2000年10-11月 植物日誌


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11月29日 ブロッコリーは一番中心の花蕾は収穫を終えて、あとは脇から出てくる小さい蕾を
       食べるの待ち。カリフラワーも中心に白い花蕾が見えていて、野菜の栽培書を見た
       ら”花蕾の直径が5〜6センチになったら、葉を束ねて包んで日光に当てないよう
       にする”と書いてあって、見たら5〜6センチには既になっていたので、外葉を上
       のほうで包んでビニールひもで結び、実行した。               
       カリフラワーは初めての栽培なだけにけっこうハラハラどきどき。       
       あと、追肥としてニンニク畑に草木灰をまいて、まっ白になったので、上から水を
       まいた。あとはときどきコーヒーがらをまいているくらい。          
       大根はなかなか大きくならない。もう少しかなぁ。大根がとれたら実家に野菜を送
       ろうと思ってたんだけど、これじゃいつまでたっても送れないので、とりあえずで
       も大根以外の野菜を送ろうかなぁと午後電話したら留守だった。明朝もう一度電話
       して送ろうかな。                             

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11月23日 今季はじめてのブロッコリーを収穫した。直径11センチ、追肥もそんなにたらふ
       く与えなかったわりにはすごくリッパなのがとれてうれしい。味ももちろん大満足
       でした。あと2株と子株が食べられます。                  
       そのかわり、キャベツは時期はじめのナメクジ攻撃がきいているのか、いないのか
       今年はあまり大きくならず心配。でも昨年も12月中旬以降に収穫した覚えがある
       ので、もうしばらく置いてみよう。                     
       昼間、自家製生ゴミコンポスターの上にしばらくカマキリが1匹いた。メスなのか
       ?、もしかしてタマゴを抱えているのか?、自分のお尻のほうをときどき抱えるよ
       うにして、近づいてもあんまり動かない様子。夜にはさすがにいなくなっていたが
       タマゴを産む場所でも探していたのかな。                  
       来春カマキリ赤ちゃんにもお目にかかりたいなぁ。              

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11月20日 きょうは1日雨。2番目の穂が出てそのまま寒くなったバケツの田んぼのバケツも
       水でいっぱいになっている。やはりお米づくりは今年で終わりにしようと思う。 
       最近やっとニンジンが太くなって収穫できるようになった。今回は雨も多かったし
       根が裂けることもなく姿的にもリッパな売っているのにも負けない感じ。    
       ブロッコリーもだいぶ大きくなっていて、そろそろ採ろうかな。追肥も満足にあげ
       てない(コーヒーのだしがらをまいたりしてるけど)のにリッパになって、やはり
       不耕起栽培は手間もかからないし、いいみたい。               
       アシタバのタネったら、また大きくなった気がする。             
       今春から10号鉢で育てているタカノツメは最終段階で、青かった実がだんだん赤
       くなっている。11月に入ってどんどん寒くなって大丈夫かと心配したけれど、葉
       が枯れる様子もなく、元気に育っている。100円で買った苗が200本以上の実
       をつけてくれるのだからすごい、これは初心者にもおすすめだわ。       

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11月14日 お義父さんちのほうの生け垣に自生しているクコがまっ赤な実をつけはじめた。 
       毎年少しずつでも成っていて、うちの庭のほうでもひょっこり突然生えてくるくら
       い強く、春先は新葉をお味噌汁に入れて食べたっけ。けっこうクセがなくてうまか
       った。夏の間は生け垣以外のところに生えてくるとけっこう邪魔にして抜いたりし
       てたんだけど、こう赤い実をつけるとかわいい。少しとってみたので、乾燥させる
       か、焼酎に漬けて薬酒にしようかな。                    
       最近、生ゴミはときどきコンポスターに入れるのではなく、庭の梅の樹のまわりに
       埋めている。土壌改良の目的などもあるし、台所で出るアブラのしみたキッチンペ
       ーパーやティッシュ、無漂白のコーヒーフィルターの使い終えたものなどの紙類は
       分解に時間がかかって、コンポスターでは邪魔になるので、土に埋めたほうが手っ
       取り早い。紙類はもとが樹だし繊維が多いので、けっこういい栄養分になるかと。
       ゴミも減るし、ちょうどいいかも。ただし、タバコの灰や塩気のついたものは土に
       良くないので避けているけど。                       

