読者の広場




Up Date 2015年08月20日




とても素晴らしい訳文をありがとうございました。
「クリスマスキャロル」は、昔ディズニーの映画で子供向けに アニメにされたものを見ておぼろげに記憶しており、 あらすじだけでもネット上で読めないかと探したら ここへたどり着きました。
クリスマスの賑々しく晴れやかな雰囲気が伝わってきて、 最終章のスクルージが生まれ変わる場面では 自分も目が覚めるような思いがしました。
小説が好きでよく読むのですが、海外の小説はなかなか 感情移入できないことが多く、評価の高いものでも 楽しめたことがあまりなかったので、 この訳文でこの作品を読むことができて本当によかったです。 とても新鮮な体験でした。
これだけの長さの作品を訳することはとても大変さ作業ではないかと思います。 本当にありがとうございました。
お金を払ってでも読みたいほど没入できました。 ブックマークして度々読みに来たいと思います。 ありがとうございました。  <2013/12/12>




はじめまして こんにちは 私は、ゆきえっていいます。 
クリスマスキャロルの原文を一通り 読み終わりました。古い作品ってことも有り本当に難しかったです。 読み進めながらこれは訳本が無ければとても読み進められないなと思い、どの本を買えばいいのかわからないので検索しているうちに このサイトに行きあたりました。

抜けが指摘されているどの部分も、アー、なるほど!って思えるところばかりでとても参考になりました。 どうもありがとうございました。

簡単でいいのでお返事いただけたら幸いです。 
どうもありがとうございました。




毎回、楽しく有意義に読ませて頂いています。 もうすこしたびたび感想のメールを、と思いながら、多忙を理由に出来ない でいます。
クリスマスキャロルは、某大商学部の癖に英文学が好きだった父(なんと19 00年生まれ、勿論故人です)が大正15年発行の‘文学士’森田宗平先生の 著書原文詳註「全譯クリスマスキャロル」を持っていまして、対訳の日本文 の部分を中学生時分に読んで感動した思い出があります。それ以来毎年クリ スマスのシーズンがくると、原文で読もう読もうと思いながら出来ないでい ました。
昨年末、E-text(Project Gutenbergのもの)がCD−ROMで手に入り、 電子辞書もマウスポインターで置くだけで単語を引いてくれるものを購入し て、やっと手間を掛けないで読める環境になったので、1週間ほど掛 けて読みました。といっても、ざっと読み流した感じなので、Hanadaさんの メールサービスのようにていねいに解釈してあると、意味が分からなかった り、取り違えたところもきっちり分かって、面白味ももっと深く味わうこ とができます。本当にこのシリーズは大きなメリットがあります。

さて、第67回の感想ですが、おもわず‘なるほど’と感心してしまった個 所があります。(感心する個所は無数にありますが、そのうちの一つ)
" There's another fellow," を「アホがもう1人いるのか」と訳しておら れる、これにはおもわず、‘参った’とさけぶと同時に吹き出しまいました。 ここのところの感じを新鮮な現代感覚で見事に訳している、見事ですね。 ちなみに、森田先生の訳は「まだ一人居るわい」です。これも良い訳と思い ますが、なにがいるのか?、それはアホだ、と心の中に浮かんだ対象をはっ きり明示しているこの訳の方がはるかに読者に訴える力が大きいと思います。 Hanadaさんはやっぱりすごい実力者なんだな、と改めて思いました。

取り止めもないことを長々書きましたが、感謝の気持の一端と受け留めてく ださい。
よろしくお願いします。




いつも、メールマガジン「クリスマスキャロル」の配信ありがとうございます。
購読されてる方の中に、難しくて面白くないという意見 があるようですが、私は今のところ、たいへん興味深く 購読させてもらってます。自分ひとりで、このような古典を 原書で読み通すのは、ほとんど不可能ですので、このまま 今のペースで、読み進むことができたら、と思います。
私は、英語は中学、高校と大学の教養科目程度にしか 学んでないのですが、外国語を学ぶことは、大きな喜びです。
どうぞこれからも、無理のないペースで、続けてください。




A Happy Millennium! いつもお世話になっています。1月18日の朝日新聞 夕刊で Project Gutenberg を知り、早速 A Christmas Carol を download しました。学生時代に戻って「予習」(!)をしてみようという目論見ですが、 いつまで続くか自信は全くありません。
「英米文学あれこれ」楽しみに読ませ ていただいています。アメリカ社会の移り変わりがよく分かります。 寒い日が続きますがお体大切にお過ごし下さい。




愛読しています。

「原文から始める」のに戻りホッとしました。




いつも楽しみにしています。
学生時代に戻ったようで、一人で気楽に(ゴメンナサイ)読んでいます。 日本語から始まっていると英作文のようでなんだか・・・
ガイアネットも御覧になられているようで配信が楽しみです。
編集後記?を先に読む時もあります。クリスマスの日のぶんは、なぜかわからないけ れど涙してしまいました。(たまに泣いたりするのは、ストレス解消になっていいと 思いますが)
会社でみてしまうので、もらいっぱなしですがむりをせずに休み休みでも続けていっ て下さい。いつもアリガトウ!




