九十八景  西大寺四王堂 

南都七大寺の一つ西大寺観音堂とも言われている四王堂
文字通り南都奈良の都の西の大寺、真言宗総本山である。長い歴史の中で幾度となく火災や戦乱により奈良時代東大寺と並んでいた壮大な伽藍を見ることは出来ないが、巨大な東塔跡などから当時を偲ぶ事が出来、大寺であつた雰囲気を感じる事の出来る境内である。スケツチした四王堂も延宝年間に再建されたそうだが、有名な四天王立像などは重要文化財で中々の雰囲気である。周りを囲む松林は駅近くの賑やかな町中にあるとは思えない静かな空間を作ってくれている
(近鉄西大寺駅からすぐ)

下に参考文があります

奈良西大寺東塔跡



木津峠からの高見山

西大寺についての参考
真言律宗の総本山で南都七大寺の一つ
天平宝字八年(764)孝謙上皇が東大寺に対し「西の大寺」として発願し翌年建立されたと言う、当時の境内は48ヘクタール、東西の両塔、ブロンズの瓦を葺いた薬師金堂、弥勒金堂、講堂などを中心に49院、僧坊三百あまりもある大寺であつた。
平安時代以来、風火でつぎつぎ塔坊を失い、鎌倉時代叡尊によって戒踏む律道場として復興されたが、室町時代再び兵火で焼き尽くされ、今の建物は江戸時代のもの。
本堂の前に大きな基壇が残っているが、これが東塔跡で、奈良時代の大礎石が並び壮大な当時の塔を偲ぶ事が出来る。四王堂の多聞天像、四天王が三体の焼け爛れた邪鬼だけが創建当初のもの。
鎌倉時代のものは本尊の木造釈迦如来立像など仏像類のほか金工品では国宝の金銅透かし彫り舎利塔などがある。
毎年四月と十月の第二日曜と前日の土曜日に催される「大茶盛」は鎌倉時代から伝わるあまりにも有名な楽しい行事である。、