我が家の住人その2 カナヘビ

   

 我が家には今2匹のカナヘビがいる。大きいのが通称デカ。去年の夏に息子が家のそばで捕獲、無事冬眠に成功した2年もの。体長約20〜25センチ。
小さいのが通称チビ(最初は前保有者の名をとってコンちゃんだったのが消滅。)おそらく今年生まれたBabyと思われる。 体長約10〜15センチ。
 今のところこの2匹は順調に生育している。特にデカは今年最初の脱皮を終え、焦げ茶に腹部黄緑の、非常にすがすがしい姿態を見せている。う〜ん、とってもきれい。

 これまで夏に子供が捕まえたり、我が家の爬虫類好きを知っている近所の子供がくれたりして何匹か飼育し、何匹か心ならずも死なせてきた。最初の頃は階飼育方法が非常にテキトーで、日陰もなければ、水場もない状況で日光に当て続け熱中症でお亡くなりになった個体もいた。彼らの供養のためにもこの子らは大事に育てようと決意している次第。

 カナヘビは慣れると手から餌を食べると言う。そんな日を夢見ていたのだが、デカはすでにすれまくっていてピンセットで餌を与えようとしているのにゲージの隅にまで逃げ込み、壁にむかってはい上がろうとまでする。とてつもなく嫌われている。
無理もない。たま〜に息子がむんずとつかまえて弄んだり、剥けかかった脱皮かすをひんむいたりしているのだから。

 仕方ないので餌はバッタやコオロギをそのままゲージに話す自然飼育法。餌の無くなる秋口から初夏まではペットショップのコオロギを購入して散布することにした。

  餌を捕獲する時のするどい目つき、一瞬見据えた後すばやく食らいつく姿は根っからのハンター、ほれぼれとする。かと思えば日中とろとろ気持ち良くまどろむ姿、無性に愛しさを覚え、いつまで見続けても見飽きない。(へん?)

 そんな私に最近うれしい出来事!
だめもとで再度赤虫で餌やりにチャレンジしてみたら、チビだけでなくデカもしっかり食らいついてきた。

 
むぎゅっ。
かぷっ。
むふん。
  一度成功したら、どんなに息子の邪魔が入っても大丈夫。3日〜5日くらいの感覚で餌やりを楽しんでいる。
 次のステップアップは手のひらからの餌付け。ただこれをするには赤虫だのサシだの手のひらに乗せなきゃいけないのでさすがの私でも無理かな〜。赤虫なら大丈夫かも。かも、かも、かも・・・。

 

 

 

→デカ

     
 ↑チビ


 ※2004年8月2日、デカは永眠しました。
 

飼育方法
 


<ゲージ> 35×45×25くらいの飼育ケース、底に赤玉土などを敷きつめる。
      雑草を植えた小さな植木鉢、水入れ、シェード、お皿などを適当に配置し、
      木ぎれ、枯葉を散らす。
<餌>   夏場はバッタ類、など捕獲した虫。
      自然のものが手に入らないときは、ペットショップで餌用コオロギ、釣り具      屋で赤虫、サシなどを交互に与える。

<注意点> 日光浴は必ずさせるが、日陰の確保と飲み水の補給は必要。 

 
これに蓋が付く

 

 

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