61回で難しい単語が多く、面白くないという意見が多いそうなので、反対意見も聞い ていただこうと思いました。
確かに古い単語も多く、難しいということはありますが、けして面白くないなどとは 思いません。今まで、古典は興味はあってもなかなか読む機会がないままきてしまい ましたが、原文が読め、しかも親切な解説までついていて,いつも楽しく勉強させて いただいています。
これからもよろしくお願いします。




第44回から購読しています。毎回、有り難く勉強させていただいています。ADが少しもないところが貴重ですね。わたしは、毎回、印刷して保存しています。
最近、形式でいろいろ試行されているようですがあくまで、英語を原書で読む楽しみですから最初に日本語訳があっては感心しないのでは。わたしは、原文、逐語訳、日本語訳、の順がいいと思いますよ。分かっても分からなくても読む、それに後から痒いところに手が届くような解説がありがたい。難しい表現だなと思われるところがあってもそれこそ、外国文学のゆえんと思います。
「英米文学あれこれ」がまたたのしい。
今後もよろしく。




いつも英米文学の名作を楽しく読ませてもらっております。 私は今スペイン語の国 に住んでいますが、英語の持つ表現力の力強さみたいなものが今掲載中のクリスマス キャロルに特に感じられ、とても新鮮な印象です。 スペイン語にない切れ味の鋭さ があります。




何時も楽しみに読ませていただいています。
クリスマスキャロルは大学のときに友人に勧められて初めて読みましたが大好きな作 品です。
この作品のモチーフを使ったドラマをNHKテレビの英会話教室でやっていたのを見た 記憶があります。その時は、とても厳しい教授法をモットーにしていた英語の教師が、クリスマスの夜 に、過去、現在、未来の聖霊につれられて、生徒が将来英語を大嫌いになっているの を見て教授法を改めると言う話でした。
今回はじめて原書を読むことに成りますが、たぶん一人では難しくて読めなかったで あろうものを、こうして読む機会に恵まれて喜んでいます。
私は声に出して読むようにしていますが、声に出してみると原文が非常にリズミカル な文体であるのに驚きました。
文学作品は英会話の為だけでなく鑑賞する為に読むのだということを再認識しまし た。
最後まで読み通す事を楽しみにしています。 よろしくお願いします。




   「英米文学の名作」第1号から読ませていただいています。第61回のコメン トに「おもしろくない」という意見があるとありました。確か旧制高校のテキストにあったと思いますから、決して易しいとは言えないのでしょう。
小生は、戦時中敵国語禁止の時代に旧制中学を終え、英語の基礎が全くできておりま せん。しかも、理科系ですからなおさらです。リタイアして五年、なぜか、英語の魅力に取り憑かれ毎日数時間英語に接していますが、基礎の貧弱さは覆うべくも在りません。 しかし、語学は「積み重ね」だと言い聞かせて、マイペースでやっております が、現在「クリスマス・キャロル」が小生にはちょうどいいところかと思っております。分からない単語や言い回しが出てくると自家用の辞書("Personal Dictionary for Windows"を利用)に入れるのがまた楽しく(収集癖?)、1年先には、Dickens を一冊読んだことになるのだと自らを鼓舞しております。いろんな読者がおられて当然だと思いますが、どこまでもついて行きますから、どうぞ最後まで続けていただきますようお願い申し上げます。




一読者として最近感じていることを書きたいと思います。
英語に関してはずぶの素人ですので、他の読者の方とは意見が違うかもしれませんが 思っていることを述べたいと思います。
まえのオーヘンリーの時は楽しく読めたのですが、このディケンズは内容をくみ取り 難いとともに単語が難しいというか文語的で読んでいて楽しくありません。 まるで、大学の時の単に読みにくいものを取り上げているかのような感じです。




