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奈良やまと路スケツチ百景

番外  その16  松柏美術館

松柏美術館
 学園前と言えば私が十八から結婚するまで住んだ場所でありますので、とっても懐かしく今も時々この町に来ると若い頃を思い出します、近鉄学園前駅から歩いても二十分程の所にあるのがこの「大渕池」で、結構広い池で周囲は赤松の丘と高級住宅地であります。この大渕池の辺りは、元々赤松が生い茂る丘陵地でありました、昭和三十年頃近鉄が大規模な住宅地として開発に乗り出し、静かで大阪にも至近であると言う事で、住宅地として発展し、当時近鉄の駅はあったものの帝塚山学園の登校時と下校時のみに停車する駅であったので、隣のあやめ池駅から歩くしかなかったのですが、そこは流石に電鉄会社、常時停車する駅に変更し、ますます便利な住宅地として急に開けて、今や奈良市西部の中心地となり、関西でも有数のお屋敷街と云われているようです。
 この松柏美術館は元近畿日本鉄道社長の佐伯勇氏の邸宅であったのを佐伯氏による寄贈によって変身したものであり、学園前と言うお屋敷街にふさわしい文化施設であります。
 この日も、大渕橋でバスを降り、池沿いの道をほぼ一周し、大渕公園の前で描いたのがこの絵です、緑に包まれて、静かな佇まいの美術館でした。 日本画の名画を拝観するにはピッタシの環境でした。
松伯美術館は、上村松篁・淳之両画伯からの作品の寄贈と近畿日本鉄道株式会社からの基金出捐により1994年3月に開館されました。当美術館では、上村松園・松篁・淳之三代にわたる作品、草稿、写生等、美術資料の収集と保管、展示を通じ、三代の画業を紹介することを目的としています。また、広く日本画の普及、若手作家の育成を図るため、特別展、公募展等も開催されています。
松柏美術館の地図

「松」は、松園・松篁両画伯の名前と、美術館所在地である故佐伯勇近鉄名誉会長旧邸の庭に植えられている百数十本の松に、「伯」は、画伯の伯と佐伯氏の伯あるいは邸内の茶室の号、「伯泉亭」に由来するものです。また「松伯(しょうはく)」の音は、常磐木である「松柏」にも通じるようにとの意味が込められています。

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