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11月 9日 南庭の一番西側、台所のすぐ外になる一画に植えておいたショウガの苗を全部掘り
       取り、同じ場所にその掘り取ったショウガと外で買ってきた泥ねぎを埋めた。泥ね
       ぎはそのまま部屋の中に置いておくよりも土に埋めたほうが新鮮さが保たれるし、
       そうなるとここが一番いい場所(大雨じゃなければ雨も当たりにくい)だった。 
       ショウガを掘ったら、春タネショウガにしたショウガと新しくできたショウガが色
       がまるで違っていておもしろい。なんかショウガの出き方とかがよくわかる感じ。
       タネのショウガはもうお古って色(茶色というかくすんだ色)に対して、新ショウ
       ガは黄色いみずみずしい色だ。なんかショウガって薬味だし、あんまり一度に多量
       に使うってものでもないから、あまり減らないので、今度紅しょうがでも漬けよう
       かなーと思った。まぁ、あわてて使うこともないけど。            

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11月 6日 いただきもののブルーベリー苗のいくつかが紅葉のまっ最中。でも、元からある我
       が家のブルーベリーはぜんぜん紅葉の気配がなくて、でもまぁ元気だからいいか。
       キャベツ類の新たな敵が現われはじめた。今までのナメクジ類もまだまだいるのだ
       けれど、それに加えて蝶類の幼虫と思われるアオムシ系に最近さかんに食べられて
       いるようで、葉の上に緑色のフンがたくさん見られるようになった。      
       退治しに行かなくちゃと思いつつ、放っておいたけど、今晩懐中電灯を手に見に行
       ったら、いるわいるわ。さっき5匹くらいは捕殺したけれど、まだまだいるんだろ
       うなぁ。もう夜は外は寒いし、あんまり見回りしたくないんだけどなぁ。    
       いまいちローズマリーも効かないのかしら。                 

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11月 2日 南庭の片隅にあるアシタバがすっかりトウ立ちしている。小さな花をいっぱい咲か
       せていたのだけれど、きょう小雨のときに庭を見ていたらタネらしきもの(実?)
       ができていた。これはこの1粒が1つのタネなのか、それともこの1粒の中にまた
       タネが入っているのかしら? 枯れて茶色くなれば採取できるだろう。     
       このアシタバは昨春に苗を売っていたのを植えつけたので、タネのカタチは知らな
       いのだった。これでタネがとれたら、来春は北側とかのそんなに日当たりのよくな
       い場所にタネをまこうかなと思った。アシタバって天ぷらくらいしか食べなかった
       し、そんなにいっぱいいらない感じ。日当たりもそんなになくても大丈夫らしい。
       昼ころショウガをまた1株掘り取って、義両親のところに持っていった。    
       ここ数日豚肉のショウガ焼きとかナス焼きとか、餃子の中にも入れたし、いっぱい
       食べているけど、やっぱり美味。                      
       小さいようでけっこう使いであるし、まだまだ畑にもいっぱいある。      

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10月30日 ここしばらく庭仕事らしいことをしていなかったけど、きょうは午前中生け垣のベ
       ニカナメモチ(カネモチくん)とピラカンサの剪定をした。剪定枝はピラカンサス
       はトゲがあって痛いので、高田さん(実梅の木)のちょっと離れたところに穴を掘
       って生ゴミといっしょに埋めた。この場所はだいぶ前にもいろいろ埋めた覚えがあ
       ったけど、掘り返したら太い枝がまだ分解されずに残っていて、それもまた一緒に
       埋めておいた。11月になったら実梅のミナミさんと高田さんの剪定もする予定。
       こういう植物に名前をつけて可愛がる人をバックスター族って言うんだって。  
       私もリッパにバックスター族だわ。いいじゃん、植物かわいいんだから。    
       あとは畑のニンジンの間引きをした。ニンジンはあまりの美味しさに今夏びっくり
       したので、もったいなくてなかなか間引きがしづらくて。でも間引かないと根がみ
       んなヒョロヒョロではそれもまた困るので、思い切って抜いた。それでももっと間
       引いてもよかったところだったけど、どうしても手が臆病がってしまう。    
       間引いたらけっこう太いのも出てきて、これも大切に食べましょう。      
       コカブもだいぶ太ったなぁと見ていたら、根がまるまる食べられてるのがあった。
       あーまた虫の仕業だーとくやしいがりながら、もう1つ根がスカスカになってるの
       を見つけてひっこ抜いたら、一緒に虫も出てきた。薄茶色のけっこうでかい虫だっ
       たけど、もう私の足の下であの世へ旅立たれました。             

