいっしょ
なのに、こんなにも違うんかーって感じ。昼間は屋外(縁台の上)に出しているけ
ど、夜はまだ冷えるので部屋の中に入れている。早く植えつけたいなー。
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4月11日 フキとともに庭に雑草のように生えているクコ。4〜6月の若葉が食べられるとい
うのは図書館の本とかで読んでいたけど、実が漢方薬になる植物だとなんか苦味が
ありそうな気がして、今まで料理に使ったことはなかった。でも、きのうそのコピ
ーをスクラップしたやつをながめていたら、「クセがなく食べやすい」と書いてあ
ったので、今朝の味噌汁にさっそく使ってみたら、おいしかった。本当に苦味やク
セもなく、もっと早く食べてればよかった。中華の炒めものにも合うらしい。
きょうはベランダに置いているプランターの土と、昨年お米を育てたバケツの土の
入れ替えをした。今年も枝豆をいっぱい食べたいので、連作障害対策の簡易「田畑
輪換」法なのだ。バケツの底に残っている根っこはそのままで、牛糞や、うちで落
ち葉に水かけて作っておいた腐葉土も混ぜて、今年のバケツの田んぼの準備も着々
と。プランター3つでは今年も枝豆を栽培予定。バケツの田んぼは少しだけ減らし
て7〜8個を予定している。あまった土は枝豆栽培予定地のウネにバラまいた。
おコメづくりは今年はもうちょっとめんどくさくなっちゃって、種籾からではなく
苗から育てていこうと思っている。
そんなこんなで、今年は「バケツの田んぼだより」もこの日記の中で報告していき
たいと思ってます。昨年暮れに1つでっかいポリバケツ(70〜80リットルはあ
りそう)をもらったので、それも使って大きめのポリバケツのみで栽培する予定。
◆◆◆
4月 8日 きょうはいろいろ庭仕事をした気分。いや、よく考えるとあんまりしてないけど、
畑や庭にこんなに多く出ていたのはひさしぶりなので、そんな気分なのかもしれな
い。まずはキュウリの植替えをした。タネまきはまず直径5〜6センチの一番小さ
なポリポットにまいて、本葉も顔を出しはじめて、そろそろ根がいっぱいになって
るかなーと逆さにして見てみたら、だいぶ根っこも伸びていたので、直径10セン
チくらいのポリポットに育苗用の土を入れて植えつけた。いちおう3株用意してい
るけれど、このうちの2株を畑に植えつける予定。
あと、ニンジンのところのビニールをとって間引きした。ニンジンは近くのお百姓
さんの畑でもたくさん育てているけれど、うちのほうが先にタネをまいたはずなの
に、プロのほうが成長が早い。ビニールもぴちーっとかけてあるし、やっぱりプロ
のワザ、といったところでしょう。成育の良さでは負けるのはしょうがないので、
その点は諦めている。ただ味は期待してるのだ。
この前までコカブを育てていたウネ、今は何もなく雑草の宝庫になってるんだけど
そんな雑草の中にパンジーのようなかわいい花をつけているのを見つけた。
これは、いくらなんでも”雑草”とは違うでしょう。風で運ばれてタネが落ちたの
か?、この場所ともう1つ別なウネでも見つけた。耕していたら、こんなの咲かな
かったなー。不耕起栽培もこんな点でも楽しみがあるなーと今後に期待をふくらま
せる私であった。
◆◆◆
4月 5日 きのう午後、畑の一番東側のウネに植えていたライムギを収穫した。収穫といって
も食べるわけじゃなくて、敷ワラ用に栽培していたもの。ライムギは緑肥だけあっ
て、本を見ても「他のどの植物よりも深く張る根を持ち…」と書いてあるので、ふ
つうは緑肥は刈り取ったあとに土にすきこんだりするんだけど、ただ栽培するだけ
でも土にいい影響を及ぼすのでは?と勝手に思っている。ここのライムギはたしか
昨年11月にタネまきしたもので、タネ袋の表示では5月くらいまでかかると思っ
ていたけど、実際育ててみると表示よりも短い期間で穂が出てくるみたい。いいこ
とだ。最初は地際で刈り取ろうとハサミを持っていったんだけど、あまりにびっち
りと生えていてハサミを入れるのが大変なので、今まで通り引っぱって抜いた。
その後はウネの上にザーッと横にしてあって、このまま次のタネまきの時期までこ
こで乾かしておこうと思っている。っていうか、ものすごい量で他の場所ではぐち
ゃぐちゃになって、収集がつかなくなっちゃいそうなので、そうするしかない。
今年はトマトも四葉きゅうりも敷ワラに困ることはなさそうだ。
