●山田洋次監督の「学校2」は必見の映画です
  (1997年1月発行の「家族新聞」第6号より)

▼永瀬正敏さんが好演

映画「学校2」(山田洋次監督)を見ました。
永瀬正敏さんが、先生役をさわやかに演じています。

5年前、私は、同じ山田洋次監督の映画「息子」に出演した永瀬さんに
お会いしてお話をする機会がありました。

共同作業でつくりあげる映画の制作現場が好きなこと、
「正敏、今のいい顔だったよ」とスタッフに声をかけられてうれしかったことなど、
映画によせる想いを静かに語ってくれました。

「方言のセリフ、たいへんだったでしょう?」と聞くと、
「イヤ、和久井さんの方がたいへんだったと思いますよ」と、
共演の和久井映見さんをほめるのです。

謙虚で落ち着いた雰囲気の人だなぁと思っていると、
急に、「これ、仮面ライダーみたいでしょ」と笑いながら、
ものすごく大きくてドハデなベルトを自慢げに見せてくれたりして、
茶目っ気もたっぷりでした。

「映画が好き」と語っていた永瀬さん。
「学校2」でもハッとするような存在感がありました。
「学校2」は必見の傑作です。(めい)

▼「学ぶことは大きな喜びであるはず」 山田洋次監督

私は、「学校2」を撮り終えたばかりの山田洋次監督にお話をうかがう機会をえました。

「学校が生徒にとっても、先生にとっても、つらく苦しいところになっている。
でも、 学ぶことも、教えることも、ともに大きな喜びであるはずでしょう 」

「学校に都合のよい生徒をつくるのが教育ではない。
教え導くのでなく、子どもによりそってやるのが教育ではないだろうか」

静かな口調の中にも、現在の子どもたちの置かれている状況に危機感を持ち、
なんとか自分の作品を通じて、少しでもよくなる方向に進んでくれればと願って
映画をつくる山田洋次監督の真摯な姿勢がにじみでていました。(そう)

※その後、山田洋次監督は、「学校」シリーズを、3、4と撮られていますが、
いずれも、すばらしい映画です。とくに、子育て中の方は、必見の映画です。



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