アメマスとブラウントラウト(ピンボケ)


2002年5月11日(土)千歳川支流紋別川(北海道)

 5月11日に友人の林君と永冶君そして僕の三人で
千歳川支流の紋別川に出掛けました。永冶君は山菜取
りが目的で釣りはしないため、実質は林君と僕との二
人で入渓しました。

 千歳林道をレンタカーで登っていく段階で、周りの
景色が本州とは大きく異なるのに気づき、北の大地に
来た実感を持ちました。
 まず、林道の傾斜が緩く、山頂方面に向かっている
感じがしません。これは道央の山岳の標高が低いため
だと思います。それから、本州ではおなじみのブナや
杉が見あたらず、代わりに白樺やモミの木が目に付き
ます。また、雪の影響だと思いますが、木の枝や草が
少なく、木々の幹も細いのです。
そのため、森の木の密度は薄く、結果として林道や川
は明るくて見通しが良好です。

 川も傾斜が緩いため、林道の奥まで入った流域にも
関わらず、穏やかな流れです。荒瀬や落ち込みが見あ
たらないため、川の変化に乏しく魚の着き場がわから
りません。
 水深も浅く水の流れも緩やかで、巨石や淵などもな
く、ポイントの選定に苦慮します。ただ、流芯でも30
cm程度の深さしか無く、しかも緩い流れなので、川の
中央を歩けば、どんどん川通しで遡行できてしまいま
す。川底が岩盤のナメになっている滑りやすい瀬でさ
え、流芯を苦労なく歩けてしまう状態は、岐阜県の渓
流では考えられず、ちょっとしたカルチャーショック
でした。
 こういった釣り場に慣れた道央の人が、本州の山岳
地帯の急流に入ったら、あまりの険しさに恐怖感を持
つだろうと勝手に推測します。

 朝の5時から釣りはじめましたが、一向にアタリが
出ません。延々と続く平瀬ではポイントが絞れず、川
が蛇行するカーブ付近が僅かに水深が深くなるので、
そうした所を重点的に攻めるのですが、全く無反応です。
餌は地元の釣具店で買ったイタドリ虫を使っていたの
ですが、途中で川虫(ヒラタなど)を採集して使って
も全くダメでした。
 林道には車がどんどん通るし、川岸には人の足跡が
無数にあります。相当の入渓者があるようです。
 仕方がないので下流域に移動することにしました。
恐らくこの川では渓魚の稚魚放流など行われていない
ようなので、魚影に関しては岐阜県の河川の方が数段
濃いと断言できます。
 好漁や大物を期待したい場合は、北海道でも奥地を
目指さないといけないでしょう。

 下流に移動して、しばらく釣り上がると、倒木が川
を堰き止めて形成した浅い淵がありました。そこでの
第一投で、いきなり目印が沈みました。
 竿を立てると、かなり強い引き込みでした。魚は川
の上下に暴れて、なかなか寄って来ません。その格闘
している様子を林君が見つけ、声援を送ってくれます
が、なかなかコントロールできません。
 足下まで寄せて、魚がブラウントラウトの尺物と視
認したところで、無情のハリス切れで泣きました。
しばし脱力しましたが、大物もいることがわかり、俄
然やる気がでました。
 それから20〜26cm程度のアメマスやブラウンが
ポツポツと釣れ、それなりに満足できる内容となりま
した。特にブラウントラウトは、このサイズでも激し
い抵抗をするので、パワーに圧倒されました。
釣果は二人で7〜8尾で、魚は全てリリースして来ま
した。

 川原でエゾシカの白骨体を見つけ、北の自然の厳し
さを感じました。熊やキタキツネなどが、この鹿の肉
を食べて、綺麗な白骨にしてしまったのでしょう。

 帰路に「サケの里」資料館に寄って職員の方に紋別
川の状況を聞いたのですが、雪の多い頃から入渓者が
あり、魚も減り続けているようです。北海道の規模で
あっても、都市部近郊の渓流は多くは望めないという
事でした。
 またいつか、北海道らしいサイズの魚を求めて、本
格的な渓流を目指したいものです。


紋別川の緩やかな流れとエゾシカの白骨体

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