ジンセイを変える自転車物語

 
「人生とは自転車のようなものだ。
 倒れないようにするためには、
 走り続けなければならない」

 
  by アルベルト・アインシュタイン
人生を変える自転車というものがこの世の中にはあるらしい。
 
それは、福岡から東京本社に転勤してきて1年ほどが経った2005年の春のことだった。
 
仕事が辛い、胃が痛い。
疲れがとれない、目がかすむ。
あぁ時間が無いよ〜、海が、海が無いんだよ〜。
 
自然に触れたい、健康になりたい、自由になりたい。
なにが勝ち組だ、てやんでいっ!!
 
俺は、俺は…
 
俺は、ここにいるぞ〜っっっ!
 
(って、叫んでる場合じゃないんだが…)
 
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4年ぶりに戻ってきた本社は、えっ?こんなだったっけ?って戸惑うほどに上から下まで成果主義の雰囲気に満ち満ちていた。
売上げを伸ばし利益を出す、それがすべてじゃないけれど、それが出来なきゃ他の事を語る資格など無い。
 
それじゃあ結果を出してやる!とばかりに走ってきてはや一年。
思わず天に向かって叫んでしまうほど少々溜まり気味のとある春の日、港区は芝浦の本屋で買ったアウトドア雑誌の表紙にこんな見出しが躍っているのに俺は気が付いた。
 
●大特集 自転車でジンセイ、変わります
 
自転車でジンセイ変わるってどういうことよ?
(なんだか知らないが、ちょっとドキドキ・ワクワクするじゃねーか)
 
だったら…
 

「俺もジンセイ、少し変えてみたいと思っちょります〜!」

 
と、いうわけで、
「ジンセイを変える自転車物語」 静かに準備始めました。
 
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