八十三景  二上山と大和三山  

大和三山と二上山が見える山の辺の道で描きました
大和三山は飛鳥のどこからでも眺められ、古代ロマンの全てを知っている山である、多くの万葉集にも詠まれていて、畝傍山を男性に、香久山と耳成山を女性に見立てて妻の座を争う三角関係を詠んだ天智天皇の一首が有名だが、当時のいかにもロマンチックな時代を思い起こさせる。その大和三山を大和平野の西端からじっと眺めていたのが二上山で、この山も万葉集に多く詠まれているが、こちらは権力争いの舞台としての悲話が残り、物悲しいイメージの山である。

<香久山は畝傍を雄しと 耳成とあい争いき 神代より かくにあるらし 
        いにしへも
しかにあれこそ うつせみも妻を争ふらしき>       

(JR三輪駅から徒歩10分)

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