ジムニーのユーザー車検
軽自動車検査協会(横浜)へ、ジムニー(JA22W)のユーザー車検に行って来ました。 ディーラーや、業者に頼むお金がないということもありますが、自分でやってみたかったというのが、1番の理由です。軽自動車検査協会のサイトでは、ユーザー車検の流れが、とても丁寧に解説されていますので、事前に見ておくことをお勧めします。
〜点検整備〜 点検整備は、下記のサイトの「意外に簡単自分で点検」を参考に行いました。 ユーザ車検友の会 http://www2g.biglobe.ne.jp/~myshaken/
タイヤを外してブレーキを点検すると・・・、KYBのショック(これは標準?)がついていました。実際に見て、初めて分かることもあります。(特に、中古車の場合)
〜事前準備(必要書類等)〜 1.車検証 2.軽自動車税納税証明書(継続検査用) 3.点検整備記録簿 4.印鑑 5.検査ライン予約(テレホンサービスで予約。詳細は軽自動車検査協会のHPにて) 6.洗車(特に下回りの洗浄をしていくと、検査官に好印象?)
実際には、点検整備した上で、苦労して作った点検整備記録簿は、全く見られることはなく、ボンネットも開けず終いでした。バイクでのユーザー車検の経験はあったので、恐らく簡単だろうとは思っていましたが、ここまでとは思いませんでした。
〜手続きの手順(正解とは限りません)〜 1.D番窓口で、軽自動車検査票(申請書)をもらって、記入。 2.A番窓口で、書類(自動車重量税納付書、継続検査申請書)を購入して、記入。 3.B番窓口で、重量税を納付。ここで、自賠責も入れます。 4.A番窓口で、申請書類の確認。検査手数料の納付。 5.D番窓口に、申請書(各種納付書)をまとめて提出。 6.C番の検査ラインへ移動 排ガス検査(プローブをマフラーに差し込みます) 灯火類検査(検査官の指示に従って、ヘッドライトや、ウィンカー等の点灯を確認します) スピードメーター検査(検査台上で、自分で加速し、40km/hになったらパッシングで合図します) 光軸検査(ヘッドライトのハイビームの光軸をテスターが自動的に検査します) ブレーキ検査(指示に従って、フットブレーキ、ハンドブレーキを操作します) 下回り検査(リフターで持ち上げられ、ねじの緩みとステアリング周り等をチェックします) 7.検査ライン出口で、ステッカー(車検の有効期限を示したもの)をもらって終了
〜所見〜 何事もなければ、書類作成から、検査ライン通過までの所要時間30分ほどでしょうか。 僕の場合、左のヘッドライト光軸がNGとなり、自分で調整したので、余計に30分程かかり、所要時間は1時間でした。ジムニーの場合、光軸の調整は簡単(外側からねじ3本を回すだけ)ですし、検査官に訊けば、光軸がどの方向に外れているのか教えてくれますから、テスター屋(2000円くらい取られます)に持っていく前に、自分でトライしてみるのも良いかもしれません。因みに、僕は、ラインを3回通しました。(検査官は、ちょっと迷惑顔でした) 下回り検査の際には、エンジン停止状態でハンドルを左右一杯に切る必要があるのですが、エンジンが止まっているため、当然パワステは利いていません。結構腕力が要ります。
あと、余談ですが、新しくもらった車検の有効期限のステッカー(ウィンドーの内側、多くの場合バックミラーの後ろに貼られている)を、貼り付けるためには古いステッカーを剥がす必要がありますよね。この古いステッカーですが、非常に剥がれ難くて苦労しますので、シール剥し剤を使うことをお勧めします。それでも、結構苦労しました。これが、一番大変かも(?)
〜車検を終えて〜 予想通り簡単な車検だったのですが、逆に自己責任の重さを痛感しました。 最低限の項目だけしかチェックしないため、車検を通せば2年間安心して乗れるというものではなく、使用者の管理(距離や、期間に応じた点検/整備)に任されるということが、ユーザー車検を受けてみると良く分かるはずです。車検に対する認識が変わると思います。 ユーザー車検で浮いたお金を、何に使うかは人それぞれだと思いますが、僕は整備に使うべきかなと思っています。
〜今回の車検費用〜 書類代 10円 検査手数料 1400円 重量税 8800円 自賠責 22540円 合計 32750円 |