「英文ジャーナルを読みこなそう」 vol.31 2000/01/25



◆ 以下の英文を読んで下さい。

Six members of AUM, which now calls itself Aleph, abducted the 7-year-old son of Asahara, the founder of AUM, after breaking into the cult's facility with a crowbar, in an intragroup struggle.


<Key Word>   abduct : 誘拐する


<重要語句>

☆ founder  : 創始者
☆ break into  : 押し入る
☆ cult : カルト教団
☆ facility : 施設
☆ crowbar   : バール
☆ intragroup : グループ間の
☆ struggle  : 抗争



◆ 単語の意味が分かったところで、もう一度読んで全体の意味をつかんでみて下さい。

Six members of AUM, which now calls itself Aleph, abducted the 7-year-old son of Asahara, the founder of AUM, after breaking into the cult's facility with a crowbar, in an intragroup struggle.



◆ それでは意味を見ていきましょう。

Six members of AUM, which now calls itself Aleph, abducted the 7-year-old son of Asahara, the founder of AUM, after breaking into the cult's facility with a crowbar, in an intragroup struggle.

オウム心理教の6人の信者は、バールでこじ開けて教団施設に押し入り、麻原 教祖の7歳になる長男を誘拐した。内部抗争と考えられる。オウムはアレフと最 近名称を変更した。


◆ 最後に本日の Key Word を確認して終わりましょう。

<Key Word>   abduct : 誘拐する


●編集後記●

■オウムに関してはいいたいことが山ほどあるのですが、いざ発言しようとす ると身構えてしまいます。オウムについて話せば話すほど誤解が生まれそうで すし、この事件で被害にあわれた方、脱会信者、今も信仰している信者、それ ら信者の家族など、その方々のことを考えると何もいえなくなるからです。

■勝手なことを敢えていわせてもらえば、オウム真理教の信者とは、現実がま とっている嘘から逃れ、真実を得ようとオウム心理教に入信し、新たな嘘を背 負わされることになった人たちではないかという気がします。社会的偏見など、 社会が共有する認められた嘘をまとっているうちは、誰からも批判されません が、大多数の人に受け入れられない嘘となると、社会は犯罪として糾弾します。 彼らの不幸は、単なる犯罪を自分たちが求めていた真実だと勘違いしたことで はないでしょうか。

■オウム真理教をルポルタージュした「A」という映画がありましたが、ご覧に なった方はいますか?オウムが語られれば語られるほど事件がみえなくなるた め、先入観を取り除いてオウムを見てみたいというふれ込みで、メジャーの新 聞にも取り上げられ、当時はちょっとした評判になっていました。実はこの映 画の監督は私の知り合いなのですが、誤解を排除したいというこの映画ほど誤 解を与えるものはないと私は思っています。それを理解しようとしない「A」の 監督とは、以来口をきいていません。

■オウム真理教が我が家の隣に越してきたら、うおっ!となって、私も多くの 人同様不安になるでしょうし、出ていってもらいたいと当然思うでしょう。た だ、追い出して万歳をしている自分を考えると、気が滅入ります。では、どう すればいいのか?私にも分かりませんが、オウムに入りたいと思うような人た ちも普通に生きていける環境をつくらなければならないとは思います。そのよ うな環境であれば、オウムという集団には存在意義がなくなるわけですから。 今のままでは、オウムのような団体が次から次にできるのではないでしょうか。 この問題は現代という時代に生きている人すべてが背負う問題だという気がし ます。





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