ジュニアの保育園の発表会がありました。 親が「あぁん、うちの子が一番可愛い〜」と再確認する日でもあります。 ジジババが「やっぱりうちの孫が一番可愛い〜」と(以下略)。 日頃は園児が遊技に使う部屋は我が子我が孫の晴れ姿を堪能しようとする大人たちの熱気でむんむんしています。 誇張なしに防寒具もエアコンも不要でした。
「早めに行こうか」と家を出たのですが、着いてビックリ。 部屋の三分の二は埋まっておりました。 確かに一人の園児に対して両親、祖父母、兄弟がついてきますのでそれなりの人数になります。
ジュニアは一番下のクラスですので出番もちょこっとだけです。 舞台に整列して、名前を呼ばれたら可愛く返事をするはずが無言、歌にあわせて鈴の入ったペットボトルを振ってましたが途中で飽きてうろちょろ、そして疲れたのかドテッと座り込んで他の子の頭を撫でていました。 そんな余裕があるならペットボトルを振れ! 非常に偉そうで、可愛いというより「うちの子、貫禄あるわぁ」が正直な感想。 保育園でこの感想は間違えている気がします。
それでハイテンションだった麒麟ですが、今は超ローテンションです。 親不知を抜いてきたからでございます。 ジュニアの貫禄を堪能したのが午前中、午後からは歯医者を予約していたのでした。 脱走したい気持ちを必死に押さえ、嫌々ながら受付をしたら特別処置室とかいうところに通されました。 心臓バクバクです。 男前の女医さんは遠慮なく顎をがくがく揺さぶりながら「あらぁ骨を削らなくても取れそうね。うーん…取れたっ。せっかくこの部屋に入ってもらった甲斐がなかったわぁ」と人が麻酔と止血で突っ込みができないのをいいことに明るくおっしゃってくださりました。
そういうわけで今は麻酔も切れて、痛み止めは服用しているもののジクジクと歯の奥が痛んで困っております。 ジュニアの発表会がなかったらもっともっとローテンションなのか、発表会でハイになった反動なのか判断つきかねますが、とにかくダメ状態な麒麟でした。
(2005.11.26)
麒麟の住んでるところは早くも寒さが増してきました。 白い息を吐きながら帰宅して食べたくなるものといえばアレですねアレ。 おでんです。
ところが私、おでん嫌いでした。 理由は何と言っても白飯を食べるには味が物足りないのです。 かといっておでんのシメにおじやなんて聞いたこともしたこともありません。 どうも中途半端で困った存在でありました。
それが最近ふと「おでんが食べたいなぁ」と思うようになってきました。 年を取ると好みが洋風から和風に変わるなどと申しますがその片鱗かしらとも考え、まだそんな年じゃないと一人突っ込んでみたり。 兎にも角にも食べたいと思うなら作ればいいわけです。 おでんが好きなのに今までほとんど食べられなかったほたちゃんは喜んで
「じゃあ、おでんのだしの素も買わなきゃ」
と申しました。
「何ですと?」
「おでんはうどんの汁とは違うよ。だから素を買わなきゃ」
「私に作れないとおっしゃる?」
「でも…」
「絶対買いません。作ります!」
後でレシピ本をひっくり返していたのは内緒です。おでんは煮込むほどおいしいのですが、昼間は留守にしていますからずっと火にかけているなんて出来ません。 でも煮込みたいので炊飯器の釜に全部入れて保温しておきました。 これで寝ていても留守にしていても安全です。 文明の利器よありがとう。
物の本には「おでんには茶飯」とありましたので、ほうじ茶で作ってみました。 香ばしさがおでんにマッチします。 これなら物足りなさを感じることもありません。
「ごちそうさま」
「お粗末様。というわけで、こういうおでんでよろしければこれからもちょくちょく作りますが?」
「うむ、いい感じです」大人への階段を登った気分の麒麟でした。 冷静に考えると私の嫌いなものが減っただけですが。
(2005.11.21)
夫婦の会話その1
ほたちゃんの鼻毛が一本白髪でした。
「君は鼻から年齢が出るのねえ」
「…鼻ですか」夫婦の会話その2
私の愛用しているティーポットの蓋を落として割ってしまいました。 本当に気に入っていたものなのでショックです。 ションボリしている私にほたちゃんが言いました。
「いや、でも長く使ってたから仕方ないよ」
「長いっけ?あれは君とつき合ってるときに買ったから…(指折り数える)」
「六年。うん長いよ」
