>>Flange View-016<<

・2001年7月15日(日)、東高円寺UFOクラブで無事行われました。
・出演バンドはGLOPTIN、ザ・クルブシーズ、犬風、HAIRHOLE BURNERS、SoFkayでした。
今回で2回目となるUFOクラブでの企画は、下北屋根裏でやっていた頃を思い出さす良い出来でした。
今回のテーマはズバリ「変化」。 


・犬風
 犬風と知り合いになってからもう随分と日が経つ。その間犬風はいろいろと変化していった。そして、今は平成のブルースマンの名にふさわしい感じになっていた。
 犬風愛用のテレキャスとフェンダーの真空管アンプ。今回はこれだけで充分だった。つまりエフェクターは一切無し。極小音から爆音までをそのピッキングで表現していた。ある意味、すごくシンプルだ。このシンプルさが今回の楽曲にはすごい似合っていた。今までは非日常的な歌が多かったのだが、すごく身近な曲が増えてきた。これはつまり、裸で戦っているようなもんだろう。両手ブラリのノーガードは、すごく力強いモノともなっていた。犬風・・・おそるべし!
・SoFkay
 この企画の準備中にFlange Houseよりリリースが決まった。このSoFkayというバンドはとてもユニークだ。シンプルな楽曲からストレンジな曲までを違和感無く聴かすことの出来る珍しいタイプ。ちなみに昔はギターが3人も居たらしい。だが、私は断然今の3人で充分だとおもう。その方がSoFkayに似合ってると思う。今現在レコーディング中だが、成長は目に見える。だが、ライブではそのSoFkayの良さが伝わっていないような気がしてしまう。コレは非常に残念なことだ。だが、それも時間の問題。圧倒するバンドになることは間違いない。ちなみに、今回のライブは本人達は少しへこんでいたようだけど、個人的にはいろんな意味で良かったと思う。
・ザ・クルブシーズ
 すげー。掃いて捨てるほどガレージ・GSバンドはいるけど、ザ・クルブシーズはほんとうに良い。曲も好きなんだけれど、そのステージングには圧巻させられてしまう。ホント、個性的な4人組だ。今では珍しい立ちヴォーカルなんだけれども、これぞ立ちヴォーカルといった貫禄。素敵すぎ。また、アクションは激しいんだけれども演奏はすんごい上手。かっちょいい!
 UFOクラブをベースにしてるバンドでかっこいいなと思うバンドは、マジで良い。コクーンピットなんかもそうなんだけれど、気の利いた照明もなくドラムとアンプは生音というUFOクラブの環境下で育ったバンドは、何かに頼っていない非常に説得力のあるライブをする。これはバンドにとってすごい大事なことだと思う。そういう意味でもすごい感心させられたライブだった。
・HAIRHOLE BURNERS
 あ、アレンジが変わってる!またしてもHAIRHOLE BURNERSの新時代の幕開けだ。このバンドは意図してか分からないんだけれど、いったん完成してしまうと自ら再構築する癖を持っている。それがバーナーズの良いところなんだろう。戸惑うときもあるけど(笑)。なんにせよバンドにとって変化は絶対だと思う。途中で変化はシマリがないけど、完成してから変化するのは潔い気もする。今回はそんなHAIRHOLE BURNERSの変化がみられて、おもしろかった。こんかいの再構築の完成形が非常に楽しみなのである。
・GLOPTIN
 今回は新たな試みも含めやってみました。「さぶっ」とライブで気づくこともあったけれど、「コレはイケル」と思うところも色々あった。UFO対策もなんとか出来たような気がする。終わったあとに久しぶりにGLOPTINを見てくれた人と話すことがあって、「あ、自分も変化してるんだなー」と思った。GLOPTINの変化はどちらかというと、もがき系だろう。毎回非常に苦しい。でも、そこが楽しかったりする。 苦労はするけど、UFOクラブってイイ箱だなー。修行になる。

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