我が家の住人その1  アカハライモリ

 
       
 
名前はない。どれがどれだかわからん。
 
やあ!
 
 

 うちには現在6匹のイモリがいる。5〜6年前、子供と一緒に出かけた小さな水族館で初めて見初め、その愛らしい姿に一目惚れ。同じ敷地の売店で1匹150円で売られていたのを3匹衝動買いしてしまった。(一目惚れも衝動買いも私)
 
 最初のイモリのうち2匹は水槽から何回か脱走した。一度は食事をしている目の前でのっそりのっそり歩いているのを目撃したので無事捕獲。その後もわずかな隙間を見つけては脱走し、行方不明になった2匹のうちの一匹は、遙か玄関の隅でミイラになっていた。お湯をかけたら戻りそうな乾燥具合。いとあはれ。
 それを機に水槽を大きな飼育ケースに変え今に至る。その後4匹までは身に覚えがあるが、最後の2匹は子供たちが衝動買いしたもの。(頼むからこれ以上は増やさないでね〜。)

 脱走の心配さえなければ、イモリは非常に丈夫で飼いやすいといえる。小石を敷き詰め、流木を入れ、水草を投げ込んだだけの濾過装置もない飼育ケースの中で一週間に一度くらいの餌やりと2週間に一回くらいの水替えで問題なく生育している。(たまにお腹が空いて互いにかみつき合っていることがあるがそれも問題なし)
 水は外からは汚れているかと思いきやバクテリアがうまく繁殖するのか中はきれいなままである。

 イモリのいいところは、微妙にコミニュケーションがとれると勘違いできることである。餌を与え続け、お腹を空かしていれば、ガラス越しに指の後を追ってくる。まだ幼かった息子が朝一番にイモリの水槽を見て、「お母さ〜ん、イモリがね、僕がおはようって言ったら手を上げておはようって言ってくれたんだよ」などという微笑ましいエピソードにも事欠かない。(無論イモリはただ手を上げたポーズで浮遊していただけだ。)
 また時々とち狂ったように 水中でもがく姿も愛らしいく笑える。雨が降る前、空気が湿気を帯びてくると水中から体を出すので天気予報になるという話は有名。
 などなど観察してみると興味深さは増すばかり。あきないのである。(私だけ?)

 一応オス、メス取り混ぜて飼育しているのに、いっこうに子供ができない。これ以上増えても困るからいいのだが。
 

 
飼育方法
 

<水槽> 40×22くらいの蓋付き(重要)飼育ケース使用。
     中に流木、水草、隠れ家になるもの(植木鉢の破片など)を入れる。
     沼エビなど他の魚類を入れてもいいが小さいと食べられてしまう可能性もある。

<餌>  主に赤虫(生or冷凍)を1〜2週間に一回ぐらい。
 
 

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