>>Flange View-015<<

・2001年5月25日(金)、新宿URGAで無事行われました。
・出演バンドはGLOPTIN、O-ne、music from the mars、MEAT EATERS、ENMANOVAでした。
・今回のテーマはズバリ「リズム」 


・O-ne
 今回のライブは前回URGAの雪辱戦か?!すごい良かった。引き締まったリズム隊なんだけれど、暖かい空気のような雰囲気が同時に存在するきわめて珍しいバンド。今回はいつもにも増して世界観がスケールアップされていて、圧倒されてしまいました。アケミさんのドラムはひたすらパワフル。アフリカなどの初期衝動的な民俗音楽のようなリズムを持っています。マユミさんのベースは粘りがありながらも爽やかで、情緒豊かなリズムを持っている。女性ならではの世界観がとても素敵でした。
・ENMANOVA
 やや久しぶりにFlange Viewに登場のENMANOVAは、素晴らしく世界が構築されてた。とても3人とは思えないほどの音のゴージャス感は、思わずにやけてしまいました。それもそのはず、ギターとベースの足下には赤ワーミーが、ドラムのハットにはディレイがセットされていました。飽和寸前の音の渦が、ドラムの4打ちの規則的な反復によりますます蠢いていく。空気がイイカンジに溶けてゆきました。
・MEATEATERS
 約一年ぶりの登場。ギターバンドでありながらひねくれたリズムを取り入れ、しかもそれを素直に聴かせてしまうすごいバンド。そう、MEAT EATERSには「すごい」という言葉がよく似合う。ジュンペーさんのバンドに対する前向きさはホント、感心します。この日を境にドラムのニシナカさんが抜けてしまったが、今現在ますます前に進んでいる。
 つくづくMEAT EATERSはモンスターだと思う。昔から・・・・くやしいけど(笑)
・music from the mars
 今回初めてのFlange View登場のmusic from the marsは、pullなどで知られているフジイ君のバンド。pullは変則反則プログレだが、music from the marsは歌モノだ。しかも4ビートを取り入れるなどの、気の利いた曲も素敵だ。ソフトでいながらもどこか攻撃でもあるフジイ君の歌はなかなか良い。またしばらく充電期間に入ってしまうみたいだが、続けて欲しいバンドです。
・GLOPTIN
 出番前の楽屋はいつもイヤな気持ちで一杯になる。これから独りでステージに立ち、これから起こる全ては自分に返ってくる。ステージ上では失敗しても誰も助けてはくれない、成功しても喜びを分かち合えない。でも、その場を自分自身で構築することは出来る。孤高でストイックかもしれないが、自分自身で決めたこと。全ては納得してるのだが、やはり出番前の楽屋はイヤなモノはイヤ(笑)。そんなときには、他のバンドが良い演奏してたり、見に来てくれた人と会うと気が安まる。この日もみんな良い演奏だったのと、たくさんの人に会えたので救われた。結果、この日は自分でも予想以上の良い演奏が出来たと思う。ほんとみんなに感謝したい。いろいろあったけど、この企画をやってホント良かったと思う。そう、気が付けばこの企画も15回もやってるんだね。がんばろっと。

戻る