2001年10月26日(金)
船越・綿積神社前護岸 20:30〜00:30
長潮、満潮19:06
綿積神社初めての場所でブッコミの挑戦である。
私が良く行く船越漁港の手前、引津湾に沿って右に曲がっていくと、突き当たりに小さな神社がある。
その近辺はきれいに護岸されており、投げ釣りにはもってこいの場所だなあと以前から思っていた。神社前の護岸
もっとも、釣りのポイントとしてはどうなんだろう。
この護岸から神社の裏に続く「船越岩場」という地磯はチヌやクロ(メジナ)の釣れる場所として紹介されているようだ。
3号磯竿2本と2号磯竿1本の、計3本にイワムシをつけてブン投げる。
最近、竿の破損で出費が続いたこともあって、中通しのオモリは8号と軽めにしてある。
潮の流れのきついところでは仕掛けが流されて多分釣りにならないと思うが、ここ引津湾では何の問題もなさそうだ。
竿立てに3本を置き竿にしてすぐのことだった。
浜島3号5.3mの竿先がググッと引き込まれた。
「オッ」と思う間もなく、次の瞬間竿立てを倒しながら竿が前に吹っ飛んだ。
ガラガラガタタン!
他の竿も音を立てて散らばる。
「何?何?ナニ?」
慌てて竿を掴み、立てる。
グングン!グググン!と3号磯竿をものともしない力強い引きが伝わってきた。
「やった!なんか大きめの魚だ!」
頭の中にはチヌとスズキしか思い浮かばない。
リールを巻く。
なんとか巻ける。
巻きながら竿先を見るとぐいぐい竿先が引っ張られている。
手元に伝わる重量感がなんともいえない。
過去に釣った3尾のチヌ以上の重量感だ。
なんだか、ブルンブルンと首を振っているような抵抗感があった。
「なんだろう?」
「ク〜ッ、やっと来てくれたか・・・」
うれしくてしょうがない。
小魚釣り師を自称しているとはいえ、こういう楽しみがあるからやっぱりブッコミはやめられない。
もうじき姿が拝めるぞ。と、なおもリールを巻き続ける。
見えた!
「ん?」にょろにょろしてる・・・。
ウナギだった。
見るからにアナゴではないし、この前釣ったハモほどの凶暴な顔でもない。
ウナギみたいだけど、自信が無い。
やけに胴が太いし、色も黒というより灰色気味だ。
長さは80cmくらいあった。
丁度神社の管理人のおじさんが見回りに来たので見てもらうと、
「ほ〜っ、立派なウナギだ!海のウナギはうまいよ」とのこと。
このおじさんはご親切にも一度自宅に戻って、スカリを持ってきて貸してくれた。
ウナギは生かして持って帰るのが鉄則らしいのである。
その後は17,8cmくらいのタイの子が4尾ほど掛かっただけでさしたる釣果も無く、エサも無くなったので終了とした。
■今日の釣果:ウナギ(78cm x 1尾)
ビデオ画像ですから写りが悪いですね
それにしてもウナギの引きには驚いた。
絶対チヌかスズキだと思ったんだけどなぁ。
ウナギは持ち帰ってすぐにさばき、翌日私の実家で蒲焼にしていただいた。
うなぎの蒲焼なんて初めて自分でやってみたけど、素材がいいので未熟な腕を充分カバーして大変おいしかった。
あんな肉厚の蒲焼なんて初めてだ。
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