ホンダコレクションホール

ツインリンクもてぎ(2003.3.30)

いまさらですが、ツインリンクもてぎ内にあるホンダコレクションホールに行ってきました。

往年の名車達がずらっと並ぶ館内にいると、時間が経つのも忘れてしまうほどです。驚くべきことは、一見して、ただのコレクションにしか見えない車やバイクが、ガソリンとオイルを入れさえすれば、ちゃんと走るということです。動かすことを前提にレストアされているんですね。

という訳で、館内に展示されている車両の一部をご紹介します。

 

その前に、オーバルコースを見に行きます。この日はレースはなかったのですが、一般ライダーの走行会が開催されており、ライダー達は、気持ち良く周回を重ねていました。

 

ホールに入ると、まず出迎えてくれるのが、F1マシンRA272、125ccレーサーRC143、そしてS500。(車両の詳しい説明は、こちらにあります)

 

2Fに上がると、ソーラーカードリーム号と、世界で初めてマスキー法をクリアした革新的なCVCCエンジン。

 

こちらは、市販4輪車。左から、S600、N360、T360、Z。

T360は、1963年に登場したホンダ初の量産市販4輪車。1964年の特振法(新規の自動車メーカーの参入を認めないという法律)を目前にして、ホンダは4輪を駆け込み生産したという。結局、この特振法は廃案となる。

 

こちらは、市販2輪車。左から、自転車用補助エンジン(通称バタバタ)、C型、ドリームE型、ドリームC70。旧軍用無線機の電源エンジンを利用した、このバタバタがきっかけとなり、日本全国に乱立したオートバイメーカー200社となっていく。今では、H、Y、S、Kの4社しか残っていませんね。

 

これは、ホンダ車ではないのですが、世界初の2輪車。ダイムラーのライトラート。

 

180cc空冷OHVフラットツインのスクーター、ジュノオM85。

思わず見入ってしまいました。乗ってみたい・・・

 

オフ車達。左から、エルシノアMT250、YAMAHA DT1、ドリームCL72スクランブラー、アフリカツイン・・・

 

3Fは、レース車のフロアです。

4輪レース車。左から、RA271、RA300、ロータスホンダ100T、マクラーレンホンダMP4/4、マクラーレン ホンダ MP4/5、ティレルホンダ020、マクラーレン ホンダ MP4/6等々、いっぱいありすぎて訳がわかりません・・・

 

悲運のF1マシン、空冷RA302と水冷RA301。RA302は、空冷エンジンに傾倒していた宗一郎の秘蔵マシン。1968年のフランスGPは、ホンダ勢同士の水冷対空冷の対決の舞台となる。しかし、RA302は、コースアウトしてバンクに激突炎上、ドライバーは焼死。このシーズンが終了後、ホンダはF1から一時撤退する。

 

2輪レース車達と、フロントプロリンクが異様な、CR125M。

 

パリダカマシンNXR750と、EXP-2。

驚いたのは、NXR750が乾燥重量で128sしかないこと。しげしげと見ましたが、なんでそんなに軽いのか分かりませんでした。EXP-2は、2stの生き残りをかけたAR燃焼エンジン。ARは、市販車にもフィードバックされましたが、結局、2stは生き残れませんでしたね。

 

 

今回紹介した車両は、ほんの一部に過ぎません。一台ずつ写真を撮っていたらきりがありませんので。

展示車両は定期的に替わるみたいなので、また見に行ってみたいですね。

 

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