今年も後わずかとなりました。 私の滞米生活も1年を過ぎました。
地元のアダルトスクールでマーク・トゥエインに取り組んでいるちょうどそのとき、運良くこのメルマガを知り、「取り戻された改心」からずっと読んでます。
丁寧な解説とちょうどよい量(個人的にはもっと長くても・・と思う時もありますが、各センテンスごとの解説をするとなると、このくらいの量でないと大変でしょうから)、それに私のお気に入りは後半の英米文学の歴史!これで私のアメリカ文化に対する理解も深まりました。
これからもずーっと続けて下さい。「クリスマス・キャロル」も長くても絶対購読をやめないので。それに、映画や舞台で見るのと違って、くどい描写も魅力の一つです。
それでは、よいお年を。




このマガジン、読みやすい上に適当にフレーズを区切って訳も的確、繋がりがよ く、感心してます。それに、こんな好いものが無料で読めるんですから。あり がたいことです。中学生の孫などまだ来ないの?なんて、PCを覗きこんだり、 本当に楽しみにして居ります。どうか最後まで何年かかろうとお付き合いさせてもら います。頑張ってください。良かったらもう少し回数を増やしてくれると好いななんて言っております。勝手なことばかりですみません。有難うございました。




ディケンズは長広舌に疲れることもありますが、人間の悲惨さと気高さの両方をよく 知っている作家、またユーモアあふれる感銘的な作品と同時にぞっとするような人間の 暗い世界も描き出した複雑な作家として、特に興味があります。大江健三郎や井上ひさ しも愛読者のようですね。
ともかく、そういう意味で今後も大変楽しみにしています。彼の文学の社会史背景等 も含めて解説を加えて頂ければ幸いです。
今後とも宜しくお願いします。




「英米文学の名作」のクリスマス・キャロル、ディケンズは好きな作家なので、楽しみつつ学べるものと期待しています。文学史に関する記述もためになるので、今後もどんどんお願いします。




〜 1999年 12月25日 クリスマス 〜

 若い頃東京の郊外に住んでいたのですが、住宅街の中に墓があり、アパー トの窓から街灯に照らされた墓石がよく見えました。いつもは不気味なので すが、ある夜闇に浮かぶ墓石を見て、ひどく心が落ちついたことがありまし た。奇妙な話ですが、クリスマス、賑やかな街、スクルージ、こう考えてい くと、ふとあの時のことを思い出してしまいました。競争社会の中で、オレ の前を行く奴は絶対に許さないと突っ走っていたあの当時の自分を、あの墓 石がそれとなくたしなめてくれたのではないかと思っています。
 華やかなパーティ、友人たちとの楽しい会話、笑顔、クリスマス。存分に 楽しまなければ何のための人生か。キリスト教徒の行事だろなどと野暮なこ とはいわない。クリスマスの清らかな精神と陽気な心さえあれば、誰もが存 分に楽しめるビッグイベント。これを見過ごすことは日頃一生懸命がんばっ ている自分に対する大きな犯罪。誰もが貪欲にクリスマスを求めて街に繰り 出すのでしょうが、クリスマスの華やかさとは無縁の人も多くいるはずで す。一人きりのクリスマスも辛いかもしれませんが、華やかに浮かれ騒いで いる人も、あれで結構辛いのではと勝手に決めつけています。
 クリスマスとは無縁の孤独なスクルージ。傍目からみれば惨めとしか思え ないのでしょうが、そんな奴のこたぁーほっとけと、自分が楽しむのに忙し い人同様に、自分の世界の中でスクルージも忙しいのです。自分に忙しい過 剰な自分という点では両者とも同じで、華やかさを求めている人の方が、他 人次第というところがあるため、一歩外すと行き場のない闇に落っこちる不 安定な状態なのではないかという気がします。それに比べて、筋金入りの孤 独を味方につけたスクルージの生き方は、それはそれでかえって楽なのでは ないでしょうか。楽がなによりと多くの人が思考停止の世界に安住してるの が今という時代かもしれませんが、スクルージも最初からこんな人間ではな かったはずです。現代という時代の中で、クリスマスの陽気で清らかな心を 保ち続けるにはタフな精神が必要で、持ち合わせていない人は、そんな大切 な精神をかなぐり捨てても突っ走るしかないのでしょう。いつまで突っ走る のか?墓場の中まで突っ走る人は、本人は幸福かもしれませんが、ちょっと 不幸かもしれません。スクルージにはクリスマスを前にして、現実という罠 に落ちた自分に気づく幸運が舞い込んできましが、クリスマスになるという のに、物語がまだそこまで進んでいないので残念です。
 楽しいクリスマスであろうと、惨めなクリスマスであろうと、ひとりきり のクリスマスであろうと、どんなクリスマスであれ、クリスマスに詩的な響 きを重ねてみて下さい。

Wishing everyone of you a Merry Christmas! 〜








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