DISCATHON

DISC+MARATHON=DISCATHON(ディスカソン)。ディスクとマラソンを足したと言われるこのゲームは、マラソンというよりはクロスカントリーに近い。約1kmのコースに20〜30の旗門(マンダトリー)を設け、ディスクを通過させながら出来るだけ早くゴールを目指すタイムトライアルである。旗門を通過するのはディスクだけでよい。遊び感覚でもできるゲームだが、いかに無駄なく旗門を通過させ、自分は最短距離を走るか、高度なコース戦略とそれを実践するスロー力そして走力を必要とするゲームである。

コース

起伏のある林間などを利用してコースを作ることが多い。自然を利用して、いかに難しく面白いコースを作るかが大事。

ディスク

現在、国内で最も多く使われているのはディスクラフト社製ウルトラスター。海外ではイノーバチャンピオン社製ゼファーが主流。その他、イノーバチャンピオン社製アップルやディスクラフト社製スカイプロなども使われている。

用具

特に決まったユニフォームはない。走ることが出来る格好なら何でもOK。スパイクに関しても特に規制はない。ディスクゴルフやアルティメットと併用で使うプレーヤーが多いが、中には、陸上競技用スパイクを使用するプレーヤーもいる。

方法

スタートからゴールまで約1kmのコース内に20〜30のマンダトリ-を設置し、そこを、ディスクを決められた方向から通過させながら進んでいくタイムトライアルである。プレーヤーはディスクを2枚または、予備を加えた3枚のディスクを所持する。スローをし、ディスクが止まったところからもう一枚のディスクを投げ、ディスクを拾って、今投げたディスクが止まった場所まで走っていってまたディスクを投げる。これを繰り返して前に進んでいく。単純なようだが、マンダトリーを効果的に通過させるためには、様々なディスクコントロールが必要である。また、コース内には2つか3つのテストと呼ばれる特別なマンダトリーがあり、決まった場所から一発でディスクを通過させると、次のマンダトリーをパスできるという特典がつく。ゴールも、ゴールラインをディスクが通過したときがゴールとなる。プレーヤーがゴールに達する必要はない。

どこでできる(見られる)?

ディスカソンだけの公式トーナメントというものは無いので、他の個人種目(ディスタンスやMTAなど)と一緒に開催し、総合ポイントを競うのが普通である。現在、個人種目を全て同時に行っているのは、日本フライングディスク協会主催の全日本個人総合選手権大会で、毎年全国持ち回りで開催され、2002年と2003年は愛知県で開催しました。
2003年度からは「あいちフライングディスク大会」と題して個人種目大会を開催しており、その中でディスカソンも種目の一つになっています。
また、運動会のようなイベントで、障害物競走のような感覚で取り上げているところもあり、そのような形で開催するのもおもしろいでしょう。