ご覧のごっつい仕掛けとルアーでカジキ狙い!


98年5月15日(土) グアム島でのトローリング

 5月14日から17日までの4日間、中学校時代の同級生有志
14名でグアムに観光旅行へ行ってきました。
 基本的に渓流釣り以外の釣りはしない主義にしているのですが、
海外まで行って友人達に誘われると、やってみようかという気分
になりました。それに、子供の頃漠然とトローリングで馬鹿でか
いカジキを釣ってみたいと妄想していた時期もあって、一応夢を
実現することになるんだと一人感動していました。

 午後2時出発のクルーザーに乗船したのですが、係員曰く「今が
ベストシーズンで今朝も50キロのカジキがあがった」という言葉
に全員が俄然やるきを出していました。
 巨大なロッドとリールに、イカか魚か得体の知れない形状のルア
ーを使い、それを4本船尾から流す様子は豪快でした。
 海はバスクリンよりも更に青く空も広大で、渓谷から見上げる狭い
空とは別の感慨がありました。このクルーザーをチャーターした6人
はビールを飲んだり、ルアーを凝視したり気分は上々でした。

 ところが、いつまで待っても魚がヒットする様子はありません。段
々と無口になり、皆が腕組みをして船が作る波の切れ間を見つめてい
るだけです。
 渓流釣りなら、釣れないときは糸を細くしたり餌を変えたり、又は
場所移動と対策をするのですが、海ではキャプテンに全て任せるしか
ありません。何か受動的で面白くないと感じてきました。
 その思いは皆同じようで、苛立ちが船内に蔓延してきました。そん
な調子で無情にも4時間がたち、タイムアウト。英語しか話さなかっ
キャプテンが、「ゴメンナサイ」と日本語で頭を下げ、万事休す。

 「まあ、クルージングを楽しんだと思って我慢するしかないさ」と
慰め合い、帰路につきました。
 ちなみに料金は6人で1隻をチャーターし、4時間で一人当たり
100ドルでした。


いくら待ってもノーヒット。虚しい記念撮影。

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