>>Flange View-017<<

・2001年10月21日(日)、東高円寺UFOクラブで無事行われました。
・出演バンドはGLOPTIN、ピーフラン、プカプカブライアンズ、cocoon pit、my pal foot foot*
今回のテーマはズバリ「秋」
結構、落ちついたバンドばかりになったので。 


ピーフラン
 vegapopイマイさんがベースを弾くことでも話題なバンド。今回はドラムが変わってからの登場でした。正直、以前よりも良いなと素直に思えました。
 というのも、3人の方向性がいい具合にばらけていたので、音の広がりとかがイイカンジになったかなぁと思いました。きっと新しいドラムの方の演奏スタイルが独特なのが、結果としてベースの低音とギターの高音を縛り付けずに解放したんだと思いました。ギターの方はそんなに変化はなかったのですが、イマイさんの存在感が大きくなったような気もしました。いやぁー、低音気持ちよかったです。出音の気持ち良さがあったせいか、スッキリして心地よい感じでしたです。

my pal foot foot*
 私の愛蔵バンド。もう、きみたち素敵すぎます。若いのにっ。 
 私は以前このバンドを、宝石の原石のようなバンドと書いたような気もしますが、その原石は徐々に磨かれつつあります。磨いて磨いて、今回は2人になりました。うーん、コアの輝き。
 そう、今回はエレキギター弾き語りの2人でした。ですが、ノンノン。違うのですよ、普通の弾き語りとは違うのです。コードとメロをなぞるだけの、リズム隊がいないだけの弾き語りとは違います。なんというか、ある意味究極な音塊。そして包まれる。音色に包まれる。分かりやすくいうと、音響的な要素といいますか。だからといって音響にありがちな「逃げ」はないのですが。
 きっと、この2人はもっと凄い素敵な世界を創ってくれることでしょう。コヤジとしては楽しみにしています。ちなみに、今回最後にやった曲は名曲だと思う。

cocoon pit
 UFOクラブの若侍。凄くスタイリッシュ。で、クールでイカしてる。
 以前見たときは女性の立ちヴォーカルが凄く存在感が大きかったのですが、今回はその女性がいない3人でした。でも、以前見たときに感じた肌触りは変わることはなかったです。やっぱりすてき。曲の方は、ベルベッツ以降のサイケな感じなのですが、この手のバンドにありがちな自己満足な部分が少なくて、好感度高かったです。演奏は幾分スッキリしつつも、気持ちの良い緊張感のある隙間がなんともいえずツボ。さすがだなぁーと、終始感心していました。もう少し唄に凄みが増すと無敵かもしれません。なんにせよ、個人的にはお勧めのバンド。また観たいなー、と思わせるバンドでもあります。
プカプカブライアンズ
 意外にも今回がFlange View初登場。マジキックレコーズを代表する、ガレージ、サイケ、パンク、ロックを呑み込んだ、私の大好きな感じのアンダーグラウンドサウンドが素敵なバンド。
 えーと、今回のプカプカのメンバーは何人でしたっけ。4人欠席でも十人は軽く越えてました。でも、その人数の多さからは考えられないほどの小音圧。曲もシンプルでイイカンジ。だけども小さくまとまることはなく、明るく前向きな混沌が渦巻いていました・・・・
 などと、私がプカプカを語ることは出来なーい。だって、このバンド凄すぎるんだもん。言葉じゃ伝わりきりっこない。あえて言うのであれば、今回のプカプカはかなり大人な感じ。フリーの要素が多かった。いつになくサイケデリックだったような気もしました。
 そして、プカプカは先日CDをリリースしました。コレがまた良い!もう、何回も聴いています。今の私は、VEGAPOPとプカプカをヘビーローテーションしています。ちなみに、中ジャケにはなぜか私も写っていたりします。
私は、人とのつながりを凄く大事にしているプカプカブライアンズが大好きです。
GLOPTIN
 そして、ステージには私一人。さっきまでプカプカが大所帯が所狭しと並んだ同じステージとは思えない。そして私はイスに座ったまま動かない。健康のためには少しは立ったり動いたりした方が良いのでしょうか。
 などと、自分を追いつめる修行僧。今回は新曲を2曲、新たな試みも踏まえてのライブ。UFOでは実力以上の事は出来ないので、諦めるしかない。出来ないものは、出来なかった。今回出来なかったことは、出来るようにしよう。もう、それでもいい。
 だから、成功した部分もあれば、失敗した部分もあった。しょうがない。自分を許すことにする。喉をコントロールすることが出来ずに、音痴になって泣きそうになったことも許そう。ギターの押さえ間違いも許そう。アコーディオンで指がつっていたことも許そう。実は2曲目なんて、かなり行き当たりばったりだったことも許そう。途中で水を飲みに行ったことも許そう。
 って、ホントに許せるのか自分! まーいいや。反省はしています。
ちなみに、珍しく今回のセットリスト↓
1.tongue(トングーと読みます。トングーとはglo語で言葉とか捧げるとかそういう意味らしいです)
2.south(仮)(音数少なく、音圧小さく、音程低く、テンションも低くがsouthなんだそうです)
3.RFT(タイトルは頭文字三つから。いろんな波を表現したいらしいです。ビョォー゙ョォーン)
4.breath(仮)(呼吸という意味にしたいらしいのですが、あってますでしょうか。*呼吸=反復)

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