FREE STYLE

フライングディスクスポーツの中で、最も華麗な競技である。いや、もはや、競技という言葉が当てはまらない、それが 「フリースタイル」である。これは、一種の自己表現である。フライングディスクを使ってどれだけのことが表現できるか、プレーヤーはその限界に常に挑戦し、演技をする。フリースタイルを観ていると、ディスクの持つ世界が限りなく広がっていくのを感じることが出来るだろう。フリースタイルは、演技だけが自由なのではない。観客が何を感じるかも自由なのだ。何事にもとらわれない、常に自由(フリー)であり続ける。それこそが、フライングディスクのあるべき姿なのかもしれない。


コート

平らで障害物がない場所ならOK。芝生ならなお良い。約35m四方のエリアで演技を行う。

ディスク

ディスクラフト社製スカイスタイラー、Wham-O社製HDX、HIGH RIGIDITYなどが人気。

用具

特に何もなくても出来るが、よりネイルディレイ(ディスクを爪の上で回す)を上手くやるためには、ディスクのすべりを良くするシリコンスプレーが必要。特に決まったものはないが、クレ556などがよく使われている。「付け爪」を使用すると、ネイルディレイなどの爪を使った技がやり易くなる。付け爪は、女性が使用する普通のものを何枚か重ね、補強してから長さを調整すればよい(あまり長すぎてはいけない)。自分の爪にはアロンアルファなどでつけるのが一般的。ユニフォームの着用規制はないが、見た目の美しさを演出するためには、チーム揃いのユニフォームや個性のある服の着用を薦める。そして、もう一つ大事なものは音楽。やはり音楽にのせて、リズミカルに演技することが大切。

方法

通常、トーナメントでは、2人もしくは3人でチームを組んで演技をする。音楽に合わせ、3分から5分のディスクを用いた演技を行う。イメージとしては新体操を思い浮かべていただければよいだろうか(もちろん違うが)。1人で行う技や、チームで行うコンビネーション。様々な美しい技や、アクロバティックな技を行い。その表現力、難易度、完成度からジャッジがポイントをつけ、順位を決める。しかし、それが本来のフリースタイルではない。スローとキャッチさえできればそれがもうフリースタイルである。何事にもとらわれず、自由にディスクと戯れる、そして、そこから仲間とのふれあいを楽しむ、それこそがフリースタイルの原点である。

どこでできる(見られる)?

現在、当協会が公式に開催しているわけではないが、名古屋市の庄内緑地公園や名城公園、小牧市の市民四季の森などで、フリースタイラーが集まって、ジャムっているようである(ジャム=みんなで集まって、わいわいフリスタをすること?)。興味がある方は、足を運んでみよう。
また、2003年度からは「あいちフライングディスク大会」と題して個人種目大会を開催しており、その中でフリースタイルも種目の一つになっています。