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10月24日 ミナミさんの下で芽を出したナスタチウムについては「そのままでは枯れますが、
       鉢上げすれば室内で育つ」とのアドバイスをいただき、早速きょうシャベルで掘り
       起こし、ひとまず小さいポリポットに植え替えた。              
       ショウガは畑の一番入口に植えてあるので、畑に行くたびにすごくいい香りがして
       いる。きょうは生協スーパーに行ってさつまあげを買ってきたので、11月を待ち
       きれずに午後1株だけ掘りあげた。今春に三州ショウガと大きいインドショウガを
       植えて、まずきょうは小さいほう、三州ショウガを。草姿を見て、あんまり大きく
       ないかなーという株を掘ったのだけれど、思ったのよりも大きい根がついていた。
       収穫した後にはやはり1株だけあったイチゴ(今春にお義父さんの畑からとった小
       株=とろうとしたときはもう雑草がすごく、あまりいい株がなくて、いくつかとっ
       てポリポットで育てたが結局1株しか生き残らなかった=お義父さんとこはもうイ
       チゴやめるみたい=うちはイチゴ好きなので、これから頑張る)を植えつけた。 
       夜さつまあげを焼いて、ショウガをすって夫と2人で食べた。売ってるのとぜんぜ
       ん香りがちがう。ちっとも辛くなく、さつまあげがすごくおいしく感じた。名脇役
       って感じ。こうなると、大きいインドショウガも味をみてみたくなるなぁ。   

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10月21日 きょうは南庭のホウレンソウの間引きをした。収穫できるものは小松菜とコカブが
       少し。このところ、あまり畑の仕事もあまりない。カタツムリ退治も最近は”食う
       んなら食え!”と開き直り状態で、夜見回るのも疲れるのでやってない。    
       でも、夜見回ってないとカタツムリのほうも油断するのか、昼間小松菜などを収穫
       しに行くとウネの上でのんびり居たりするので、そういう場合は捕殺する。   
       きょうも4〜5匹は踏み潰した。                      
       実梅のミナミさんの下でナスタチウムが芽を出した。今春にタネをまいて夏の間育
       っていたもののコボレダネが芽吹いたんだろう。最初はクローバーかと思っていた
       が、最近葉のカタチもはっきりしてきて、ナスタチウムと判明した。これから寒く
       なるというのに大丈夫なんだろうか。寒さで枯れないでほしいなぁ。      

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10月16日 先日、南庭の一角にタネをまいたホウレンソウが芽を出しはじめた。西畑の”日本
       ホウレンソウ”も少しは残っているが、こちらのもちゃんと育ってほしい。ニンニ
       クもほとんど芽が出ているし、小松菜やコカブもカタツムリに食べられながらも、
       なんとか育っているところ。                        
       ところでナメクジたちのせいでちょっとキャベツ2株が困ったことになっている。
       ナメクジは成長点の一番やわらかい葉を食べるのだそうだけど、その例に違わずう
       ちのキャベツでも成長点の芯の部分を食べられたようなのだ。その結果、下のほう
       からいくつもの新葉が出てきてしまっている。このままだと小さいキャベツがいく
       つもできそうな感じで、それも悪くないかなーと一時は思ってみたものの、やはり
       あまり小さいのがいくつも採れて物足りないような感じがしたので、一番上の1つ
       をとっておき、あとのは全部手でかきとるようにしている。でも、生命力というの
       はなんとたくましいものか、なかなか1つになってくれないのだった。あとはでき
       るだけで、なすがままにするしかないかなー。                

