10月2日...タバコのポイ捨てについて
 
タバコを止めてから1年と4ヶ月経ちました。
私は今やすっかり非喫煙者側の人間です(笑)。
 
東京の千代田区で、歩行中の喫煙が条例で禁じられたことは皆さんもご存知だと思います。
とてもいいことですよね。
歩行喫煙は周りの人にとってかなり危険ですし、吸殻のポイ捨ての元凶でもあります。
昼休みのオフィス街でも海岸でも、タバコを吸っている人を見つけるといつも「おのれはそのタバコ吸い終わったらどこに捨てるつもりじゃ!」と心の中で毒づくようになっている私です。
 
自分も20年間そうだったからわかるのですが、外でタバコに火を点けるときに吸殻の始末のことまで考えることはまずないように思います。
大半の人は身体に欠乏してきたニコチンを注入することしか考えていません。
「フ〜ッ」と一息ついて、吸い終わってから初めて「さて、どうしよう」と一瞬考える程度のものではないでしょうか。
舌の上で「ジュッ」と火が消せる人なら別ですが、大多数の人は一瞬考えた後ポトリと足元に落とし、ぎゅっと足で踏んづけて火を消します。
火を消すために一度タバコを手から落とさざるを得ないというのが曲者でして、どんなにまじめなサラリーマンでも靴の裏でグリグリ踏みつけられた自分の吸殻を再度拾ってどこか灰皿のある場所まで捨てに行こうなんて普通は思わないのです。
それを実践するのは相当に強固な意志がいるのです(ホント)。
 
喫煙場所以外の屋外で吸うタバコは、このようにして8割以上の確率で街や海辺のゴミになってしまう運命なんじゃないでしょうか。。
 
私、常々思うことですが、これはもう喫煙者のマナーだけの問題ではないような気がします。
製造物責任(PL)という考え方がありますが、タバコのポイ捨て問題をこの考え方にも当てはめて、もっとJT(日本たばこ産業)の責任を問い詰める必要があるのではないでしょうか?
街頭に設置された灰皿の清掃など、街の清掃費はすべて我々の税金です。
駅に設置されている灰皿の清掃費は当然運賃に乗っかっていることでしょう。
私たちは気付かないうちにタバコに関する社会的な費用の一部を負担させられているのです。
 
タバコを吸わない人達が理不尽にも負担させられている最大の費用が健康保険料と言われています。
喫煙とさまざまな病気の密接な関連性については今や常識だと思いますが、タバコを吸って健康を害した人達が病院に行って受ける治療に使われる健康保険料をタバコを吸わない人達までもが負担させられている(おそらく年間数千億円!)この現実に早く気付くべきです。
世の中これだけタバコが健康に悪いということが言われているんだから(JT自身も言っている)、タバコを吸って病気になる人には保険を適用して欲しくない!あくまでも自己責任で吸ってくれ!健康保険をあてにするな!というのがタバコを吸わない人の本音ではないでしょうか?
タバコにかかる税金もこの国は異常に安過ぎです。
もっと欧米並みに喫煙者に負担させる税額を引き上げて・・・・・
(おっとっと、浅薄な知識でちょっと言い過ぎました。もうこのへんで止めときまっす!)
 
日本各地の海岸でゴミの清掃活動が行なわれていますが、集まるゴミのなかでダントツなのはいつもタバコの吸殻です。
今回の千代田区の条例が全国に広まって、海岸のゴミが少しでも減ってくれればいいなーと思っている今日この頃です。
 
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