DISTANCE

フライングディスクスポーツの中で最も単純、かつ基本的な競技である。ディスクをどれだけ遠くまで投げることが出来るか、ただそれを競うだけである。しかし、他の投てき競技がそうであるように、その単純さ故に、本能を刺激する面白さがある。その面白さは、飛んだ距離にだけあるのではない。ディスクが描く軌跡は芸術とも言えるほど美しい。その美しさこそが、人々を魅了するのかもしれない。









コート

平らで障害物がない場所が望ましい。芝生ならばなお良い。プレーヤーは、幅3m、長さ15mのサイトからスローをする。

ディスク

ディスタンス用のディスクには様々な種類がある。国内外を問わず、主流となっているのは、ディスクラフト社製サイクロン。その他人気があるのは、ディスクラフト社製X-クロン、イノーバチャンピオン社製バイパー、ガゼールなど。今年発売され、世界記録を塗り替えたことで話題となった新ディスク、ディスクラフト社製XLが今後の主流か。
ディスタンスは、たくさんのディスクの中から自分に合うディスクを選ぶのも好記録を出す重要な要因なのだが、ディスクを制限し、全員が同じ種類のディスクを使用するような場合もある。この場合、ディスクの性能に頼らず、性能をどれだけ引き出すかが大事になる。これもまた、別の面白さがある。

用具

用具など要らない。己の体のみ。

方法

とにかく力いっぱい投げるだけである。公式の大会では、プレーヤーは、決められたサイトから2分30秒以内に5投投げる。最も遠くに飛んだディスクの記録がそのプレーヤーの記録となる。

どこでできる(見られる)?

愛知県フライングディスク協会では、毎年6月頃、「ジャパン・ビゲスト」と呼ばれる記録会を開催しています。実施種目は、アキュラシー、ディスタンス、MTA、(TRC)で、これは、順位を決めるのではなく、自分の記録をとるためのイベントなので、気軽に参加できます。
公式大会となると、日本フライングディスク協会主催の全日本個人総合選手権大会があります。毎年全国持ち回りで開催していて、2002年、2003年は愛知県で開催しました。
また、2003年度からは「あいちフライングディスク大会」と題して個人種目大会を開催しており、その中でディスタンスも種目の一つになっています。
自分がどのくらいディスクを飛ばせるかは、誰でも興味があることです。機会があれば、一度実際に測ってみることをお薦めします。