茹でている人参の堅さを確かめるために竹串を刺す。 すっと刺さる。
「…夕飯はたこ焼き食べたくなっちゃった」
「俺も。じゃあそうしようか」
しみじみ自分は関西人だなあと再確認し、そして関西人振りは伝染することを発見した日曜日の夕方。(2006.2.19)
昨日はジュニアの保育園の参観日でした。 平日に参観日、保育園の存在意義を考えると矛盾しているような…と思いつつも午前休を取って夫婦二人で行って参りましたとも。 一日休まなかったのはオトナの事情です。 インフルエンザとかジュニアの発熱とかね…。
保育園とは言え参観日ですので教室の後ろで「○○ちゃーん、先生の方を向きなさいよぅ、もう」と笑ってりゃいいのかと思っていましたが、よくよく考えたら相手は一歳児、そんなわけはありません。 そもそも「おはようございまーす」と時間前に教室の戸を開けた途端にジュニアは笑顔で飛んできます。 今日はもう帰るのね?と目をきらきらさせて帰宅準備を始めるのを制するだけで一苦労でした。 その後は私とほたちゃんの膝に交互に座ってご満悦、他の子がいつもと違う状態にハイテンションになれば釣られてハイテンションに。 とうとう他の子が各母親の膝に大人しく座って保母さんの絵本の読み聞かせを聞いている間も一人教室を走り回る有様でした。 真剣にうちの子は問題児じゃないかと悩みかけましたよ。
参観は一時間で終わったのですが、そのまま帰れると思ってたらしいジュニアは大泣きでした。 他の子がいつも通り遊び始めているのに(それも随分クールな反応だと思いますけど)、ジュニアは保母さんに抱きかかえられたまま身を乗り出して「うぎゃおー」 なかなか賑やかなエンディングでございました。
さて私と違って色々余裕のあるほたちゃんはいい機会なので一日休んで雑用を片づけることにしておりました。 「では、ついでに夕飯もよろしく」とお願いしたものの、まあカレーあたりが妥当なところかしらと思っておりました。 会社から帰宅して玄関の扉を開けますと漂ってきたのはスナック菓子が少々焦げたような香り。 「何これ?」と尋ねますと差し出されたのは小鉢に入った『アスパラと桜エビのきんぴら』のはずが佃煮状になっています。
「レシピ通りに作ったんだけど、何故かきんぴらじゃなくて佃煮になっちゃった」
炒めすぎたのか? 先行き不安です。そんな私を尻目に何やら切り分けているほたちゃん。 今度は何かと思いきや「カツオと昆布のだしで作った出汁巻き卵」
ただし巻かれていません。 厚焼き卵になっていますが一切れつまむとこれがなかなか美味です。 ジュニアもガツガツ平らげていました。「で、メインは何?」
「これ」
と差し出されたレシピを見ますと『豚のソテー、柚胡椒クリームソース』味の想像がつきません。 柚胡椒はうちの常備品で醤油や塩ベースの鍋物には必需品となっておりますが、柚胡椒と生クリームを混ぜるのは未体験です。 「何故にこれを選んだの?」
「簡単そうだから」
なるほど、シンプルです。 ドキドキしながら口にしますと
「何つーか、今までになかった味ですね」
一口目こそその意外な組み合わせに「えっ?」と首を傾げてしまいますが、二口三口と食べていくにつれクリーミーさと柚の香りとピリ辛さが程良くマッチして後を引きます。 ビールを飲んでいましたが、ワインや日本酒の方が合うのではないかと思われます。
「これはハマル味ですな」
「簡単なのにおいしいね」とほたちゃん。
「アスパラも茹でてこのソースをからめて食べた方が美味しかったと思うよ」
「…そうだね」そういうわけで、午前中はジュニアのハイテンションっぷりを、夜はほたちゃんのご飯を堪能した一日でございました。 満足。
(2006.2.11)
インフルエンザのタミフルは副作用で鬱状態を引き起こすとか。
「そりゃあドキドキもんだねえ」
「いや、そうなるのはごく一部の人でしょ。飲んだ人が全員鬱になるならただのやばい薬だろ」
ほたちゃんの突っ込みに納得しつつタミフルを飲んでおります。はいインフルエンザになりました。 金曜日に普通に出社したのですが、全身あちこち痛いわ、熱っぽいわできつい風邪をひいたかなーとは思っていました。 「でもまあ寝てりゃ治るでしょ」と言う私に医者に行くようしつこいほど勧めたのはほたちゃん。 渋々土曜日の朝っぱらから三十九度を超した身体を引きずって行ってきました。 「インフルエンザの検査をしますか?」と訊かれ「あ、お願いします」と答えると「インフルエンザになったことはありますか?」 私は今までインフルエンザに罹ったことがないのですが、それがどうしたのでしょうね。 検査結果に影響があるのでしょうか、謎です。 その時にすかさず訊けばよかったのでしょうが、さすがに気力が沸かずに流してしまいました。 失敗でした、今になって気になります。
それはともかく「立派なインフルエンザです」と診断された私でしたが「まあ今日(土曜日)寝て、明日(日曜日)の午後には熱も引いて月曜日にはいつも通りに会社に行けばいいや」と思っておりました。 なめてるのかと言われそうですが私の見たことのあるインフルエンザがまさにそうだったのです。 その時の患者はほたちゃんだったのですけどね。 私の場合は熱が五日間出っぱなしで火曜日まで引きませんでした。 体調は現在まだ元通りではありません。 「基礎体力の差でしょ」とほたちゃんは笑いますが何故か騙された感が拭えません。
(2006.2.1)