八十九景 赤膚焼窯元 

素朴な奈良絵を描いた赤膚焼の窯元
ここ赤膚山は大和では数少ない焼物の里である、飛鳥の古代から焼かれていた須恵器が原点で、郡山藩の愛重を得て遠州七窯の一つと言われるようになったと聞く、奈良絵独特の鹿や草木をザックリと描いた実に素朴な焼き物で、奈良の人の商売下手が幸いしてか知る人は少ないようだが、その上品さは知る人に人気があるようだ。この辺りも住宅地やゴルフ場が幅を利かして様相は変わってきているが、私はこの赤膚山、五条山、西ノ京あたりの大らかな風景が好きでいつまでも残って欲しい気がする。

(近鉄学園前駅から奈良交通バス赤膚山下車)

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ご参考

奈良を代表する焼物「赤膚焼」は、茶人の小堀遠州が開いた七つの窯の一つで遠州七窯と言われている。大和郡山城主豊臣秀長がここ赤膚山に常滑の陶工を呼んで開いた窯であるとされている。 文字通り、赤膚山赤土の独特の風合いが特徴で、「仁清」の影響も受けて素朴な奈良絵の意匠と白釉薬で茶人には密かな人気があったようだ、現在窯元は古瀬尭三さん大塩昭山さんらの六つの窯元が伝統を守って頂いています。