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番外その9  百済寺 三重塔

百済寺三重塔
  大和平野のほぼ真ん中に遠慮がちに建つ三重塔があります、「百済寺」の塔であります。足場が決して良いとは言えない場所なのか、観光客もほとんど訪れる事がなく、寂かな佇まいであります。現在の塔は鎌倉時代の建立だそうですが、この寺は荒廃と再興の繰り返しであつたようです、この寺の歴史は「日本書紀」にさかのぼり、元々聖徳太子によつて平群村に創建された「精舎」をこの飛鳥川畔に移した大寺であったとの説があるそうです、そして奈良時代の大安寺まで続く経緯が言われているそうですが証明する資料遺跡が不足しているとの事だそうです。 現存するこの三重塔以外はその昔を偲ばせる建て物もなく不明な事が多いようですが、私は法隆寺、飛鳥、平城京(奈良市)の三点の中間にあるこの寺の重みが感じられるように思います、この寺の佇まいは小さな寺にしてはその雰囲気を持っていて、煌びやかでもなく、自己主張する傲慢さもなく、私は好きな風景です。  
近鉄大和高田駅または松塚駅から葛城川沿いに北に小一時間広々とした田園風景の中を歩いて訪れる時間がお勧めです。


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