もどる  

第96景  明日香からの畝傍山

(甘樫の丘より西を向いて)

  大和、明日香には「大和三山」と言云われている小さな山が三つございます、平らな大和平野にあつて、飛鳥の都を取り囲むが如く都にアクセントを付けるように位置しているのですが、名前は「畝傍山」「香具山」「耳成山」、夫々特徴ある形で佇み、万葉のロマンの舞台でもあった山たちです。万葉集の中に多くの歌が詠まれて残っています。
 その大和三山の一つ「畝傍山」(ウネビヤマ、)大和三山の中でも、一際特徴がハッキリした山で、飛鳥、葛城の地で方角を迷った時はこの山を見つければどの辺りにいるのかを知る事が出来ます、私にとっても想い出の多い山です。
 この山の麓に「橿原神宮」があり、私の正月の行事はここへの初詣から始まりました。また初孫の七五三参りも、この神社でした。兎に角私が生まれた大和の風景はこの山が目印でした。
  畝傍山:標高199m
大和三山の中で最も高い山で、火山が噴出してできた山。山麓には橿原神宮神苑や神武天皇陵の森が広がり、荘厳な雰囲気でより神聖さを感じさせてくれます畝傍山の麓は、神武天皇が宮を開いたところとされている

「明日香」と「飛鳥」の使い分け
 「飛鳥」は明日香村も含めて地域的にも時代的にも広く大きな範囲を指す時に使っているのではないでしょうか。「飛鳥の都」「飛鳥時代」
 「明日香」は飛鳥が詠み辛い事もあり、一般の大衆が当て字として使い始め村の名前を始めとして、限定的に使われている。 以上私の中での区別です。

          大和三山を詠った万葉集より
香具山は 畝火(畝傍)ををしと 耳梨(耳成)と 相あらそひき
         神代より かくなるらし いにしへも 然なれこそ 
                     うつせみも 妻を あらそふらしき

                              中大兄皇女(巻一の十三)   
            上の歌の大意
  香具山(男性)は畝傍山(女性)が愛おしいと、耳成山(男性)と互いに争った。神代からこうであるらしい。        昔もこのようであったからこそ、現世でも一人の女性を二人で争うらしい

畝傍山
玉襷(たまだすき) 畝火の山の 橿原の
       日知(ひじり)の御代ゆ 生(あ)れましし
                           
   柿本人麻呂

香具山
春すぎて 夏来るらし 白たへの 
            衣干したり 天の香久山

                               
持統天皇

耳成山

耳無の 山のくちなし 得てしがな
       おもひの色の 下染(したぞめ)にせむ
                               
詠み人しらず

トツプページ
1景から33景まで 34景から66景まで 67景から100景まで 百景以降 
趣味の検索エンジン&ランキング【シュミラン】
投票(クリック)してお帰りください
芸術系ランキング
投票(クリック)してお帰り下さい