サティパッターナ・スッタ (Satipatthana Sutta) 大念住経 又は 大念処経

不浄物 

この瞑想にはふたつの方法があります。最初の方法は、身体のそれぞれの部位は不快なものだと理解することです。次の方法は、身体は部位の集合体であり、自分ではないと理解することです。 身体は不快なものだという認識を深めるために、死体の解剖を見学することは、とても役にたちます。身体のどの部位も不快だと簡単に理解できるからです。

この瞑想法は、肉欲を消滅させるのにとても有効です。身体は自分ではないという認識を深めるために、瞑想者は身体の各部位を観想し、そこには意識がないと理解します。つまり、頭髪は髪が伸びているのを知りません。

「これはわたしの髪の毛だ」 と思う実体は何だろうか?

このように観想すると、瞑想者は心と身体の違いが明確に理解できるようになります。また、身体を、わたし、わたしのもの、あるいは、自分、と見なすのは偽りだと、自然に理解するでしょう。










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