「そうお?六年だよ?」
「君にしちゃよく保った方だ」
…殺意ってこういうときに芽生えるんですね。夫婦の会話その3
そういうわけで、買い物に出たついでにティーポットも探すことにしました。 のはずが、ついコムサで服を買ってしまいました。 会計を済ませてほたちゃんとジュニアのところに行くと、ほたちゃんがコムサのティーポットを指して
「これはどう?」
と訊くではありませんか。 私のティーポットへのこだわりは本体と注ぎ口の間が五六個の小さい穴でつながっている型であること、それだけです。 ちょっと高い急須ではよくあるのですが、ティーポットになるとなかなか見つかりません。 ほたちゃんもそれを知っています。
「どれどれ」
とそのポットの蓋を取ると確かにそうなっています。 蓋にでかでかと描かれたコムサのロゴが邪魔ではありますが、それ以外は問題ありません。 少々迷いましたが滅多に見つからないものですし、何より貰ったばかりの割引券を使えば千円を切るということで購入を決めました。
「や、こんなにサクッと見つかるなんてねえ」
「うん。ふと見たらティーポットあるし。中見たらあのタイプだったし」
「うんうん、助かったよ」
「俺もあちこち回るのが面倒だったし!」
言わなきゃ素直に感謝したんですけどね…。(2005.11.20)
忙しいと言いつつ欠かしてないのが晩酌です。 今住んでいるところはド田舎ですが酒どころが近いせいか大きい酒屋があります。 以前行ったときには日本酒の原酒なる物がありまして、これはどうしようかと買うのをためらっているうちに消えました。 酒どころが近いとこんなマニアックな物まで仕入れることが出来るのかと感心しました。
そのマニアックな酒屋ですが、先日行ったときはワインをあれこれ取りそろえていました。 確かに世の中アール・ヌーヴォーの季節ですのでこのタイミングでワインは不思議ではないのですが、何故かそれに混じるドイツのアイスワイン。 アール・ヌーヴォー関係ないじゃんと思いつつ見ればお手ごろ価格で「高級アイスワインにも負けない味!」とキャッチコピーがついているではないですか。 夫婦揃ってアイスワイン好きですので、ついふらふらっとボトル二本抱えてレジに向かってしまいました。
ドイツといえばソーセージ、ソーセージといえば豚、豚といえば豚しゃぶでしょう!とジャパニーズな夕飯のお供に早速ワインを開けました。
うまっ!
思わず叫んでしまいました。 安物ワインにありがちな妙な酸っぱさやえぐみは感じられません。 お高いものに比べると口当たりはサッパリしているのかなという気はしますが、値段と照らし合わせると素晴らしいです。
「これはヒットだねぇ」と上機嫌な私。
「うん。これもう一本買って正月に君の実家に持っていくといいんじゃないかな」とやはり上機嫌のほたちゃん。
ちなみにほたちゃんのところはキリッと辛口がお好みですので甘いものはあまり喜ばれません。
「んっ?まだ開けてないものが一本あるのに、もう一本買うんだ?」
「いやだって…」
「その意気やよし!」
「…(もう酔ってんのかい)」
「あっでもあと二本いるかも。二ヶ月我慢できるかなあ」
「…はいはい」そういうわけで二ヶ月私が我慢できたら二本、出来なかったら一本、我慢という概念を忘れ去ったらまったく別物を持っていくでしょう。 私は二本持っていく!に賭けるのですが果たしてどうなることやら。
(2005.11.05)
気がつけば十月は丸々更新せずでした。 いやネタはそれなりにあったのですがパソコンの前に座る気力がありませんでした。 休日は何故か決まって熱を出すジュニアに振り回されっぱなしで気が休まりませんでした。 もうちょっとしたら楽になる〜が合い言葉であったりします。
とは言え、別につらいことばかりではありませんよ。 ジュニアの笑顔で帳消しです。 早朝たたき起こされても、どつかれても、蹴られても、ニコーッと笑ってくれると幸せになります。 親ってものはバカでマゾじゃないとやってられませんね。
たまにほたちゃんとジュニアで遊んでいるときがあります。 微笑ましい光景だなあとマッタリしていると突然「あーーっ」と響き渡る絹を裂くような野太い悲鳴。 見るとジュニアがニコニコしながらほたちゃんの指を囓っています。
「ジュニア痛い痛い。だめあーーーーっ」
心温まる光景です。 ホント親ってバカでマゾじゃないと…(2005.11.03)