2001年1月8日(月)
深江漁港 14:00〜18:00
大潮、干潮14:21
HR釣具の店員に、一を聞くと十くらい教えてくれる親切なお兄さんがいる。
ルアーが専門のようで、メバル釣りに関しても色々と教えてもらった。
その店員に「深江でメバルが釣れますよ」と聞いていたので、一昨日の昼間に下見に行ってみた。
なんせ、船越漁港以外の防波堤には一度も出向いたことのない私である。
いい加減、他の波止も開拓したいとは常々思っていたが、糸島半島の人気の漁港は釣り人も多く、初心者の私が一人で行くにはなんとなく敷居が高い。
また、そういう所は駐車料金(\300くらい)を取られる(らしい)ために、ますます足が遠ざかっていた。
釣りを始めて気付いたことだが、まあとにかくどこの釣り場も釣り人が捨てるゴミの多いことといったらない。
空き缶、ペットボトル、コンビニ弁当、釣り糸、仕掛け、タバコの吸殻、撒き餌の残り、ゴミじゃないけどおっさんの立ちション、etc。
これじゃあ、地元の漁業関係者はたまったもんじゃないだろう。駐車料金くらい取りたくなるのも当然という気がする。
駐車料金程度でごみの処理費用が賄える筈はないが、だからこそ駐車料金を徴収する漁港の人達がいかに釣り人を疎ましく思っているかが伺い知れるというものだ。
ほんの少しの想像力を働かせればわかることだと思う。
自分の仕事の場所であり、生活の場所でもある漁港に、他所からドカドカと人がやって来てゴミを捨てまくって帰っていく。
怒らないほうがおかしいということは、ほんの少しだけ相手の立場に立って物事を考えることができればわかるはずだ(怒)。
話を元に戻して深江漁港である。
糸島郡二丈町にいくつか点在する漁港の一つで、ロケーション的には糸島地区ではあるが糸島半島ではない。
糸島半島から西へ伸びる海岸線にある一つめの漁港だ。
3本の防波堤が延びていた。
そのうちの一番手前の防波堤には内向きに常夜灯が点在している。外向きは石積みだ。
この防波堤がHR釣具店の店員の言っていたメバルのポイントのはず。
内向きでも外向きでも狙えるらしい。
もっとも残りの2本の防波堤はすべてテトラと石積みで形成されており、常夜灯も無いことから夜釣りは無理と思われた。
下見に行ったこの時にも各防波堤には数人づつの釣り人がいたので、少し話を聞いてみた。
2本目の防波堤の先端付近で投げている人がいたので、「カレイですか?」と聞いてみると、「いや、チヌです」と少しはにかみながら教えてくれた。
「先週ここであっちの方向に投げて2枚釣れました。今日は3枚目を狙って来たんですけどねえ」
釣り場のおじさんにしては珍しく紳士然とした物腰の方である。
それほどのベテランではないようで、インターネットでここでチヌが釣れることを知り、先週初めて来たところが2枚も釣れてしまったということだった。
みんなインターネットを活用してるんだなー。
それよりも「チヌ」である。
波止釣りを始めてからは、やはりご多分に漏れず「いつかはチヌ!」と私も思っていた。
季節が暖かくなれば俺でもチヌが!と思っていた。こっそりと。
そのチヌが、私のような初心者でもそれほど敷居の高くない漁港の波止で釣れるという。
いや、恐らく行きつけの船越でも春が来ればのっこみチヌ狙いの釣り人が押しかけるのかもしれない。
私は昨年の晩秋から釣りを始めたので、そういう釣り人に出会わなかっただけのような気もする。
チヌ様はやはりこの前原近辺の波止にもいらっしゃったのだ!
初めて直接チヌを狙っている人、チヌを釣り上げた人に話を伺うことが出来て、少し興奮ぎみの私であった。
チヌもメバルも釣れるとなると、もう決まりだ。
車を停めるスペースもそこそこあるし、駐車料金をとっているようでもなかった。
私の自宅からは車で15分程だろうか、もしかしたら船越よりも近いかもしれない。
しばらくここに通ってみようと思った次第である。
そして今日、OS釣具店で初めてイワムシを購入し、深江に来た。
イワムシはチヌ狙いの投げ釣り紳士のご推薦。「チヌを釣るならイワムシです」と言っていた。
50gほどでなんと700円。アオムシ、オキアミから一段ステップアップした気分(ちょっと大げさか)。
2本目のテトラ・石積み混在防波堤の先端付近で、3号の磯竿に10号のオタフク型オモリを中通ししたものと、メーカー不詳の20号負荷の投げ竿に12号の同型オモリをつけたもの、2本を並べてみたが結果はバツだった。
ま、最初はこんなもんだろう。
何事も積み重ねである。
風が強く、潮も速かったのか仕掛けがかなり流された。
今度はオタフク型オモリをもう少し重いものに替えようと思う。
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