東海道を歩きました  2009   〜 夏 〜


7月31日(金)  

三重県亀山市 → 関宿 → 鈴鹿峠 → 旧東海道 → 滋賀県甲賀市水口町

歴史民俗資料館横の水口公園の門の下で野宿

5時20分から18時20分まで歩く。平均歩行時速2.7km (35km / 13時間)


朝 4 時半頃目覚めて 5:16 に出発。吉野家を通り過ぎたが、戻って朝食。いい朝だった。いい一日になりそうな予感。終わってみるとハードな一日だったが、充実したいい一日だった。

JR 関駅にふと立ち寄る。朝まだ早い。観光案内所にいたおじさんが旧東海道の資料をくれた。関駅から先の旧東海道、宿場などを丁寧に説明してくれた。愚かにも何も知らなかった。関駅に立ち寄らなければ、このおじさんに会わなければ、大きな損失だった。おかげで大津まで旧東海道を歩くことができた。

おじさんが説明している時、おばさんが髪を振り乱してやってきた。おじいさんを見なかったかと言う。認知症で徘徊癖があり、家からいつの間にか居なくなったのだとか。人々の生活はいろいろだ。

この日はずっと旧東海道を歩いた。東海道 47 番目の宿場、関宿の街並みはすばらしく、往時の東海道をしのばせる。街全体が観光地になっていて、歩いていた疲れない。観光客用の建物もあるが、生活の場としての家々もあるので、単なる観光地ではない味わいがあった。

鈴鹿峠は箱根に次ぐ東海道 2 番目の難所とか。風景は箱根を思わせるが、箱根ほどの雄大さはない。並行して国道 1 号線が走っているが、車で国道を走るより、歩いて峠越えをした方が楽なのではないかと思わせるほど、山中の国道は道が折れ曲がっていた。

峠道に入る手前にコンビニのサンクスがあり、食料を調達する。この先、商店はないと判断したが、実際何もなかった。峠を登ると綺麗なトイレと休息所があった。他には誰もいない。ゆっくり休んで先に進む。

東海道 49 番目の宿場、土山(つちやま)宿にある道の駅「あいの土山」で昼食。名物という冷茶うどんは、期待ハズレだった。

水口町は昔懐かしい家が並び、一軒一軒が歴史を感じさせた。家々の甲賀市という表札を見るだけでも旅情を感じた。ただ、ねぐらがなかなか見つからなかった。水口ホームセンターのトイレで頭を洗い、身体を拭き、汗を流し、洗濯を済ませ、一日を終わりにしたのだが、そこで寝るのは無理だと判断して、暗くなってから街の中をぐるぐる回る。近鉄近江鉄道本線の石橋駅で水口公園を知る。ようやくねどこにたどり着いた。


経費

吉野家ハムエッグ納豆 \350(\50引き)
サークルK菓子パン \120(\70×2−\20)
道の駅あいの土山冷茶うどん大盛り  \750
ローソンピルクル \116
ローソン弁当 \498

合計 \1,834










Top ページへ