フェイジョアの株元にあったレンゲの花、第一号が咲きはじめた。よーく考えてみ
るとレンゲの花を間近で見るなんて子どものころの田んぼのレンゲ摘み以来だ。
まだまだ、ちょっとちんけな花だけどかわいい。クローバーの緑一面もいいけれど
レンゲの花のピンク色もなかなかよいではないの。でもレンゲはここのフェイジョ
アの根元のだけで、他の場所に生えているのはクローバーに押されてか?まったく
元気がない。でもレンゲも多年草なので、来年はクローバーみたく、もっとうわっ
と集団で生えてがんばってほしいなー。
◆◆◆
4月 3日 昨年3月にタネまきしてから約1年たったクローバーは先月からもくもくと、とい
った感じで成長をはじめ、すごく元気に育っている。全体に”もっこりと”生えて
いて、去年よりも葉っぱ自体も大きめみたい。玄関まわりなど、もうすでに踏み石
を覆い隠してしまいそうな勢いで、本当に覆われてしまうとそれはちょっと困るの
で、もちょっとしたらむしろうかと思っている。
春菊の植わっているところなんかは、もう、つぼみのついた春菊とクローバーがご
ちゃごちゃと共存している感じで、それはまたそれでいい感じ。ただ、昨秋に苗を
買ってきて植えつけておいたイタリアンパセリはまだまだ小さいのに、クローバー
の勢いに負けて、繁みの中にうずもれているふうなのがちょっと心配。まー先月あ
らたにタネまきして芽の出てるのもあるから、この繁みの中のイタリアンパセリが
もしもダメになっても、クローバーは抜きたくないのだ。
クローバーにまじって他の雑草も少しは生えているけど、よほど目立つような草以
外は今年はそのままにしている。昨年は一生懸命抜いていたけど、キリがないし、
雑草もクローバーと同じく根で土を耕してくれるそうなのでほどほどに生育させよ
うかな、と。でも、思わず手が動いて抜きたくなるときもあって、そういうときは
がまんせずに抜くことにしている。今はペンペン草が花盛り。あれも「春の七草」
って言われて、もっと重宝されてもよさそうなのに、雑草とも呼ばれているのがち
ょっとかわいそうな気もする。でも、抜いてるけど。
◆◆◆
3月30日 きょうはポカポカ陽気で、もうこうなると庭仕事がしたくなってウズウズ。とりあ
えずポリポットで苗をつくっていたナスタチウムを2つ、ミナミさんの木の下に植
えつけた。ミナミさんは毎年アブラムシに好かれるので、その対策に植えつけたチ
ャイブやニンニク、そしてこのところ成長めざましいクローバーがごちゃごちゃグ
ランドカバーになって地面を覆っている。その中にナスタチウムも参加させたって
わけ。効くかどうかはわからんけど、でも少しでも効果があればそれで良し。
いよいよ植物たちは春を迎えているようで、サンショウやミナミさんやキイチゴな
どの果樹もやわらかい新芽が出はじめた。そして野菜たちもここ数日で一斉にトウ
立ちしはじめた。ちょっと残しておいたコカブやコマツナ、春菊、芽キャベツもつ
ぼみがついている。残念なことにバーマカルチャー方式で、2回目の収穫をねらっ
ていたキャベツも、きょう中心のほうに小さなつぼみができているのに気づいた。
やっぱりこの季節は無理みたい。でもこれが春じゃなかったら、めでたく2番目の
キャベツを収穫できていたんじゃないかと思う。とりあえず5月に市販苗のトマト
を植えつけるまではこの場所は空いているので、花でも咲かせて、タネもどこかに
飛んで、あわよくば成長してくれればいいなーとこのまま放っておくことにした。
今年から畑は徐々にでも不耕耘農法を試してみたいと思っている。耕さず、地中に
形成された微生物たちのコロニーをそのまま生かして野菜を育てていく農法で、最
近いろんなところで話題にもなっている”自然農法”といわれているやつ。
方法やその後の経過はこの日記中で報告していきます。
◆◆◆
3月27日 コカブもいよいよトウ立ちしかけているのがあって、まだまだ小さいのも、きのう
だいぶ収穫した。もうすぐ4月だもんね。いよいよおしまい。芽キャベツも、もう
ほとんど食べ尽くして、あとは上のほうにちっちゃいのが少し残っているのと、上
の葉っぱが野鳥のエサになっているくらい。文句言いながらもけっこう食べれて、
リクエストもあり、やっぱり今年というか来年も育てることになりそう。
この前タネをまいた四葉キュウリは昨夜、芽が出かけているのを見つけた。まだ頭
が出てないけど、3株とも土を持ち上げている最中って感じでがんばれっ!
