我が家の益虫図鑑

庭にクローバーをたくさん生やしてからテントウムシやトカゲがたくさん居ついてくれるようになりました。
これはそのデジカメ写真記録です。                                 



庭に生やしたクローバーはテントウムシのお好みのようで、春からたくさんの成虫が来訪してくれました。
そして、テントウムシも繁殖の季節。交尾があちらこちらではじまりました。2匹くっついてじっとしているのやら、くっついたまま2匹で動き回っているのやら、後ろのオス(たぶん)のみが動いているのやらと、それぞれ個性豊かです。



これがテントウムシのタマゴ。鮮やかなオレンジ色(山吹色といったほうがいいかも)で、風をよけるようにクローバーの奥の葉っぱや葉のウラに産みつけられています。



しばらくすると、こんな格好の小さな虫がたくさん現われました。これがテントウムシの赤ちゃん。まだ模様もなく、まっ黒で何の種類のテントウムシなのかわかりません。先のほうに白っぽく見えるのは植物の敵アブラムシ。お食事中です。



赤ちゃんテントウムシが少し大きくなるとオレンジ色のコントラストも入る幼虫になります。成虫のあんなかわいらしい姿からはあまり想像がつかないような、知らないと害虫かと思ってつぶしてしまいそうな虫ですが、決してそんなことをしてはいけません。植物の敵アブラムシが大好物で、↑の写真のようにパクパク食べてくれます。テントウムシの幼虫はアブラムシを400匹食べるくらいの大食漢で、エサがないと産まれたての小さな幼虫を共食いしてしまいます。まさに弱肉強食の世界!。



またしばらくすると、もとの幼虫の模様を残したままじっと動かなくなりました。脱皮中?。サナギになりかけなのかな?。



これは完全なサナギ。じぃーっとしたまま大人になるのを待ってます。サナギはどうも植物につかまってなくてもいいみたいで、庭に置いてあったペットボトルや発泡スチロール箱製の生ゴミコンポスターの側面などにはりついてたりします。なにもこんなところで待たなくても…。



たぶん、これが大人になりたてのテントウムシ。タイミングよく脱皮したてにお目にかからなければ、こんなまっ黄色のテントウムシの姿は見つかりません。触るとまだ身体もやわらかく、飛ぶのも無理なようです。でも動きはけっこう機敏で、よく歩き回ります。



あとに残るのはこんな脱け殻。サナギだったときと違って、軽く触るとぽろっと落っこちてしまいます。





めでたく大人になったテントウムシたち。
ナミテントウは2つ星のや4つ星のもの、星の一部が欠けて三日月模様の星のものなどいろいろ。
ヒメカメノコテントウは体長4〜5ミリのナミやナナホシよりもずっと小さいテントウムシです。
成虫のテントウムシは10〜30匹のアブラムシを食べるそうです。また、アブラムシだけでなく、カイガラムシやウドンコ病菌を食べるテントウムシもいるそうです。
  ◎T&Fの福田さんちの「かわいい天敵」にもテントウムシの美しい写真がたくさん載っています。



これもカメムシやナメクジを食べてくれる益虫トカゲちゃん。
庭にブロックなどを置いておくと、中の穴にタマゴを産みつけるそうです。
このトカゲちゃんを見つけたときはじぃーっとしてしばらく動かなかったので撮れましたが、他のはささーっと動きが早く、いつもしっぽしかお目にかかれません。



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