２００３年４月２７日（日）　益田川支流有道谷,カジヤ谷

　今年の釣行は、早春の降雨による急激な気温低下の日になる
事が重なって、満足できる結果が出ていません。
　今回は、そんな状況を払拭しようと、弟と同行して高原川に
行こうと決めました。しかし、この週は雨が続いて河川は氾濫
状態です。
　本流域での釣りは無理と判断し、高原川の支流のうち、比較
的細流に入る事にしました。午前7時30分に現地に着きましたが、
気温は5度で一面濃霧に覆われ、しばらくは車内で待機しました。
霧が晴れるのを待って8時30分頃に入渓しました。
　水量は普段の倍くらいありましたが、川原に足の踏み場は確保
できるので、遡行は可能でした。但し、水勢が激しいので、落ち
込みや堰堤下などで水しぶきを浴び、びしょ濡れになりました。
　緩流帯に餌のキンパクを流し込みますが、一向にアタリの気配
がありません。２時間くらい粘りましたが、急に川の色が土砂
混じりの黄色に激変したので、身の危険を感じ撤収しました。
どうやら山頂の雪解け水が混じり、雪しろが入ったようです。

　早々に高原川を諦め、益田川方面に移動しました。
　久々野町の有道谷に入りましたが、林道は釣り人の車のオン
パレードで、駐車する隙もない状態でした。たまたま駐車して
いた車が発進するのを見かけたので、その後に入りました。
散々人が入った後の川に入りましたが、水量は多めですが釣り
には丁度いいくらいです。浅瀬には先行者が釣った魚の腹ワタ
が沈んでいて、そこそこ釣れた事が確認できました。
　アタリは微かに出るのですが、なかなか合せられません。
ハイプレッシャーになっているようです。針を４号に下げて、
浅瀬でアマゴの16cmをキャッチしました。しかし、後が続きま
せん。午後２時前に切り上げました。

　夕方に掲示板で連絡のあった小池さんと山ノ口川に入る
事を約束して待ち合わせ、午後3時30分頃支流のカジヤ谷に
入りました。この谷は同じく掲示板にて渓龍さんに教えて頂
いた所です。
　川幅は狭いのですが、増水して釣り頃になっていました。
落ち込みの下にキンパクを流し込みと明確なアタリで目印が
沈みます。合せると20cmのイワナが上がりました。丸々とした
いい魚体です。少し上流で23cmのイワナを追加し、薄暗くなっ
ってきた所で納竿としました。
　高原川まで遠征した分（片道3時間）が勿体無かったですが、
仕方ないです。上宝村の高原川は、標高が高い分、川のコンデ
ィションも微妙です。