HRCatp Data Managerは、HRCapt(DAソフト)で撮影した画像データを、CLIE上で閲覧したり、不要になった画像データをメモリー上から削除するためのアプリケーションです。また、HRCaptでのキャプチャー処理の設定もこのアプリケーションで行います。
起動
HRCapt Data Managerの起動は、通常のPalmアプリケーションと同じです。ランチャー画面でHRCaptDMをタップします。
使用方法……画像の操作
起動すると、メモリー上のHRCaptによるセーブ画像データをリストアップした画面を表示します。
画像リストから、操作対象の画像データ※を選びます(リスト上の目的のデータをタップする)。
選択したら、画面下部の「表示」「削除」が使えます。
- 「表示」は、選択したデータを実際に表示します。表示状態で、画面上の好きな場所をタップすると、リストの画面に戻ります。
※24 bitのBMP画像、あるいは16bitのHRCapt独自形式(本体メモリーに保存したものも含む)で保存された画像は、16bitカラーの表示ができる環境(Palm OS 4.0以降)でないと、正確な表示はできません。一応、表示はされますが、速度的な問題から、誤差拡散等のディザリング処理はしていません。そのため、色調が崩れる事がありますが、画像データ自体は正しく24 bit(あるいは16 bit)で保存されています。
- 「削除」は、選択したデータを削除します。リストから一時的に消すのではなく、本当にメモリー上から削除します。復活はできませんので、使用には注意してください。
「全削除」は、画像データを選んでいなくても使えます(選んでいても結果は同じです)。このボタンをタップすると、リスト上の全ての画像データを「削除」します。リストから一時的に消すのではなく、本当にメモリー上から削除します。復活はできませんので、使用には注意してください。
※画像データの選択、および表示は、ジョグダイヤルの回転(選択データの変更)とプッシュ(表示)で操作できます。
使用方法……リストアップ・保存先切り替え設定
リスト画面右上のポップアップリストで、リストアップする対象(本体メモリーかメモリースティックか)を切り替えられます。
なお、リストアップ対象を切り替えると、DAでキャプチャーする際の画像データの保存先も一緒に切り替わります。
WindowsのBMP形式で画像を保存する様に設定していても、本体メモリーに保存される場合は独自形式になるので注意してください。
切替時、上の様な警告が出ます。書かれている内容は、先に説明した内容とほとんど変わりません。切り替えのたびに警告がでるのが邪魔だという場合は、この警告画面で「警告オフ」をタップしてください。
再び警告を出すようにするには、Optionメニューの「切替時の警告オン」を実行してください。
使用方法……メモリースティックに保存する際の画像形式の設定
Optionメニューの「MS保存設定」を実行すると、メモリースティックに保存する際の画像形式を設定できます。設定は、以下の画面で行います。
※24 bitのBMP画像、あるいは16bitのHRCapt独自形式(本体メモリーに保存したものも含む)で保存された画像は、16bitカラーの表示ができる環境(Palm OS 4.0以降)でないと、正しい表示はできません。一応、表示はされますが、速度的な問題から、誤差拡散等のディザリング処理はしていません。
保存する際の画像形式はプッシュボタンで選択します。
- BSV…………HRCapt独自形式
- BMP…………WindowsのBMP画像形式。下表の様に、キャプチャー時のスクリーンモードにあわせた色深度形式のBMP画像を作成します。
キャプチャー時のスクリーンモード 作成されるBMPの色深度 1 bit(モノクロ2値) 1 bit 2 bit(モノクロ4階調) 8 bit 4 bit(モノクロ16階調) 8 bit 8 bit(16777216中256色) 8 bit 16 bit(RGB565) 24 bit※
- BMP 24Bit…………WindowsのBMP画像形式。キャプチャー時のスクリーンモードに関わらず、常に24 bit※形式のBMP画像ファイルを作成します。
使用方法……複数の外部メモリースロットがある環境で使う場合
Optionメニューの「MS選択」を実行すると、保存先(HRCapt DMでのプレビュー時のアクセス先も同様)を設定することができます。設定は、以下の画面で行います。
この画面を呼び出した時点で使用可能な外部メモリースロットの一覧が画面上に表示されます。すでに過去に選択したメモリーが使用可能な場合は、名前の先頭に●が付いています。
保存先として使用したいメモリーをタップすると、そのメモリーが選択されます(そのメモリー名の先頭に●が付き、選択状態であることを示します)。「OK」をタップするとメイン画面に戻ります。
- メモリーに名前(ラベル)が付いていない場合は「(名称未設定)」と表示されます。
- メモリーの区別は名前で行われますので、意図しないメモリーの方に画像が出力される、あるいはDMでプレビュー画像がリストアップされないという場合は、メモリー名を変更していないか、同名のメモリーが使用可能になっていないか等を確認してください。
- キャプチャー時、あるいはプレビュー画像のリストアップ時に、選択した名前のメモリーが使用可能になっていない場合は、適当にサーチし、見つかったメモリーを使用します。サーチ順を逆にしたい場合は、この画面の右上にあるチェックボックスにチェックを入れてください。
使用方法……遅延キャプチャーの設定
Optionメニューの「遅延設定」を実行すると、遅延キャプチャーの設定が行えます。設定は、以下の画面で行います。
設定項目は、中央のポップアップリスト1つです。このリストから、遅延時間(秒数)を選択し、「OK」をタップしてください。「なし(0秒)」を選ぶ事で、遅延キャプチャーがオフになります。
遅延時間として「撮影時に指定」を選ぶと、DAでキャプチャーする時にウインドウが出てきて、DA側で毎回遅延時間の指定ができます。
注意▼
- メモリースティックを保存先にした場合、画像データはメモリースティック上の特定ディレクトリに保存されます。メモリースティック上にこのディレクトリが存在しない場合は、キャプチャー時に自動的に作成されます。Data Managerで切り替えた時点ではまだ作成されませんが、気にせずキャプチャーしてください。
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