昨年買った種子なので、保存の仕方にもちょっと不安があったりしたので、とりあ
えず安心した。今月に入ってタネまきしたその他のハーブの中ではナスタチウムが
一番成長が早い。次はバジルで、パセリ類はけっこう遅く、やっとイタリアンパセ
リが芽が出てきたな。ナスタチウムは虫除け効果もあると本に出てたので、ミナミ
さんの下とか、畑や庭のあちこちに植えつけようかなーと思っている。
「花は高濃度のリン酸を含むため、盛夏には花の中心部から閃光が放たれるといわ
れている」と図書館のハーブの本に書いてあって、本当ならばそれもまた神秘的。
◆◆◆
3月21日 今朝、四葉キュウリのタネを一番小さいポリポット3つにまいた。タネはけっこう
高かった憶えがあるので、各鉢1粒ずつとせこくまく。四葉キュウリはできたら3
回くらいにわけてまいて、少しずつでもできるだけ長く食べたいと思っている。
このところ幕張は強風が吹き荒れている。うちのビニールトンネルは端を土に埋め
て固定しているわけじゃないので、レンガなどで押さえているだけなので、風が強
いとパカパカとビニールも舞い上がっちゃって、もーどうしようもない。そんなん
で数日前にコカブのところのビニールは外してしまった。人参のところは芽も小さ
いので、まだかけてあるけど…。
もーこの時期になると、コカブも春菊も芽キャベツもトウ立ちの気配におびえなが
ら収穫して食べている。春菊は一部ツボミらしきものがある株もあったりして、あ
とで少し摘んで、冷蔵庫で保存しておこうかなーと思っている。ここ数ヵ月は畑の
野菜をしょっちゅう食べていた記憶があるので、端境期になると食費が増えるんじ
ゃないかとちょっぴり心配している。売ってるのはおいしくないしねー。
◆◆◆
3月17日 2階の窓から畑を眺めていると、最近スズメがやってきてライムギのタネをまいた
ところで7〜8羽まとまって何かを食べている様子。もしやライムギのタネは穀物
だからスズメの大好物で、でもタネのまわりにはド派手なピンク色の薬品が塗って
あるはず。土に埋めてしばらくすると、その薬品もはがれて大丈夫なのかねー。最
初はまーいいやと思っていたけれど、あまりに毎日しょっちゅう食べに来るので、
全部食べ尽くされるのも悔しいので、上にこの前収穫して乾かしていたライムギワ
ラを敷いて一応の抵抗をしてみた。よくよく考えてみるとあのド派手なピンク色の
薬品は土の中にまぎれこんでしまうんだなー。うーむ。
ミナミさんの梅の花もきのうの雨ですっかり散ってしまった。でも久々の雨ふりも
なかなかよい。ブロッコリーも脇から出てくる側蕾をちまちま食べていたけど、小
指の先ほどの蕾しかつかなくなってきて、もうそろそろおしまいみたい。でも最後
まで利用する精神で、きのうは夕方に包丁を持って畑に行って、茎を少し切って、
コーンクリームスープ用のスープに入れた。ブロッコリーの茎などキャベツ類はい
いだしが出るのだ。ご近所の農家の畑のブロッコリーはもうとっくに抜かれていて
こんなにせせこましく食べ尽くしたってのも珍しいかもしれない。
◆◆◆
3月14日 先週の終わりころナスタチウムの芽が出た。やはり保温をして、夜は室内に取り込
む方式をしていると、発芽が早い。スイートバジルはすっかり子葉も開いて、いっ
ぱい芽が出たのでハサミで余分な芽を切って間引いた。スイートバジルはハーブの
中で味が一番好きなので、早く食べれるようになりたいなーと思って、市販のタネ
の袋のウラの表示ではタネまきは4月からって書いてあったのだけれど、がまんで
きずに3月はじめにまいちゃった。コンパニオン・プランツ(共栄植物)方式でト
マトの畝に植える予定。料理で相性のいい関係は植物同士でもいい作用があるみた
