三十四景 都祁野の秋 

都祁野の秋

大和平野の東側を南北に連なる青垣の山並みを登れば大和高原と言われている高台地がある、伊賀信楽に続く高原地帯である、この辺りは斑鳩、飛鳥、平城、奈良などの時代の華やかな歴史の舞台となった場所ではないが、それらの時代の文化や歴史を支え黙々と伝え続けてくれた場所であり、その評価は都祁の国として訓える人が居られるようだ。                    

(近鉄JR天理駅から奈交バス南白石下車下)
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    都祁は大和のまほろば  MRジャーナル誌よりご紹介  泉  保 氏  (史跡愛好家)    
奈良県山辺郡都祁(つげ)村をご存じの方はすくないであろう。まして「都祁」という字を読める方は殆んどいないであろう。日本書紀には「闘鶏」と書いて「つげ」と読ませている。大化の改新の律令制度によつて、ここが「都祁郷」となった。都祁村は奈良県の北東部にあり、標高が約五百メートルの高原にある。この辺りから縄文時代の土器が出土しているので、大和でも最も早く開けていた所である。その頃は大和盆地が湖であったようだから、この高地に人が住んでいたということは頷ける。(中略)都祁村は周りを低い山々で取り囲まれ、何だか火山の外輪山のような気がする。ところで、飛鳥は日本人の心の故郷とか言われているが、現在はかなり俗化してしまい、飛鳥を歩いていても心が落ち着かない。しかし、この都祁村は歴史に残る物は少ないが、静かな佇まいの中に、豊かな自然と素朴な伝統を持っているのて゛心が和むような気がする。「大和は国のまほろば」というが、「都祁は大和のまほろば」ではなかろうか。