９８年３月１４日（土）　益田川支流大坊本谷,付知川支流

　今回は瑞浪市の和田様にE-MAILでポイントを紹介して頂いた
ので、そちらに釣行することにした。
　そのポイントとは久々野町内にある益田川支流の大坊谷だ。
天候が猛吹雪という事もあり、林道は静寂の世界で入渓にはちょ
っとためらいを感じるような環境だった。なにしろ吹雪のため、
視界は１ｍ前後という状況なので、生命の危険さえ覚えた。

　しかし、見通しの悪い暗雲の世界でも、竿を出すと１投目から
アマゴが釣れ俄然やる気が出てきた。
　キンパクを落ち込みや石裏のタルミなどに投入すると、必ずと
言っていいほどアマゴが釣れてくる。サイズは川幅がせいぜい２ｍ
ほどしかないため、キープできるかどうか際どい大きさばかりだ
が、反応があるのは嬉しいものだ。私の経験上では気温が高いと
きの激しい雨や雪は魚の警戒心を解き、喰いが活発になるものだ
が、今回はそのパターンのようだった。
　ブッシュが多いのでどうしてもチョーチン仕掛けになるが、そ
れでも枝に糸が絡まり魚が宙に浮かんでしまうことがしばしばだ。
仕掛けも頻繁に交換するハメになるので、行かれる方は予備は多
めに用意された方がいいでしょう。
　午前１０時頃になると雪解けが混じりだしたので、増水が怖く
て、その時点で終了した。結局６匹のアマゴをキープした。遭難
の恐怖と闘いながらだったが、たくさんの天然アマゴの顔が見れ
てよかった。

　このような魅力的な渓を教えてくれた和田様、ありがとうござ
います。

　帰路に加子母村内の加子母川支流や、川上村内の川上川支流に
竿を出したが、あたりすらなく中断した。最後に以前から気になっ
ていた付知川の支流の一つに午後４時に入渓し、淵で粘ってアマゴ
１匹を追加した。やはり昼間の時間帯は渓魚は相手をしてくれない
ものだろうか？