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10月13日 タネをまいて芽が出ても、いつの間にかなくなってしまうホウレンソウ。    
       昨夜、また懐中電灯を持って畑を見回りしたときにホウレンソウのウネにナメクジ
       がうようよいるのを発見、こいつらの仕業かぁとただちに捕殺した。もうキリがな
       いので、そんなに毎日は見回れない。夜は寒くなってくるし、やはり面倒になって
       しまうもの。畑にカエルでも居ついてくれるといいんだけどなぁ。       
       もうだいぶしぼんできたが、少し前は庭のあちこちにキノコが生えてけっこう大き
       く柔らかくて、あんまり食べられそうにない感じなんだけど、これは何でしょう?
       キノコ類は胞子が飛んで生まれるというけれど、我が家のまわりにはキノコなんて
       1つも見たことがない。風に乗って遠くから飛んできたか、それとも他に何かわけ
       があるんだろうか? 堆肥を作るとキノコが生えてくると聞いたことがあるが。そ
       れだとけっこう庭の土が肥沃になってきたということか。どっちでもいいけど、こ
       れがシイタケやマツタケだったらいいのになぁと思わずにはいられないのでした。

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10月10日 午後、バケツの田んぼの跡地(バケツを置いてあった場所=南庭の日当たりのいい
       所)にホウレンソウのタネをまいた。西側畑にまいたホウレンソウは日本種だが、
       きょうまいたのは西洋種。日本種があればそっちのほうが在来種だしよかったのだ
       けれど、タネがなくなっちゃったからしょうがない。             
       きのうの雨でまた一段と大きくなったか、コマツナはもう食べられる状態。   
       早速きょうのお弁当に入れたが、そのうちコマツナはけっこう飽きるんだよなー。
       しかーし、きょう畑を回ってみたら、葉っぱにカタツムリがへばりついていた。な
       んて図々しいやつ。大きな石をどけるとナメクジが5匹くらいまとまってお休み中
       で、まとめて全部踏み潰す。人間は虫の食べ残しを食べてるようで…。     
       コマツナよりもホウレンソウのが好きなんだけど、こちらはまだまだ食べられるほ
       ど大きくなっていない。コカブもだいぶ根がふくらんできた。大根は何回かにわけ
       て間引きをしていて、今朝お味噌汁に入れるのに最終間引き菜を収穫して、1ケ所
       1本にしたところ。いよいよ食卓に畑の野菜が少しずつでも登りはじめてうれしい
       ところ。これからはもっと楽しみ。家計も助かる。              
       ニンニクも畑のほうも、みかんの木の株元に埋めたものも、ようやく少しずつ芽が
       出てきた。まだ出ていないところもあって、早く顔を出して出揃って欲しい。  
       もう完全に不耕起で管理している畑を眺めていると、なんか、キャベツもナメクジ
       害にあっているということ以外は生育がとてもいいような気がする。肥料は元肥に
       少しは入れているけれど、そんなにいっぱいはあげてないし、そのわりには調子が
       いいような…。踏み石代わりにしているレンガをどけたら、けっこう太いミミズが
       いたし。やはり微生物たちのコロニーを壊さない自然農風不耕起はいいのかも。 

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10月 5日 タネをまくときに雑草は刈り取ってあり、しばらくは雑草少なめの畑だったが、最
       近やっとポツポツ雑草も生えてきた。雑草が生えてきて喜ぶっていうのもなんか変
       だけど、これが自然農風。                         
       きょうは大根&コカブ&人参の間引き&何故か無くなってしまって足りなかった部
       分にホウレンソウのタネをまいた。大根の間引き菜は朝の味噌汁に入れて、残った
       茎ゴミは畑に戻しておいた。人参の間引き菜はだいぶ根っこが大きくなってきてい
       るのもあって、今晩の夕食の炊き込みごはんに入れるぶんくらいはありそう。他に
       コマツナもだいぶ大きくなってきてだいぶ食べられそうで、このところ夏野菜が終
       わってから食卓に畑のものがのることがなかったのでうれしい。        
       ニンニクはまだ芽が出ていなくて、ちょっと土を掘って探ってみたら、芽はまだ出
       ていなかったけれど、根は伸び始めているようで種球も動かなかったのでもうすぐ
       出るだろうとまた土をかぶせておいた。発芽が待ち遠しい。          


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