２００２年４月７日（日）　飛騨川水系小坂川（小黒谷）

　乾燥した日々か続きましたが、前日に待望の雨が降り、魚の
活性も高いはず。そう思って小坂川に出掛けました。
　本当は上宝村の高原川まで行こうかとも思いましたが、かの地
は雪国なため、雪代や鉄砲水が恐くて諦めました。

　小坂川で午前５時半の気温は１０度。雨の影響で多少肌寒い状
況でした。水量は平常よりやや多い程度で、魚の付場が変わる程
の変化は無いようです｡
　餌はキンパクを使い、瀬を流しますが一向にアタリは出ません。
連日の釣り人によるプレッシャーで警戒心が強まっていると推測
し、針を６号から３号交換しました。雨で水温が下がった影響も
あるかと思い、淵や石裏を中心に餌を流すと、17ｃｍ前後のイワナ
やアマゴがポツポツと釣れだしました。
　しかし、雨後の好漁を期待しただけに、数もサイズも不満が残り
ます。そう思いながら、昼過ぎに瀬を探っていると、浅瀬で背ビレ
を出して悠然と泳いでいる巨大な魚を発見しました。ウグイもいる
水域だけに、最初はコイかと思いました。
　しかし、魚体の特徴は明らかにトラウト系です。大きさも40cmは
超えているようです。ニジマスかイワナだと思い、慎重に餌を鼻先
に送り込みますが、見向きもしません。20分くらいの間、それを繰
り返しましたが、結局深みに消えていってしましました。
　かなり落胆しましたが、巨大な魚の存在が確認できただけでも収
穫でした。最終的には、午後２時まで釣って、イワナとアマゴを計
５尾でした。