TRC(Throw Run and Catch)

投げたディスクを自分でキャッチするまで、何m走ることができるか?スローが上手いだけでは好記録は出ない。走力、そして、風を読む力が必要である。オープン部門で唯一日本人が世界記録を持つのがこのTRCである。


コート

平らで障害物がない場所ならOK。芝生ならなお良い。プレーヤーは、直径4mの円からスローを行う。

ディスク

国内では圧倒的にWham-O社製ファーストバックが人気。その中でも、よく使用されるのが、FB3、FB6、FB12(型の番号)。海外トッププレーヤーの中では、イノーバチャンピオン社製リンクスを使う人が多いが、現在は廃盤となっている。最近では、イノーバチャンピオン社製コンドルも人気。

用具

ディスク以外は特に必要ないが、走りやすいシューズを履いたほうがよい。

方法

プレーヤーは、地面に設けられた直径4mの円の中からスローを行う(助走は円の外から行ってもよい)。投げたディスクを自分でキャッチし、円中心からキャッチした場所までの距離を計測する。計測値から2m(円の半径分)を引いたものが記録となる。5投行い、最も良い記録がそのプレーヤーの記録となる。公式大会では、片手でキャッチしなければならない。

どこでできる(見られる)?

愛知県フライングディスク協会では、毎年6月頃、「ジャパン・ビゲスト」と呼ばれる記録会を開催しています。実施種目は、アキュラシー、ディスタンス、MTA、(TRC)で、これは、順位を決めるのではなく、自分の記録をとるためのイベントなので、気軽に参加できます。
公式大会となると、日本フライングディスク協会主催の全日本個人総合選手権大会があります。毎年全国持ち回りで開催していて、2002年、2003年は愛知県で開催しました。
また、2003年度からは「あいちフライングディスク大会」と題して個人種目大会を開催しており、その中でTRCも種目の一つになっています。
TRCはディスクが1枚あれば、どこでもできるので、一度、やってみることをお薦めします。