９８年４月２５日（土）　飛騨川水系大坊谷

　３月に大坊谷へ来たときは猛吹雪で、静寂故に恐怖を感じた
が、４月下旬にもなると雪も完全に無くなり、明るい渓相に変
わっていた。
　しかし、本格シーズン到来のため釣り人もかなり多く、午後
３時に入渓していては、どうしても先行者が荒らした後になっ
てしまう。林道のあちこちに釣り人の車が止まっていて、苦戦
が予想された。

　瀬の流心脇や淵尻などにヒラタを流しても、全く反応がない。
かろうじて深みのある瀬の大石脇で１８センチのイワナをキャッ
チできた。仕掛けが０．３号ということもあるが、活性の高いイ
ワナは結構引き抜くのに苦労した。やりとりしている最中は２５
センチくらいあるかと感じたほどだ。
　その後はちびイワナが２匹釣れただけで、アマゴの顔は見れな
かった。前回はアマゴばかりだったが、人が入った後はどうもア
マゴは釣れてくれない。逆にアマゴの活性が高いときは、動きの
鈍いイワナは捕食できないようだ。なかなか両方を釣っていくの
は難しい。結局、キープできたのはイワナ１匹の貧果だった。

　やはり餌釣りは早朝に入渓するのが鉄則のようだ。

　そのまま夕暮れに小鳥ダムへルアーフィッシングへでかけたが、
普段の位置までバックウォーターが来ていなかったので、竿も出さ
ずに帰路についた。