文学shortコラム (アメリカ文学)


アメリカ文学の独立

 アメリカは誰もがご存じの通り、1776年の独立宣言でイギリスから独立しますが、文学が独立したのは、1850年から1855年の5年間だといわれています。

 この間に、ホーソーン「緋文字」(1850)、メルヴィル「白鯨」(1851)、ソロー「ウォールデン-森の中の生活」(1854)、ホイットマン「草の葉」(1855)などが発表されました。この時代はアメリカで初めて文学的傑作が登場したので、「アメリカのルネッサンス」とも呼ばれています。

 このような独自の文芸開花は突然起こったのではなく、ピューリタニズムやトランセンデンタリズム(transcendentalism / 超絶主義 - 個人の尊厳と精神の優位を主張した観念論的ロマン主義の総称)という、アメリカ独自で展開を遂げた精神風土があったからです。次回はこのピューリタニズムとトランセンデンタリズムをお送りします。




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