フランスワインと世界遺産の旅

コラム第一弾は昨年末行った’フランスワインと世界遺産の旅’参加よもやま話です。

さて、初日、空港でツアーの集合場所に行ってある程度予測していたのですが、人数の多さと、年輩の方の多いことに驚きと、がっかりとした気分をまず感じました。特にその後48人の点呼をいちいちとると時間がかかると添乗員さんがAからFまで8人ずつ、6グループに分け私のC班に60歳以上熟女4人組が加わったときにはどうなることかと思いました。

ところが、話をしてみて驚きましたが、この熟女たちは、ユニークなキャラの人ばかりでした。しかも、この人たち、はんぱでないとこへ行っています。パタゴニア、ヨルダン、ケニヤ、オーロラ見にアラスカ、イグアスの滝、アルタミラ、イラン(イランがいろいろ制限が厳しくアラブを経験するなら一番いいとのアドバイスもらいました。)当然トルコも、カリブ海クルーズも、博物館もロシアのエルミタージュが一番すばらしい!!&感動するとのアドバイス、ってなぐあいです。

添乗員さんと陰であの人たちなんでこのツアーにきたのか?って話をしました。ルスコーも、カルカソンヌもアクサンプロバンスも2度目の人たちがいます。今は年金暮らしかも知れないけど、努力して、2〜3回/年出かけてるようです。この旅行中もおかしや、ラーメン、米、冷凍ご飯、持参で、飯のついてないときは部屋でわいわい食べているようでした。

さて、ツアー見聞ですが、まずは

ニース

ここは、ホテルは電話線がドライバーでもなければはずせず、メールはできず。40kmくらい離れたグラースという町にジャック・シボアというゆうめいなシェフのお店があると聞いていくつもりでしたが、今後のスケジュールのあわただしさと、地図もなく、知らない町のレストランを住所だけを頼りに探すのは困難と判断しやめました。そのかわり、ニースの海岸でぼけっとしていました。家族連れがインラインスケートを楽しむ姿が印象的でした。また、日本のお正月のおかざりを購入するようにクリスマスツリーを買いにくる様子はほのぼのとして興味深かったです。フランスの地方によってはツリーを門松のようにかざるんですねぇ〜。

マセナ広場というのがあるんですが、夜になるとここのイルミネーションがすばらしく、到着時ここを通ったとき、バスの中で大きな歓声があがりました。翌日我々もじっくり楽しみました。夜は海岸から一本目を平行に走ってるマルシェをやっている通りにあるレストランで地元のワインBellet(ニースの裏山で作られる)を飲みながら海の幸を食べました。このワインはうまいので有名だそうです。ほんとうにうまかった。途中、町のカフェ(ここにしようかとも思いましたが、実は夕食はこっちの方が良かったかもしれない)で皆、牡蠣と一緒にウニをたべていました。その後ほかの場所でもウニを探しましたが、なかった。やっぱり食べれば良かった。 

そう、そうニースで驚いた光景を見ました。確かに私が行ったときは暖かかったのですが、海に入っているおばあさん数人と水上スキーを楽しんでる人を見かけたのです。私にとっては、珍しいものがみれて良かったです!。また、マセナ広場のイルミネーションについてかきましたが、モナコのオプションツアーは我々は行かなかったのですが、そのイルミネーションはスチュワーデスの娘さんから「あれは見る価値がある」とアドバイスがあったそうですがなるほどすばらしかったそうです。これは車を借りてグラース、モナコと足を延ばせば良かったとくやまれました。

アクサンプロバンス、カルカソンヌ

ここは、私には2度目の場所です。新たな感激はありませんが、いいところです。ともかく冬は観光してる人は我々グループだけで、それがいい感じですね。言い方変えると、さびしいかも。カンヌにも行きました。映画祭の開かれる場所へ行き、大島渚の手形は見つけました。たけしは見つからなかった。

この日は日曜だったので自転車でスポーツツーリング??(10台くらいレースをするようなかっこうで走っている)するグループを何個も見かけました、さすが自転車の国ですね。グループでなく個人の人も、これはもう1分おきに走る人やグループを見るくらいです。朝9時頃、明るくなったばかりの頃ですよ。

ボルドー、ポンデュガール、アルル

ポンデュガール水道橋は高いところに柵のようなものがなくスリルが味わえました。高所恐怖症の人は????。アルルはゴッホにちなんだものや、コロッセオを見学(これは中は入れず、はいれれば興味深そうでした。いまだにオペラ等に使ってるそうで、それに感心!。ローマのコロッセオは中まで入れなくなったそうな!!。去年行っておいて良かった。)ローマのコロッセオとは猛獣を放すところ等がないとか構造目的が少し違うみたい。なんせ、世界遺産とワインの旅だから、遺産が多い!!。

