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焼かないシュウマイテレビ『どっちの料理ショー』でシュウマイVS焼餃子の対決を見たんだけど、ちょいといちゃもんつけたくなったわ。 ゲルマン魂ならぬ、いちゃもん魂がアタシにも備わってるのかもしれないわねぇ。
でもさぁ、あの対決はヒドイと思わないこと? シュウマイは正式な中華料理の一つじゃないのよ。 対する焼餃子は中国では単なる惣菜よ。 餃子の正式な料理法は茹でるか蒸すかでしょう。 焼くのは前日の残りを食べるときだけで、当然中国では店で食べるものじゃあないのよ。 シュウマイに対抗するなら水餃子や蒸餃子を持ってきなさい。 もち米の粉が混ざった皮を使った蒸餃子は絶品よぉ。 見た目にも半透明の皮から中身が中身がほんのり透けちゃって、食欲と共にあらぬ妄想までかきたてられそうね。 もちろんもち米を皮代わりにまぶして蒸したシュウマイも捨てがたいけどね。 番組ではコーンをまぶしていたけど、あんなのつまんないわっ。 もち米使いなさいよ、もち米。(←こだわり)
さて、番組では五種類の焼売が出てきたんだけど全部蒸してあったの。 当然じゃんって思う? でもね、ちょっと考えてみてくれないかしら。シュウマイは漢字でどう書くかしら。 そうよね、『焼売・焼麦(稍麦)』って書くわね。 ちなみに『焼麦』は北方、『焼売』は南方で使われる表記よ。 アタシたち日本人には焼売のほうが馴染み深いわねえ。
漢字で書いたらアタシの疑問もお分かりよね。 何で蒸料理なのに焼という字が使われているのかしらって。 しかも焼売ってことは、屋台か何かで焼きながら売っていたのかなあって漠然と思っちゃうんだけど。
どうやら昔は本当に焼かれていたみたいね。 野菜の切れっぱしや肉の残りなんかを細かく切って混ぜて丸めて焼いたのが始まりらしいわ。 そのうちに大量に作るには焼くより大きな蒸し器で蒸したほうが手っ取り早いってことで蒸すようになったのね。 アタシは蒸すより焼くほうが早いと思うんだけどねえ。 よっぽど大きな蒸し器だったのかしら。
これがいつの間に皮やもち米を使うようになったのかはわからないけど、 元代(1279〜1368)の北京にはもう存在していたことが確認されているわ。 でも「変わった包み方の餃子」という扱いを受けた時期もあるらしいから、本来は焼売と餃子ってそれほど違いはないのかも。
あ、そうそう、シャラッと『稍麦』の説明を抜かしてたわね。 『稍麦』は『焼麦』『焼売』と発音が同じなのよ。 なので多数決を採用して『焼』の当て字で『稍』を使ったんじゃないかしらと推量しておくわ。
さぁて、今夜は焼売を肴に一杯やろうかしらぁ、うふふ。
(2002.09.06)