12月20日...ソデイカ・ハンティング
 
当サイトをご愛読いただいている方から、糸島半島での釣果のご連絡をいただきましたので紹介させていただきます。
今月2日の夜明けに野北漁港ですくった胴長70cm・13kgのソデイカです。
福岡市南区のマキさんです
(釣り人:福岡市南区のマキさん)
 
ここ糸島半島では、11月〜2月という冬の寒い時期にこのソデイカ拾いのシーズンを迎えます。
北西の季節風が吹き荒れる大時化(しけ)の夜がソデイカ拾いの時合いだそうで、糸島半島ではこの時期の北西の外洋に面した海岸(二見ケ浦から芥屋までの一帯)がポイントとして知られています。
糸島半島では知る人ぞ知る、密かな人気ターゲットなのです。
 
まさに今の季節、早朝の漁港や海岸で釣りをしていると、「ワーッ!」と歓声が上がって人が集まっていることが時々ありますが、こういうときは大抵誰かが波打ち際に打ち上げられたやつを見つけたり、漁港内に迷い込んできたやつをギャフに掛けたりして、ソデイカハンティングをしているのでした。
 
ここ前原に引っ越してきて間もない頃、妻が近所の奥さんから聞かされたこのソデイカ拾いの話を私に教えてくれたことがあります。
「ねえ、ねえ、この辺の海で朝早く海岸を歩いてるとイカを拾えるんだって。けど拾ったイカは神様のお恵みだから、独り占めしちゃいけないんだって。バチが当たるんだってよ」
拾ったイカで隣近所の輪を広げるなんて、なかなかいい糸島地方の風習ですよね。
その割には誰も我が家におすそ分けしてくれたことないなー(笑)。
 
最後に、新品のタモをぶっ壊しながら写真のソデイカを初めてゲットした福岡市の釣り人・マキさんの貴重な証言を。
 
  『…料理というより「解体」って感じの作業で大変でした(汗)。
   けれど味のほうは「好んで食べるほどのものじゃない」程度でしたねー。
   次に見つけても「そっとしておく」が正解だと思います(笑)。 』
 
今夜も福岡地方は北西の風が強く、大時化(しけ)の予報が出ています。
また多くのソデイカハンターたちが夜の糸島半島沿岸に出没するのでしょうか…
 
一覧に戻る    home    next独り言