９８年 ３月２９日（日）　木曽川水系付知川

　本当は今週は高根ダムへ大物狙いに行こうと予定していた
が、不覚にも仕事の都合で徹夜する羽目になり、近場の付知
川へ変更した。それで、いつもの付知峡入り口に向かった。

　徹夜明けの強行軍で渓に着いたのが午前６時。車の運転中
は眠くて仕方なかったが、いざ川にはいると集中力が出てき
た。
　水量は先週の大雨の影響で普段より１５センチくらいは水
位が高い。キンパクを餌に流れの緩やかな場所を攻めるが、
全くあたりがない。比較的新しい足跡も多く、相当人が入っ
ているようだ。
　淵のかけあがりで粘ったりしたが、どうも当たりが小さく、
餌を喰ってこない。

　午前９時くらいになって、陽が出てくる頃でも１匹も手に出
来ない。そろそろボウズを覚悟したが、仕掛けを０．２号まで
下げて、瀬の流心脇を丁寧に流すと、続けて１８センチほどの
アマゴが釣れた。まだサビは残っているものの、瀬で勢い良く
引いてくるようになったので、いよいよ盛期の気配を感じた。
結局午前１０時までの釣りで、４匹の天然物をキープした。

　４匹だけだったがシビアな付知川なので、こんなものだろう
と一人納得した。しかし、帰りの車の運転は苦痛だった。