RAINDROP MEMORIES



いつか平穏な時がくれば
僕も貴女に・・・・・

初めての出逢い
土砂降りの雨の中
濡れていたのは
金色の滝のような貴女の髪
琥珀のような貴女の瞳
悔やむ貴女の姿・・・・・

僕は見ていた
ずっと貴女を
いつも遠くで
そして いつも近くで

陽光に透ける金の髪
生命力溢れる琥珀色の
力強い光を放つ二つの瞳

だけどそれでも・・・・

僕は知ってる
貴女の強さの後ろにある危うい脆さ

それを一人で抱えようというの?
僕の力は、必要ないって、そういうことなの?

愛してる・・・・なんて
口にすれば嘘になりそうで・・・・・

いつか・・・・ いつか平穏な時がくれば
僕も貴女に・・・・・

・・・・・愛を
告げることが出来るだろうか・・・・・



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