アルルの跳ね橋は黒くて興ざめ、ただし周りの夕日はきれいだった。ボルドーはGiscour(ジスクールと発音します!!)というシャトーで工場見学とワイン試飲。シャンゼリゼのクリスマスイルミネーションとこのワインシャトーが今回の目的だった。ワインシャトーはTVでやるのと全く同じ、説明の若いマドモアゼルがかわいいこと、現地ガイドもかわいい、渋谷に数年いたことが後で判明、日本語少ししゃべるじゃ〜ん。もっと早く言ってよ!と一同。84年のハーフで100フランというヴィンテージものをテイスティングのしかたをおそわりながら全員で試飲!。好きではない部類でしたが、うまかった。こんなツアーを受け入れてるシャトーなんて!!、と思ってかわなかったけど、パリであった友人がそこは有名との話を聞き、やっぱり買えば良かったとあとで後悔!。フランスではまともなふつうのワインは50フランくらいで、高いものでも200フランで凄くいいワイン(日本じゃでデパートのワインセラーの冷蔵庫にツンとすまして、おさまりそうなやつです!)があるみたいです。日本ではやはり、¥1,500以上出すとやっとそこそこなのでうらやましいかぎりです。この¥1,500のものくらいのが50フラン以下だ!。いやもっと安いか、基本的に30フランくらいかな?。

ボルドーの町はマルセイユというか、港町ですね!!。途中にフォードのトランスミッション工場があり、仕事をかすかに思い出す!。でかい工場ですね。

ラスコー、ツール

ラスコーはボルドーから2時間くらい走ったかなりへんぴなところでした。ここへいくのは大変そうだったから、まあこのツアーできてよかったかな。本物は遺産保護のためはいれないので、見たのはレプリカです。本物ならもっといいのでしょうけど、レプリカでも大きさ色の鮮やかさ(本物も鮮やかだそうです)、その書かれた動物のデザイン的センス、躍動感などなかなかすばらしかったです。本を買ってしまいました。

ツールは1泊しましたが、オプショナルツアーの人がロアール川の城巡りの最中、こちらは自由時間なので町をぶらぶら!。サンマルタン教会というのにいきました。このサンマルタンという人はなんでも、さわると病気が治せたとか、死後もその墓にふれると直ったとかいう伝説のある人です。この教会のステンドグラスはそのあたりの話が表してあり、興味深いものでした。教会の中では後のパリのサントシャペルとともにお薦めできるものです。(わたしは教会は嫌いです!。ケルンの大聖堂ははいってもいない。このあたりの逸話がないと、かびくさいだけで!!。あと他には、まあ、いいのは、オンフルールの木造の教会、ローマのサンピエトロ寺院くらいかな。)帰りは町からホテルまで30分ほど歩きました。

パリ

ここでは、初日は友人と食事をしました。ワインを酒屋で売ってる市販価格で出すレストランです。これが今回の目玉です。もうひとつ候補だったのは出てくる6皿ごとに異なったワインをグラスでだしてくれるおみせだそうでした。ここは満席で予約とれなかったそうです。こちらのお店はワインの目隠しテスト(利き酒)などもするそうです。まあ、この夕食はすばらしいものでした。

そういえば、パリはフランスの郊外から電話をかけると前は(1)が必要だったけど、今は(01)になったんですね、これがわからず最初はなかなか、メールでパリのアサヒネットプロバイダーに繋がらないで苦労しました。

翌日はベルギーに行こうと思ってパリ北駅に行ったんですが、10時頃の時点でブリュッセル行きのTGVは14時30分まで予約満席で、それじゃ遅いわ!。ということで断念しました、そこで、クリニャンクールへいったり、プラダにいって子供のみやげのバックを買ったりしました。プラダは高校3年から大学生くらいの日本人がいっぱい来ていました。若い女の子にもてたければ、今はこれっ!ですよ、そこにきていた子が持っていたのはZARAとかFREEというブランドです。翌日シャンゼリゼの夜景を見に行ったとき、このお店があったので入ってみましたが、たしかに日本人に限らず、フランス人のジョンフィーユ(かわいいこ)がいっぱいあふれていました。それ以外にも老若男女、みなに人気があるようでした。今後要チェックです!!。

ベルギーにいけなかったんで、どこへ行こうかと思っていたところ、先の熟女の一人がパリシテ島の裁判所にくっついているサントシャペルのステンドグラスがいいというので行って来ました。規模は凄いですね。椅子があるので目のいい人はじっくり見ていると楽しめそうです。

あ、それから、パリのミニコミ誌でノートルダムの前に確かスペルはCRECHEだと思ったけど、キリスト誕生を人形やセットで表現した飾り(展示?)がこの時期だけあるというので、それも35フラン払って見てきました。テントができていて、その中に展示物ができていました。このクレシュはなかなかのものでした。こんなの見ている日本人我々だけでしたけど!。工場見学などで使うインコムを配って音楽、我々は英語のナレーション付きで、フランスの子供は神妙な顔をして見たり聞いたりしていました。子供には最高なんでしょうね!!。それから、パリ市役所の前には仮設のスケートリンクができていました。大勢滑っていました。


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