東海道を歩きました  2009   〜 夏 〜


7月18日(土) 

神奈川県茅ヶ崎市 → 東海道 → 神奈川県小田原市

小田原駅から少し離れた商店街が連なる屋根のある歩道の軒下で野宿

4時45分から16時45分まで歩く。平均歩行時速2km(25km / 12時間半)


4時過ぎに起きる。熟睡感あり。夜中に蚊に悩まされたが、地下道はいい寝場所だった。セブンイレブンで明治のおいしい牛乳を買って飲む。よく寝たせいか気分良く歩くが、脚は思うように動かない。かなりの疲労感あり。なか卯でとん汁定食の朝食。うまい。身体に染み込むようだ。食足りて、さあて、目指すは箱根の玄関、小田原だ。

小田原駅に到着したのは17時前だった。ねぐらを探すが、適当な場所がない。小田原駅の地下の通路でシートを広げて荷物の整理をしていたら、通り過ぎる若い女の子がびっくりしたような顔で私をじっと見ている。彼女はきっと私のことを誤解している。

駅のトイレで髪を洗い、身体を拭き、汗を流して洗濯をするという1日の勤めを終えた後、駅前の王将でレバニラ定食の夕食を済ませる。心配はこの夜のねぐらが見つかっていないこと。王将を出て駅前をうろうろしながら探すが見つからない。雨に降られるのはもうこりごりなので、なるべく屋根のある場所をと思っても、なかなか適当な場所が見つからない。仕方なく手っ取り早く、屋根のある歩道のシャッターの前ににシートを敷いて寝袋にくるまる。

しばらくしてシャッターが開く。廃業した商店だと思っていたら、人が住んでいたようだ。老年の男性と女性。事情を話すと「気をつけて行ってらっしゃい」 と喜んで場所を提供してくれた。

酔っ払いの怒鳴り声で夜中に目を覚ます。突然のことなので、寝起きということもあり、事情がよく飲み込めない。 「お前らのような人間がいるから、みんながどれだけ迷惑しているか」 などなど。 借りている軒先の商店の人から許しをもらっていると言うと、 「どういうつもりか問いただす」 と、酔っぱらいはシャッターを叩いてその商店の人を起こそうとする。親切に場所を提供してくれた人たちに迷惑はかけられないので、その酔っぱらいを慌てて静止し、どこか別のところに行くから、商店の人を起こすのはやめてくれと懇願する。迷惑とは多分に主観的なものだ。

酔っ払いにからまれて、深夜の3時から眠れなくなった。寝袋にくるまったまま、明るくなるのを待つ。


経費

おいしい牛乳 \147
デニッシュ \105
三ツ矢グレープサイダー  \147
なか卯とん汁定食 \298
吉野家牛丼 \380
王将レバニラ炒め \703

合計 \1,780






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