いで、バジルはトマトの風味をよくするんだって。
花粉症の訪れとともに外の気候もすっかり春めいて、きのうはフェイジョアの保温
のぐるぐるまきの白い寒冷紗を外した。少し葉っぱが内部に落ちていたけれど、で
もなかなか元気。寒さに比較的弱いと本などにも書いてあったので、屋外の地植え
の冬越しはちょっと心配だったけれど、茎もだいぶ太くなっていて安心、安心。
◆◆◆
3月 8日 きのうスイートバジルの芽が出ているのを発見。まだ子葉は開いていないけど、早
い。まだ1週間もたってない。他のいっしょにまいたハーブはまだみたいだけど。
農文協・ビルモリソン著「パーマカルチャー」の”一年生作物を2年もたす”とい
う記事にあった”キャベツの収穫後の芯に十文字に切れ目を入れた(1月11日参
照)”というののその後…暖かくなってきて、ちゃんと葉っぱが出てきました。そ
れも4つじゃなくて、もっといっぱい。6〜8つくらいかな? でも十文字の各場
所に1つずつ計4つに間引いた。葉っぱの中心のほうを探ってみてもトウ立ちする
ような雰囲気でもなく、なんか本にあった通り小さなキャベツができそうな感じ。
ちなみに切れ目を入れなかった切り株は葉っぱが出ていない。
ブロッコリーももうおしまいだろーと思いつつ、まだまだ食べている。ふつう野菜
の終わりはトウが立って葉っぱがかたくなって…という経過をたどるのだけれど、
ブロッコリーはそのトウを食べてるわけだから、このままずぅーっと延々食べてい
けそうな気もする。もちろん1つずつの花蕾は小さいけど、でもあちこちから出て
きてる。終息宣言の判断もむずかしいかも…。
◆◆◆
3月 6日 きのう昼間マサオくんが生け垣のカネモチくん(ベニカナメモチの愛称)の剪定を
行った。図書館の本を読んで「春先に深く刈り込む」とあったので、けっこう思い
切って刈り込んだので、今スカスカ状態。うちの家計といっしょかも!?
そして実梅のミナミさんのたった1つの花のツボミがやっと開いた! ポツンと1
つだけでさみしそーだけど、なんといってもかわいい。うちは子どもはいないけど
我が子のようにかわいい。来年はもっといっぱい咲いて、実もつけてくれるともっ
とかわいいなー。高田さんは花の気配はまったくなく、幹に野鳥のフンがいっぱい
ついてる。どーも鳥がとまりやすい枝ぶりらしい。
だいぶ緑色があせたライムギワラをニンニクのウネに敷いた。芽キャベツも最近け
っこうでかくなった感じで、けっこう食べている。きのうも夕食に食べておいしか
った。やっぱり今夏もタネまこうかなー。袋にまだいっぱい残ってるし。
◆◆◆
3月 2日 きょうはあまりにポカポカあったか春めいた陽気なので、思わずタネまきしたくな
っちゃって、もー3月だからいいだろうと思ってハーブ類(ナスタチウム・イタリ
アンパセリ・スイートバジル・赤しそ)のタネを一番小さなポリポットにまいた。
2階の収納庫にあったブラスチックケースに入れて、上からビニールトンネル用の
ビニールをかけて縁台に置いている。夜は冷えるだろうから、やっぱり家の中に入
れようかなーと思っている。明日もあったかいってさっきラジオで言っていた。で
も芽が出るには10日はかかるだろうなー。
玄関脇の月桂樹の株元にあるクリスマスローズが花盛り。ここに越してきた年に半
日陰でも育つーっていうので花屋で買った我が家では数少ない食べ物にならない植
物。クリスマスのころに咲くわけじゃないのにどうしてこの名がついているんだろ
う???。マサオくんの意見ではツリーに飾る鈴みたいのに似てるからっていうの
でしたがねー。
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