惚れ薬

「、、、、と、いうことさ。」

「ふむ、、、、。」

エステルがソニアに『あるイベント』を教えたのがそのおぞましい事件の始まりだった。

「つまり、、、こういうことか?。」

しばしの沈黙ののち、ソニアが口を開く。

「その『ばれんたいん』というのが、想い人との距離を縮めるのに必要不可欠、、と言うことになるのか?。」

その問にエステルは普段には決して見せないほどの真面目な顔で一言。

「うむ。」

と答えた。

「バレンタイン無くして恋愛は語れん、乙女にとってここでの敗北は『死』に等しい。」

ソニアの喉が『ごくっ』っと音をたてる。

「しかも、君はお城の中でそういうたぐいの事をまったくしていない!!。」

エステルの声も次第に大きくなる。

「しかし、、、、運のいいことに、明日がバレンタインだ、そこでえぇ!!。」

エステルの大きく振りあげた右手の小さな瓶がかちっと鳴った。

「そ、、、、、それは!?。」

半ば興奮気味のソニアがたずねると、エステルは不適な笑みを浮かべた。

「そう!!これこそ全国一千万婦女子の夢!!『リリムの秘薬』!!惚れ薬だあ!!。」

「おお〜〜〜〜〜!!。」

もはや手を付けられないほど二人は興奮している

「さあ、、、これをチョコに入れて、げっちゅあは〜とおぶさいじ、、、。」

「はいっ師匠、、、、。」

もはや意味不明である。

「あ、、、そうそう、ソニア。」

「なんじゃ?。」

「ひとつぶ、だよ。」

「わかっておる、あとは『ちょこ』に入れればよいのだろ。

しかし、、ソニアは小瓶の中の秘薬を全て入れてしまう。


Q・どうオチたでしょうか?

   

1・さいじ自分との闘いに勝つ(爆)

2・エステル大逃亡

3・咲雷大爆笑

4・ソニア猛反省

              

A・全部(爆)

と、このようにソニアとエステルは、本編でも、よくからみます。

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