7月24日 (金)
島田駅 → 県道 381 号線 → 旧東海道石畳 → 金谷峠 → 東海道 → 静岡県掛川市
東海道沿道の北池公園の池のほとりのあずまやで野宿
5時50分から14時30分まで歩く。平均歩行時速2.4km (20km / 8時間半)
目が覚めて時計を見ると4時47分。意外と遅くまで寝た。夜中に雨が降り込み何度も目が覚めたが、22時前には寝入ったので、睡眠は十分だ。寝袋の雨対策をしなかったのが悔やまれる。
島田駅から東海道へ行く途中で迷う。行ったり来たりした。ローソンに入って道を聞く。渡るのを楽しみにしていた「越すに越される大井川」は、気づいたら渡っていたというほど印象が薄かった。便利さは人生から生きる意味を奪う。
金谷駅の近くで、おばさんが旧東海道の石畳の道を教えてくれた。菊川の住民が復活させたそうだ。金谷坂と呼ばれているらしい。大井川の川渡しの地、金谷宿から菊川の間(あい)の宿までの金谷峠は、難所だったが、雰囲気はよく歩きやすかった。お茶で有名な牧ノ原台地を横断する峠道、木々を抜けると広々としたお茶畑が見渡せた。
峠のトンネルの中でおじさんにカロリーメイトをもらう。トンネルの入口付近に山のような荷物があると思って歩いていたら、トンネルの中で自転車のそばにおじさんが座っていた。通りかかると、ほら、とカロリーメイトをくれた。飲み物もあるからもっていけというが、ペットボトルに水を入れていたので、カロリーメイトだけもらった。巡礼者への 「お接待」 か。
峠を下ってしばらく行くと、のどかな田舎の風景が広がっていた。昼を回っていたので、お腹が空いていた。沿道の小さな食堂を見つけて入る。カツ丼。漬物と味噌汁も付いた。量がたっぷりとあり、味も美味しく満足。ただ、トイレが汲み取り式で、恐ろしいほど汚かったのにはまいった。
この日は掛川駅に泊まるつもりだったが、直前に広々とした公園を見つける。あずまやがあるので雨をしのげる。格好のねぐらだ。まだ早かったが、この日はここで終わりにした。髪を洗い、身体を拭いて汗を流し、洗濯をしてベンチで休んでいると小雨が降ってきた。慌てて洗濯物を取り込んであずまやに移動した。
夕食はトンネルの中でおじさんにもらったカロリーメイト。この夜は雨音を聞きながらぐっすりと眠った。
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